ホームページのお知らせが何年も前の日付で止まっていると、今も営業しているのか心配されそうで、最新の日付に直したくなることがあります。ただ、昔の休業案内やイベント告知の日付だけを変えると、今の案内として読まれてしまいます。

まず現在の事業情報を確かめ、古いお知らせが今も何の役に立つかで扱いを決めます。当時の記録として残すもの、終了したと分かる補足が必要なもの、現在の案内へつなぐものを分ければ、過去の出来事を新しく見せずにサイトを整えられます。

公開した日と、案内している出来事の日は違う

たとえば数年前の夏季休業のお知らせを、本文はそのままで今年の日付にすると、読者は今年の休業予定だと受け取るかもしれません。過去の展示会出展や営業所移転でも同じです。日付は一覧を新しく見せる飾りではなく、いつの情報かを判断する手がかりです。

Googleの公開日・更新日に関する説明では、ページの公開日や更新日と、そこに書かれたイベントの日付を区別しています。表示する際は「公開日」「更新日」などの意味が分かるようにし、何の時点を示しているかをそろえます。

また、Googleのコンテンツ自己評価の案内には、内容を実質的に変えず、新しく見せるために日付を変えていないかという観点があります。日付だけ直せば検索で有利になると考えて作業する理由にはなりません。

古いお知らせを、今の役割で分ける

ここでは、事業所向けの設備点検を行う架空の会社を例にします。サイトには、以前の夏季休業、営業所の移転、点検サービスの開始という三つのお知らせが残っています。同じ「古い記事」でも、整理のしかたは異なります。

残っているお知らせ 今の役割 整理の例
数年前の夏季休業 当時の休業期間の記録 対象年と終了した案内であることを明示し、現在の営業案内とは分ける
営業所の移転 会社の経緯を伝える記録 元の公開日と移転日を保ち、現在のアクセス案内へつなぐ
点検サービスの開始 開始当時の説明と、サービスを知る入口 現在の受付範囲を確認し、最新のサービス紹介へ案内する

残す記事には、その時点の情報であることが伝わる見出しや説明を付けます。終了した催しなら、本文を読まないと終了が分からない状態を避け、冒頭に終了した旨を追記する方法があります。新しい開催予定が決まっている場合は、過去の告知を書き換えるより、別のお知らせへ案内した方が時系列を追いやすくなります。

役割を終えた記事を非公開にすることも選択肢ですが、古いという理由だけで一括削除はしません。他のページから参照されていないか、会社の記録として残す必要がないかを確認し、削除や非公開にした後のリンクの扱いも含めて判断します。

今も使う情報は、お知らせ以外の案内を確かめる

移転のお知らせを残していても、会社概要や地図が以前の場所のままなら、来訪する人は迷います。点検サービスの開始記事があっても、現在の対応範囲を確認するページがなければ、今頼める仕事が分かりません。

お知らせは「そのとき何が変わったか」を伝え、会社案内やサービス紹介は「今どうなっているか」を伝える役割にできます。現在の案内を確認したうえで、古い記事から該当ページへ進めるようにします。昔の記事をすべて最新仕様へ書き直すのではなく、記録と現行情報の行き来を整える考え方です。

この確認をせずに「営業しております」という新しい記事だけを載せても、古い住所や受付条件は残ります。最新の記事の日付より、読者が今のサービスや連絡先を正しく確かめられることを優先します。

実際に変更した内容があるなら、追記や新しい記事で伝える

以前のお知らせへ現在の参照先を加えた場合は、元の公開日を残し、追記の内容と日付が分かるようにする方法があります。たとえば「現在の受付範囲はサービス案内をご覧ください」とリンクを加え、何を補ったかを示します。日付の表示方法はサイトによって異なるため、更新日の出し方を制作会社へ確認します。

一方、受付時間や対応範囲が新しく変わるなら、その変更自体を新しいお知らせにできます。何が変わり、いつから適用され、現在の詳しい案内をどこで読めるかを伝えます。過去の公開日を現在へ移すより、以前の状態と今回の変更を分けて残せます。

新しく知らせる事実がなければ、無理に休業日や挨拶の記事を作って埋める必要はありません。会社案内やサービス紹介を現行の内容にそろえ、必要な変更が起きたときに知らせる運用でも、情報の役割は果たせます。

トップページの一覧も、更新する内容に合わせる

トップに「最新情報」として古い三件を大きく置いているなら、その見せ方も検討します。お知らせの詳細を残したまま一覧の位置や量を調整し、今のサービス案内や相談先を先に見せる方法があります。会社の動きを読む場所が必要なら、過去のお知らせ一覧へ進める入口を残します。

日付を非表示にして古さだけを隠すより、各記事がいつの内容か分かる状態で、現在の案内を見つけやすくします。過去の記録として読めることと、今の営業について迷わないことを両立させるための配置です。

Bämの更新が止まったホームページの相談では、現行の案内と掲載内容の違い、管理先、必要な修正範囲を確認します。古いお知らせの一覧と現在の会社資料があれば、残す記録、補足する記事、先に直す案内を一緒に整理できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月21日。設備点検会社とお知らせの分類は説明用の仮例です。