次の週末の営業を知らせたいのに、トップページ、店舗案内、お知らせを別々に直している。営業中に販売状況が変わると、普段ホームページを触る方が店にいない。そんな使いにくさがあるなら、リニューアルで更新する場所と分担を一緒に見直せます。

ポイントは、通常の営業時間を保ちながら、その週だけの変更を一か所から直せるようにすることです。次回の予定を決める方と、営業中の様子を知る方が、それぞれ必要な案内を更新できる画面を考えます。担当者を増やす前に、何をどこへ入力すれば来店する方へ届くかを整理しましょう。

通常の営業案内と、その週だけの変更を分ける

ここでは、土日に焼菓子を販売する架空のお店を例にします。店主が次の営業予定を決め、営業日は販売担当がお店に立ちます。普段の営業時間は変わらなくても、都合により日曜日だけ開店を遅らせたり、営業中に一部の商品が売り切れたりすることがあります。

日曜日の開店変更を知らせるたびに、店舗案内の通常営業時間を上書きすると、次の週に元へ戻す作業が必要です。通常の営業曜日・時間は共通の案内として残し、その近くに対象日付きの変更を載せる形が考えられます。来店する方は、普段の予定と自分が訪れる日の変更を一緒に確認できます。

販売状況も、何についての案内かを短く示します。例のお店でスコーンが売り切れても、ほかの焼菓子を販売しているなら、店舗全体を「販売終了」とする必要はありません。「本日分のスコーンは完売しました。ほかの焼菓子は引き続き販売しています」と、店頭でお伝えする範囲を文章にします。

来店案内の通常営業曜日と時間を残し、その下に対象日と開店変更や一部商品の完売を添える配置図
その週の変更を、通常の営業時間と並べて確認できます。

豊能町直売所「志野の里」の公式サイトでは、通常の曜日別営業時間に加えて、大型連休などに時間を変更する場合があることを案内しています。また、商品紹介には時季によって取り扱わない場合があると添えています。週末だけの営業ではありませんが、普段の案内と、そのときの条件を分けて伝える掲載例として参考になります。

週末の案内を一か所から直せる画面にする

現在のサイトで同じ営業変更を何度も書いているなら、制作会社には、入力した一件をトップページと来店案内の両方で使えるように相談します。来店する方がどちらから読んでも同じ変更を確認でき、店側は二つの文章を別々に管理する作業を減らせます。

例のお店なら、入力画面には対象日、短い見出し、案内文をそろえます。文章だけを入力する欄よりも、対象日を見ながら編集できる形にすると、先週の案内を今週のものと思って直すことを避けやすくなります。「本日」と書く場合にも、公開する画面では日付と一緒に読めるようにします。

対象日と見出しと本文を一か所で入力し、トップページと来店案内へ同じ対象日の情報を表示する関係図
共通に表示する範囲を、リニューアル時に相談します。

一か所から表示する仕組みを取り入れる際は、現在の更新画面やページ構成を確認して、どの欄を共通にするかを決めます。短い営業変更を載せるたびに画像を作り直している場合も、文字として入力できる場所を設ける案が候補になります。

通常の営業時間まで同じ欄に混ぜると、一日の変更のつもりで毎週の案内を変えてしまうことがあります。入力画面でも「通常の営業案内」と「対象日の変更」を区別し、販売担当が普段触るのは後者、と分かる構成にします。必ず新しい管理機能を増やす必要はなく、今の画面で欄の名前や配置を整えられるかも確認できます。

表示を終える方法も、制作の段階で決めます。対象日を過ぎたら目立つ案内から自動で外す仕組みを作るなら、いつまで表示するかと、お知らせ本文を残すかを相談します。手動で外すなら、次回の予定を準備する際に前回の表示を外す手順にします。自動・手動のどちらでも、古い「本日完売」が翌週の来店案内に残らないことが目的です。

開店前と営業中の仕事に合わせて分担する

次回の営業予定は、予定を決めた店主が用意します。店内で普段使っている営業メモがあるなら、それを更新元にして、確定した日付と案内を掲載します。ホームページのためだけに似た予定表をいくつも作るより、どのメモを見れば決まった内容が分かるかを共有するほうが続けやすくなります。

当日の完売などは、その場にいる販売担当が分かる情報です。掲載してよい内容を店主と決めておき、対象日の案内を自分で直せるなら、連絡してから別の方の操作を待つ場面を減らせます。営業時間の変更など店主の判断が必要なものは、内容が決まってから反映する流れにします。

分担を考える際には、誰が操作できるかだけでなく、営業中に使える端末も確かめます。販売担当がスマートフォンを使うなら、その画面で対象日を探し、短い文を直し、掲載結果を確認できるかを試します。毎回パソコンで配置を組み直す作業が残るなら、店頭で担当する範囲を小さくするか、入力方法を見直す判断につながります。

制作会社に日々の修正を依頼する場合は、営業する曜日に依頼を受けてもらえるか、いつ反映されるかも確認します。週末営業のお店では、当日伝えたい内容をどこまで自店で扱うかが大切です。お店で短い案内を直し、写真の入替えや大きな構成変更を依頼するなど、実際の対応時間に合わせて分担できます。

次の週末へ替えるところまで試して依頼する

打合せには、普段の営業案内と、最近実際に伝えた変更を一つずつ用意します。「更新を簡単にしたい」に加えて、「対象日付きの案内を一度入力すると、トップと来店案内に表示されるようにしたい。営業中の短い変更は販売担当がスマートフォンで直したい」と伝えると、必要な改修が具体的になります。

試作画面では、一日の開店変更を載せ、販売案内を直し、対象日が終わったあとに次の予定へ替えるところまで確かめます。通常の営業時間が保たれ、二つの掲載先が同じ内容になり、前回の案内が今週のものに見えなければ、週末の仕事に沿った更新の形ができています。

操作を説明する方がすべて直すのではなく、実際に担当する方が使ってみる時間も設けます。対象日を探しにくい、保存したあと何が変わったか分からない、といった迷いを制作中に伝えると、欄の名前や掲載結果への導線を調整できます。

Bämの保守・管理では、文章や写真の修正などを扱い、新しい機能や大きな変更は内容を確認して別途見積もります。豊能町のホームページ制作・改善では、現在の営業案内をもとに、最初に整える更新画面と、公開後にお店で行う作業・依頼する作業を合わせてご相談いただけます。

参考資料