
地域のお菓子や加工品を仕入れ、自店の通販でも届けたい。ECサイトの制作を考えるとき、製造元の商品資料はあっても、発送まで含めて何を制作会社へ渡せばよいか迷うことがあります。
この場合は、製造元が確認する食品の情報と、自店で決める販売・発送の条件を分け、一つの商品に対応させると準備を進めやすくなります。初期の商品登録を依頼する範囲だけでなく、販売を始めてから変更を受け取り、掲載を直すところまで相談しておきましょう。熊取町で地域食品のECサイトを制作する際の、資料と分担の考え方をご紹介します。
製造元の資料と、自店の発送条件を分ける
コネクト大阪の焼き菓子セットの販売ページでは、製造者として熊取町のパティスリー ル・プルニエ、発送元としてくまとりにぎわい観光協会を記し、セット内容と発送について案内しています。地域の食品を届ける際に、作るところと発送するところを分けて示している掲載例です。
自店のサイトでも、製造元の紹介文をそのまま商品ページにする前に、今回どのように販売して届けるかを確認します。食品そのものの内容が同じでも、別の通販で案内されている価格や発送日数が、自店からの販売にも当てはまるとは限りません。
ここからは、菓子の製造元から箱入りの焼菓子を仕入れ、自店から発送する架空のお店を例にします。製造元が用意した商品資料を受け取り、店で配送用の箱へ入れて送る設定です。
原材料、内容量、保存方法などの情報は、その商品について製造元が確認した資料を使います。一方、自店での価格、受付から発送までの目安、発送元や送料は、自店の販売方法に合わせて確認します。製造元の資料に販売条件も載っている場合は、今回の通販で使う内容を区別して伝えます。

制作会社へは、資料を一式渡すだけでなく、「食品の情報はこちら、当店からのお届けはこちら」と分かる形で示します。専用の大きな管理表を新しく作る必要はありません。現在使っている商品資料と発送案内に、どの商品へ使うかを添えるところから始められます。
一つの販売商品に、確認済みの情報を揃える
まず、通販で販売する箱を一つ選び、その箱に対応する資料と写真を集めます。同じ店の焼菓子でも、箱の大きさや中身が異なる場合は、どの資料が今回の商品に当たるかを製造元と確かめます。似た名前のセットの説明から、足りないところを補う方法は避けましょう。
例のお店なら、仕入れる焼菓子セットの商品資料、箱を開けた中身の写真、閉じた箱の写真を商品に対応させます。商品名が分かるファイル名にするなど、制作する方が写真と資料を結びつけられる程度の整理で構いません。撮影済みの写真を受け取る場合は、自店の通販で使える範囲も確認します。
次に、自店で実際に発送する状態を確かめます。菓子が入った化粧箱と、配送に使う外箱は役割が違います。商品紹介では届くセットの中身や包装を見せ、発送条件を決める際には外箱や梱包後の状態を確認します。商品写真に写る箱の印象だけで、送料を決める資料にはしないということです。
発送案内には、いつから数えた目安かが分かる言葉を使います。注文を受けたあとに発送するのか、入金確認後に準備するのかなど、自店の受け方に合わせます。製造元から仕入れてから発送する商品なら、その準備を含めて案内できる目安を確かめます。確定していない日数を、制作側だけで埋める必要はありません。
資料に食い違いがあったら、食品の情報は製造元へ、販売・発送条件は店内の担当へ確認します。確認待ちの箇所を示しておけば、そこを除いて構成や写真の整理を進められます。公開用の文章には、確認できた内容を反映します。
初期登録の見本を使って、変更時の分担を決める
登録をどこまで任せるかは、代表商品を一つ、実際の画面にしてもらうと相談しやすくなります。商品説明のどこへ製造元の情報を入れ、どこへ自店の発送案内を置くかが見えるためです。その見本をもとに、残りの商品も同じ構成で登録できるかを確かめます。
例のお店なら、初期の商品ページへの入力は制作会社へ依頼し、お店が製造元の資料と販売条件を照合する進め方が考えられます。自分たちで追加登録したい場合は、その見本を使って入力方法を教わります。「商品登録を任せる」という一言を、資料の準備、画面への入力、内容の確認に分けて話すと、依頼する作業が具体的になります。
公開後も、食品の情報が変わることと、自店の出荷予定が変わることでは、確認する相手が異なります。たとえば製造元からセット内容の変更連絡を受けたら、変更後の商品資料と写真を確認します。自店の休業で発送までの目安が変わる場合は、店内で期間と対象商品を決め、発送案内を直します。

このとき、店内で「変更連絡を受け取る方」と「サイトへ反映する方」を決めておくと、連絡を受けたまま掲載が古くなるのを防ぎやすくなります。同じ方が担当しても構いません。制作会社へ更新を依頼するなら、確認済みの変更内容を誰が渡し、いつまでに反映を頼むかを相談します。
以前の商品が店に残っている場合は、いつから変更後の内容で販売するかも確認します。製造元から新しい資料が届いた日と、自店で新しい商品へ切り替える日は、同じとは限りません。まず販売する内容を決め、その内容に写真や説明を合わせます。
初期登録の依頼に、公開後の変更作業も含まれるかは別に確かめましょう。自店で発送予定を直し、商品仕様の大きな変更は制作会社へ依頼するなど、実際に続けられる分担を選べます。担当名を決めるだけでなく、一度その見本で修正してみると、説明が必要な箇所も分かります。
公開前は、商品から発送案内まで続けて読む
登録が済んだら、箱入りの焼菓子を選ぶつもりで、商品ページから発送の案内へ進みます。中身や保存方法を確認でき、どこから、どのような目安で発送されるかが分かるかを見ます。商品の情報と発送条件を別々の方が確認していても、読む方には一つの買い物として伝わる必要があります。
お店では、表示された商品を今の仕入れ資料と照合し、発送案内を実際の出荷方法と照らします。制作会社には、商品に対応する配送設定や、購入時に表示される案内が一致するかを確認してもらいます。食品の情報が正しく入力されたことと、発送条件が購入画面へ反映されたことを、それぞれ確かめる段階です。
Bämの通販・ECサイト制作では、商品登録と、送料・発送元などの条件を整理して制作範囲をご案内しています。公開後の商品追加や変更も、必要な作業を確認して相談できます。
地域食品の通販を始める際に、製造元から受け取る資料と自店で用意する情報を整理したい方は、熊取町でホームページの制作・改善をご検討の方へのご案内をご覧ください。まず一商品を見本にして、登録と発送案内、公開後の更新をどこまで任せるか一緒に考えられます。
