ホームページを見直す時期は、「何年たったか」だけでは決まりません。新しい事業、採用、価格改定、展示会、繁忙期など、会社の予定から逆算して考えます。古い情報や動かないフォームはすぐ直し、ページ構成まで変える場合は、公開したい日の4〜6か月前から相談すると確認の時間を取りやすくなります。
この記事では、和歌山市の会社が事業の予定とホームページの見直し時期を一緒に考える方法を説明します。今のページを残す・直す・作り替え候補に分けたい方は、既存記事の古いホームページは作り直す?残す・直すを分ける相談前チェックをご利用ください。ここでは同じ仕分けをせず、「いつまでに何を見直すか」を社内予定へ入れることに絞ります。
見直し日は、事業の予定から決める
ホームページは、会社の案内を映す場所です。新商品を始めたのに旧商品しか載っていない、採用を始めたのに仕事内容が分からない、価格を変えたのに古い料金表が残っている。このような状態は、デザインの古さより先に直す必要があります。
最初に、今後一年の会社予定を書き出します。新年度、価格改定、採用開始、展示会、繁忙期、設備導入、移転、周年、商品発売などです。その日までにお客様や応募者へ何を知らせたいかを横に書くと、ホームページの更新期限が見えてきます。
Bämの通常制作は、相談から公開まで約3〜4か月が目安です。社内確認や撮影、既存データの調査が必要な場合もあるため、ページ構成から見直すなら公開希望日の4〜6か月前を相談の目安にします。これは一律の納期を保証するものではありません。公開日と必要な作業を確認して個別に予定を組みます。

急いで直すことと、計画して直すことを分ける
すべての修正を同じ時期に行う必要はありません。お客様へ誤った案内をしている箇所や、安全・動作に関わる問題は先に対応し、構成やデザインは事業予定に合わせて計画します。
| 対応の時期 | 主な状態 | 最初にすること |
|---|---|---|
| できるだけ早く | サイトが開かない、フォームが届かない、不審な表示、重大な誤情報 | 変更を重ねず、現在の状態を保存して管理者へ連絡 |
| 今月中を目安 | 終了した商品、古い価格・営業時間・採用条件、退職者情報 | 正しい情報と確認者を決めて部分修正 |
| 公開希望日の4〜6か月前 | 新事業、採用強化、複数ページの整理、更新方法の変更 | 必要なページ、撮影、原稿、移行範囲を相談 |
| 年1回以上 | 表面上は問題がない | 会社情報、主力商品、問い合わせ、スマホ表示、管理権限を定期点検 |
サイトが改ざんされた疑い、管理画面へ不審な通知、顧客情報に関わる問題がある場合は、通常のデザイン相談とは分けて緊急対応を検討します。画面の写真、発生時刻、気付いた人、直前に行った操作を記録し、パスワードや顧客情報を問い合わせフォームへ書かないでください。
五つの変化があったら、見直し表へ入れる
見直しのきっかけを「古く見える」だけにすると、必要な範囲が決まりません。会社で起きた変化を、次の五つに分けます。
- 事業の変化:新商品、新サービス、撤退、価格改定、対応地域、取引方法の変更。
- お客様の変化:法人向けを増やす、若い層へ知らせる、既存顧客の質問が変わったなど。
- 採用の変化:募集職種、勤務地、働き方、教育、選考方法、採用時期の変更。
- 売り方の変化:対面中心から予約・通販へ広げる、展示会後の案内を用意するなど。
- 管理の変化:担当者の異動、制作会社の変更、更新できない、契約者が分からないなど。
一つだけなら部分修正で足りる場合があります。複数の変化が重なり、トップページから各案内の順番まで合わなくなっている場合は、ページ構成を含めて見直す候補です。ただし、項目数だけで全面リニューアルを決めません。今の仕組みで安全に直せるか、残すべきURLや記事があるかを調べてから範囲を決めます。
修正・部分改修・全面改修を、目的で選ぶ
| 方法 | 向いている状態 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 内容の修正 | 直すページと内容が限られ、現在の管理画面で安全に更新できる | 正しい文章、写真、価格、掲載日 |
| 部分改修 | 重要ページやスマホ表示、問い合わせ部分など、まとまった範囲を直したい | 共通部分への影響、現在の仕組み、検証範囲 |
| 全面改修 | 事業内容とページ構成が大きくずれ、更新方法やデザインも見直したい | 残すURL、記事、画像、計測、契約、外部サービス |
部分改修が必ず安く、全面改修が必ず高いとは限りません。古い仕組みへ修正を重ねると調査や検証に時間がかかることがあります。反対に、現在の仕組みを活かして必要な箇所だけ直せる場合もあります。見積りでは、変更する画面だけでなく、影響を確認する範囲も聞きます。

スマートフォンでは、同じ情報が読めるか確認する
パソコンで問題なく見えても、スマートフォンでは文字が小さい、画像が切れる、ボタンが隠れることがあります。Googleはモバイル版の内容をインデックス登録に使うため、パソコン版にある重要な内容や画像がスマートフォンだけ欠けていないか確認するよう案内しています。
自社で確認するときは、トップページだけで終わらせません。主力サービス、料金、会社情報、採用、問い合わせの各ページを実機で開きます。電話番号を押せるか、フォームを最後まで送れるか、入力時に固定ボタンで項目が隠れないかも確かめます。送信テストには実在する顧客情報を使わず、社内で確認用の内容を決めます。
表示速度や操作への反応、画面のずれは、GoogleがCore Web Vitalsという利用者体験の指標で案内しています。ただし、一つの数値だけで全面改修を決めるものではありません。実際に使いにくい場所、事業上重要なページ、現在の原因を合わせて確認します。
和歌山市のDX方針を、自社の成果と混同しない
和歌山市スマートシティ推進プラットフォームは、先端技術の導入を通じて市民生活の利便性やまち全体の生産性を高めることを掲げ、市内事業者のDXも方向性の一つにしています。DXとは、デジタル技術を使って仕事やサービスの進め方を見直すことです。
この方針があるから、すべての会社がホームページを全面改修すべきという意味ではありません。また、市の取組から個別企業の成果を推測することもできません。和歌山市の事業者がデジタル情報を使い続ける背景として捉え、自社では「誰が更新するか」「お客様が何に使うか」「古い情報をいつ直すか」を具体的に決めます。
補助金や支援制度を前提に公開日を決める場合は、必ず現在の募集状況を公式ページで確認します。終了した制度を、今も使える制度としてホームページへ載せないよう、制度名と確認日を記録します。
会社の予定別に、必要な準備を変える
同じ「リニューアル」でも、会社の予定によって優先するページが違います。次は説明用の例で、実在する会社や成果を示すものではありません。
| 会社の予定 | 先に見直すページ | 集める材料 | 公開後の確認 |
|---|---|---|---|
| 新サービスの開始 | サービス説明、料金、よくある質問、問い合わせ | 対象、提供範囲、価格、開始日、対応担当 | 質問内容、問い合わせ受信 |
| 採用の開始 | 仕事内容、働く人、条件、選考、応募 | 現場取材、職場写真、募集条件、担当者 | 応募フォーム、掲載中の職種 |
| 展示会への出展 | トップ、製品・技術、資料請求、会社情報 | 展示品、相談例、対応範囲、名刺からの案内先 | QRやリンク、資料請求の受信 |
| 移転・店舗変更 | 住所、地図、営業時間、アクセス、会社情報 | 正式住所、営業開始日、写真、連絡先 | 旧住所の残り、地図、外部サービス |
| 価格・条件の改定 | 料金、商品、利用条件、FAQ | 新旧の適用日、対象、例外、確認者 | 古いPDF・画像・記事の残り |
例えば展示会では、会場で名刺を受け取った人が、後から会社名や製品名で検索することがあります。展示会直前にトップページの見た目だけ変えるより、展示品の説明、相談できる範囲、資料請求先が分かるかを先に確認します。採用なら、会社案内よりも仕事内容と条件の確定が先です。
移転や価格改定は、ホームページだけ直せば終わるとは限りません。Googleビジネスプロフィール、求人媒体、通販、予約サービス、PDF、SNSなど、同じ情報を載せている場所を一覧にします。更新日と担当を決め、古い情報が残っていないか公開後にも確認します。
公開日から逆算する予定表
全面またはまとまった改修を考える場合は、次の順番で予定を置きます。実際の期間はページ数、撮影、原稿、機能、現在の管理状態によって変わります。
| 公開希望日から | 主な作業 | 会社側で確認すること |
|---|---|---|
| 4〜6か月前 | 相談、現状調査、見積り | 公開理由、動かせない予定、現在のURLと管理状態 |
| 3〜4か月前 | ページ構成、取材、原稿 | 事実、掲載許可、社内確認者 |
| 2〜3か月前 | デザイン、WordPress制作 | 見た目より先に内容と操作を確認 |
| 1か月前 | 実際の画面で確認、修正、移行準備 | 全ページ、フォーム、スマホ、権限、計測 |
| 公開後 | 表示・送信・検索登録・計測の確認 | 古いページやURLの扱い、問い合わせ受信、更新担当 |
採用開始日や展示会など期限が動かせず、すべてを間に合わせられない場合は、先に必要な案内だけ公開し、残りを後から追加する方法も検討します。ただし、同じ内容の仮ページを増やしたり、未確認の情報を急いで載せたりはしません。公開範囲と後日対応する範囲を明記します。
全面改修を急がなくてよい場合もある
デザインが好みではないという理由だけで、すぐ全面改修する必要はありません。会社情報が正しく、主力サービスへ進め、スマートフォンでも読め、問い合わせが届き、管理者と更新方法が分かっているなら、先に小さな修正や内容追加で困りごとを減らせる場合があります。
また、社内で新事業の内容や価格が確定していない時に、ページ構成を急いで決めると手戻りが増えます。その場合は、公開日だけ先に決めるのではなく、事業上の決定日とホームページ制作の開始日を分けます。「11月に公開」だけでなく、「7月末までに商品名と価格を決定」「8月に取材と撮影」のように置きます。
一方、更新できない、管理者が分からない、複数の外部サービスとの接続が不明、スマートフォンで重要ページが使えないなど、仕組みと管理に問題が重なっている場合は、部分修正だけで安全に進められるか調査が必要です。見た目の好みと、事業を止める問題を同じ優先度で扱わないことが大切です。
三十分の定期点検を、年二回予定へ入れる
大きな変化がなくても、半年に一度を目安に三十分の確認日を置くと、古い情報をためにくくなります。繁忙期の直前ではなく、修正する時間を取れる月を選びます。確認回数は会社の変化に合わせて増減して構いません。
- 会社名、住所、電話、営業時間、代表者を確認する。
- 主力商品・サービス・価格・対応地域が現在と合うか確認する。
- 採用中の職種、募集終了、応募方法を確認する。
- スマートフォンで主なページと問い合わせを実際に使う。
- 管理者、更新担当、バックアップ、計測の確認日を記録する。
- お客様から最近増えた質問を一つだけ追加候補にする。
点検表には「問題なし」も残します。変更がない月や年に、無理に記事を増やす必要はありません。事実の変更、利用者の困りごと、会社の新しい予定が見つかった時に、更新や改修へつなげます。
見直し前に残しておくもの
変更前のホームページには、検索されているページ、外部からリンクされているURL、過去の記事、問い合わせの履歴など、残すべき情報があります。新しい見た目だけを考えず、現在の状態を保存します。
- 現在公開中の全URLと主なページ
- Search Consoleで表示される検索語とページ
- GA4などアクセス計測の設定と管理者
- 問い合わせ、予約、購入の受信・完了確認
- ドメイン、サーバー、WordPressの契約者と管理者
- 文章、写真、ロゴ、PDFの元データと掲載許可
- バックアップの場所と戻し方
- 予約、決済、メール、外部システムとの接続
URL変更の詳しい一覧を作る場合は、既存記事のホームページのリニューアル前にURL一覧をつくる方法へ分けて確認できます。公開後の担当と点検頻度は、公開予定の公開後に続けたいホームページの更新・保守で整理します。
相談時に渡す四つの記録
制作会社へ相談するときは、全ページの修正指示書を用意しなくて構いません。次の四つがあれば、調査する順番を決めやすくなります。
- 現在のURL:トップページと、特に困っているページ。
- 会社の予定:新事業、採用、展示会、移転、価格改定などの日付。
- 困っている画面:端末全体が分かる画面写真と、発生した操作。個人情報は写さない。
- 確認できる人:契約、商品、採用、システムについて誰へ聞けるか。
管理画面へ入れない、契約者が分からない場合も、その状態を記録して相談できます。分からない情報を推測で埋めたり、複数の設定を試して元の状態を分かりにくくしたりしないでください。調査に必要な権限と安全な受け渡し方法は、依頼先と決めます。
まとめ:会社の予定と問題の重さで時期を決める
ホームページは、年数だけで全面改修を決めません。誤情報や動かないフォームは早く直し、新事業、採用、展示会などに合わせたまとまった改修は、公開希望日から逆算して進めます。まず今後一年の会社予定を書き、誰へ何を伝えたいか、いつまでに必要かを並べてください。
Bämでは、部分修正で足りるか、ページ構成から見直すかも含めて相談できます。和歌山市のホームページ制作についてで制作内容や実績を確認できます。現在のホームページのURLと、一番困っていることが分かれば、無料相談から調査の進め方をご案内します。
参考資料
- 和歌山市スマートシティ推進プラットフォーム(2026年8月23日確認)
- Google検索セントラル「モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法」(2026年8月23日確認)
- Google検索セントラル「Core Web VitalsとGoogle検索の検索結果について」(2026年8月23日確認)
- IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」(2026年8月23日確認)