外国語の集合案内を作った後、日本語ページと並べてみると、施設名の書き方が違ったり、地図だけが建物の別側を指していたりすることがあります。文章が自然でも、利用する方が同じ受付へ着けるとは限りません。

施設名、住所、地図の地点、入口写真を一組にして、各言語のページへ反映しましょう。そろえるのは文字の見た目だけではなく、案内を読んだ方が向かう場所です。

翻訳の前に、集合する地点を一つに決める

田尻町の観光ガイドマップの案内には、日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語の資料が用意されています。地域を知る資料に加え、観光事業者のページでは、利用する体験やサービスの集合地点まで具体的に伝えたいところです。

「港で集合」「施設前に集合」という原稿があれば、まず実際に案内する方へ、どの建物のどの入口かを確かめます。事務所の住所、体験を行う場所、集合する受付が違う場合は、集合案内に使う地点を決めます。広い施設の名前を訳すだけでは、現地で最後に向かう場所が残ってしまいます。

例えば、説明用に「青いひさしのある受付入口に集合する」という場面を考えます。この場合、施設全体の外観とあわせて、そのひさしと扉が見える写真を用意します。方角だけで案内するより、到着した方が目の前の景色と照らし合わせやすくなります。

施設名は、現地の看板とつながる表記にする

施設に公式の外国語名がある場合は、運営者の資料で綴りを確かめます。日本語のページ名をその場で訳した表現と、看板や既存資料で使われている表現が混ざらないよう、今回使う名前を決めます。

外国語の説明のそばに、日本語の施設名を添える方法もあります。意味を読むための外国語表記と、現地の看板を見つけるための日本語表記が一緒に分かります。長い名前を省略する場合も、最初に正式な名前を示してから、案内の中で使う短い呼び方を決めます。

日本語の案内と外国語の案内が、同じ受付入口の写真と地図の地点へつながる図
施設名の訳を比べるだけでなく、どの入口へ向かう案内かを比べます。

住所は原稿ごとに記憶で打ち直さず、確認した住所を使います。外国語では並び方が変わっても、町名、番地、建物などが同じ地点を指すかを見ます。地図リンクも実際に開き、施設の中心に着いた後、集合入口までどう進むか説明が必要なら補います。

公式の外国語名が確認できない場合は、現地表記を残したうえで、説明部分を翻訳する形を検討できます。独自に付けた訳名を公式名称のように扱う必要はありません。名前をどう読むかと、どこへ向かうかを分けて整理すると、案内文を作りやすくなります。

入口の写真と、待つ場所の説明を各言語で合わせる

先ほどの例なら、日本語で「青いひさしの受付入口」と書いた部分を、外国語版でも同じ入口として説明します。片方は扉の外、もう片方は中のカウンターを集合場所として案内していれば、翻訳が流暢でも内容の確認が必要です。

入口写真には、待つ位置が分かる短い説明を添えます。矢印を入れる場合は、扉、階段、受付のどこを指すかが明確なものにします。写真だけに頼らず、本文にも集合場所を書いておくと、画像が小さく見える場面でも確かめられます。

ページに施設名と現地表記、住所と地図リンク、入口写真と集合地点の説明をまとめる配置図
日本語の現地表記も添えると、看板と照らし合わせる手がかりになります。

言語によって全く違う写真を使うより、同じ場所を同じ方向から写した写真を共通で使う方が、内容を照合しやすくなります。日本語の案内だけ入口の写真を撮り直し、外国語版に以前の入口が残っていないかも見ます。

案内ページと、予約した方に送る文面を見比べる

ホームページに集合案内を載せ、予約した方へも場所を伝えている場合は、その文面も並べます。ページでは受付を案内しているのに、以前から使う文面には事務所の住所が残っていることがあります。翻訳する原文を決める際に、同じ集合先へ直します。

個別に集合場所を決めるサービスなら、共通ページには「集合場所は予約後の案内で確認する」など、実際の案内方法を書きます。すべての利用者を同じ地点へ集める前提で作らず、そのサービスで確定した場所を伝えられる構成にします。

見直しの最後には、各言語のページから地図を開き、入口写真と集合説明を順に確認します。現地を知る方が場所の一致を、言語を確認できる方が説明の意味を見ます。「この案内なら、どこで待つだろう」と読んでみると、単語の比較では見つけにくい違いに気付けます。

制作相談には、現在の案内と入口写真を用意する

依頼する際は、集合する地点を示した地図、看板と入口の写真、今使っている各言語の文章を見せます。名称をそろえるだけで足りるのか、写真や地図リンク、案内を載せる位置も直すのかを具体的に決められます。

Bämのホームページ制作では、資料をもとに構成と原稿を整理します。多言語の集合案内を見直したい方は、田尻町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。実際の集合地点と今のページを比べ、翻訳する文章と画面で直す箇所をまとめて相談できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月15日。