商品の受取予約をホームページで受けられると、来店前に注文内容を伺えます。ただ、予約カレンダーを付けるだけでは、商品の準備や店頭での受け渡しに合わないこともあります。リニューアルの際は、商品を用意できる数量と、受け渡せる時間帯を分けて考えましょう。

そのうえで、お客様の希望を受けてお店が確定する方法か、あらかじめ設定した条件の範囲で予約を確定する方法かを選びます。お客様の選びやすさと、営業中にお店で行う確認の両方から比べることが大切です。

商品を用意できる数と、受け渡せる時間を分ける

ここでは、焼菓子ギフトを店頭でお渡しする架空の菓子店を例にします。お客様は商品と箱数、受取希望日と時間帯を選びます。お店では焼菓子をそろえて箱詰めし、来店時に注文内容を確認して渡します。

このとき、準備する箱数と、受け取るお客様の件数は異なります。一件の注文で複数箱を用意する場合もあるためです。一日の準備量は箱数で、同じ時間帯に来店する組数は受取件数で考えると、必要な制限が見えてきます。

焼菓子ギフトの準備は箱数、店頭の受渡しは時間帯ごとの件数として別々に確認する図
一件で複数箱を受け取る場合もあるため、別々に考えます。

箱詰めに余裕があっても、レジが混み合う時間に受取が集中することがあります。反対に、受渡しの時間が空いていても、その日に準備できる箱数を超えることがあります。予約機能を比べるときは、どちらの条件を設定できるかを確認します。

Squareの店舗受取設定の案内には、準備時間、受取可能な時間帯、同時に受ける店舗受取の制限などを考慮する仕組みが説明されています。機能を選ぶ際も、カレンダーの有無だけでなく、準備と受渡しの条件をどこまで扱えるかを見る手掛かりになります。

まず自店で決めるのは、予約対象の商品、用意できる数量、注文を受ける締切、受取可能な時間です。普段の製造と接客を続けながら対応できる範囲を、担当する方と相談しておきます。細かな時間枠が不要なら、午前・午後など実際の受渡しに合う幅から考えられます。

受取希望を確認する方式と、その場で確定する方式を比べる

店頭や電話での注文も多く、その日の準備状況を見てから返答したい場合は、希望を受けてお店が確定する方式が候補です。商品と箱数、希望日時をまとめて受け取り、用意できるかを確認して連絡します。

この方式では、商品案内の近くに「ご希望を確認し、受取日時をご連絡します」と流れを示します。送信直後も希望を受け付けたことを伝え、お店からの確定連絡に商品・箱数・受取日時をまとめます。返答の目安は、営業中に実際に確認できる時間に合わせて案内します。

一方、予約用の商品数を確保でき、受取枠も事前に設定できるなら、その範囲で予約を確定する方式を検討できます。お客様は選べる商品と日時を確認して進み、確定した内容をその場で見返せます。お店には、残数や枠を実際の受付状況に合わせて保つ仕事が必要です。

希望を受けて店が確認し日時を確定する方法と、商品数と受取枠を事前設定して選べる範囲で確定する方法を比較する図
毎回の返答と、残数・枠の更新を比べて選びます。

どちらが合うかは、毎回返答する作業と、商品数・枠を更新する作業のどちらを日々続けやすいかで比べます。希望を受けるだけなら必ず手間が減るわけではなく、自動で確定する場合も準備条件の設定が必要です。普段使う端末で担当者が操作し、確認しやすい方を選びましょう。

営業中の注文を一件たどって、機能を選ぶ

候補の仕組みでは、焼菓子ギフトを複数箱、同じ時間に受け取る注文を試します。商品を選んで箱数を変えたとき、準備可能な数量がどう変わるかを見ます。次に受取時間を選び、その時間帯の枠がどう扱われるかを確かめます。販売を発生させない確認環境で、制作会社と一緒に試せます。

一つの「予約数」という設定で箱数と来店件数の両方を表そうとせず、何を数えている欄かを確認します。商品数の制限ができても、同じ時間帯への集中を調整できない場合は、受取時間の選び方を変える必要があるかもしれません。少量の受付から始める方法も含めて考えます。

電話で予約が入った場面も一度試しましょう。ウェブ分と同じ準備数を使うなら、電話注文を反映する操作が必要です。ウェブ用の数量を別に確保するなら、その分け方で日々の包装作業が進められるかを確かめます。既存の注文記録を活かせる方法から相談できます。

お客様へ見せる案内も確認します。希望を送った段階なのか、商品と日時が確定した段階なのかが、画面と連絡でそろっているかを見ます。予約の確定と、当日の受渡し準備が整ったことを知らせる連絡は、それぞれ店で行う流れに合わせます。

商品案内と受取枠をそろえてリニューアルする

島本町広瀬の菓子店イル・リーヴルの公式サイトでは、商品の案内とともに、設備の入替に伴う休業や祝日の営業変更を掲載しています。自店に受取予約を設ける場合も、こうした営業変更をお知らせへ書くだけでなく、選べる受取日に反映することが必要です。

リニューアルの打ち合わせには、予約対象の商品写真と内容、箱数の扱い、準備に必要な日数、受取可能な日時を持ち寄ります。現在の電話注文で確認していることも添えると、画面だけで選べる条件と、店が返答する条件を整理できます。

商品ページの文章を整え、既存の予約サービスへつなぐだけで対応できる場合もあります。商品数と受取枠を一緒に扱う機能が必要なら、その設定・連携・更新方法まで制作範囲に含めます。今入っている予約を引き続き確認できるよう、切替日と既存予約の扱いも決めて進めます。

Bämでは、今の案内やお手元の資料から、ホームページに必要な構成と原稿を整理しています。受取予約を見直したい方は、島本町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。商品の準備と店頭での受渡しを一件ずつたどり、営業中に使いやすい受付方法と制作範囲を考えます。

参考資料