参加してみたい講座を見つけ、予約画面で日時を選ぼうとしたところで、お店への行き方が気になった。店舗案内へ移ったら、どのページから予約していたか分からなくなった。店舗サイトのリニューアルでは、こうした途中の行き来も見直したいところです。

アクセス情報は、予約後に道を調べるためだけのものではありません。入口まで無理なく行けるか、予定に間に合うかを考える材料にもなります。予約の手前で必要な条件を確認でき、詳しい案内から元の講座やサービスへ戻れる構成を考えてみましょう。

日時を選ぶ前に、来店できるかを確認する

ここでは、店内で刺繍のワークショップを開く架空の手芸店を例にします。会場は建物の二階で、入口までは階段を使います。現在のサイトでは、講座紹介から外部の予約画面へ直接進めますが、入口の写真と車で来る場合の案内は店舗紹介の下のほうにあり、講座にかかる時間も別のお知らせに載っています。

講座を選んだ方は、作品や参加費には納得していても、自分が会場へ行けるかをまだ確かめていません。階段を使うことが申込み後に初めて分かる構成では、参加を判断する情報が遅れて届きます。講座の紹介にも「会場は二階です。入口までは階段をご利用いただきます」と添え、入口写真のある案内へつなげます。

時間も同じです。希望する開始時刻に加え、講座がどのくらい続くかが分かれば、その後の予定を考えられます。案内するのはお店が確認した所要時間の目安で、電車やバスを含めた到着時刻を一律に約束するものではありません。来店の経路と店内で過ごす時間を、予約前にそれぞれ確かめられるようにします。

四條畷市は、四条畷駅東側道路のアクセス経路変更を案内しています。こうした周辺の変更もあるため、以前作った道順をそのまま残すのではなく、自店へ向かう経路に関係するかを確認します。市の案内を個々のお店への道順に置き換えず、店舗側で確かめた情報を掲載することが基本です。

予約の手前に短い案内と戻り道を置く

例のお店では、講座紹介の予約ボタンの手前に、会場、階段を使うこと、講座の所要時間を短くまとめます。その下に「入口の写真・来店方法を見る」というリンクを置きます。長い道順をすべてコピーするのではなく、予約前の判断に必要な要点と詳しい案内先を示す形です。

講座紹介で会場と所要時間を読み、アクセスの入口写真と来店方法を確認し元の講座へ戻って日時を選ぶ流れ
詳しい案内を読んだあとも、選んでいた講座から予約へ進めます。

詳しいアクセス案内では、入口の写真、公共交通機関で来る場合、車で来る場合を見つけやすくします。車で向かう方がどこを目指せばよいかなど、自店で確認できた案内を掲載します。初めての方が建物に着いてから迷いやすいなら、建物全体の写真に加えて、階段へ進む場所が分かる写真を添えられます。

読み終えたあとに、元の講座へ戻れることも大切です。アクセスを開いても元の講座ページが残るようにする方法や、講座ページ内で必要なアクセス情報を開いて読める方法があります。講座をいくつも開いている方が別の予約へ進まないよう、戻った先で講座名を確かめられる構成にします。

外部の予約サービスを使っている場合は、その画面に説明やリンクを加えられるかを先に確認します。変更できる範囲が限られるなら、自店の講座紹介に来店条件をまとめてから「開催日時を選ぶ」へ進めます。外部画面へ入ったあとでサイト内の説明を探し直してもらうより、移動する前に読める配置から検討できます。

予約画面から直接入ってくる方もいるなら、その画面に会場の要点や来店案内へのリンクを載せられるか相談します。自店のページだけを整えても、別の入口から来る方には届かない場合があります。使っている予約サービスの掲載項目と、普段お客様へ案内するリンクを合わせて確認しましょう。

共通のアクセスと講座ごとの時間を分ける

複数の講座ページに、入口写真や長い道順をそれぞれ貼り付けていると、変更時に一部だけ古いまま残りやすくなります。リニューアルでは、何をどこで更新するかも決めます。

お店の入口、所在地、来店手段は、共通のアクセス案内へまとめられます。一方、講座の開始時刻と所要時間は、その講座の内容です。店舗の営業時間と講座の開催時間が異なる場合も、講座を選ぶ場所で分かるようにします。共通にする範囲を決めると、案内を減らしすぎずに重複を整理できます。

共通アクセスには所在地・入口写真・公共交通と車の案内、講座ごとの案内には開催日時・所要時間・会場の要点と予約先を載せる図
入口などの重要な要点は、予約前に読む場所にも残します。

予約ボタンの近くには「二階・階段利用」のような重要な要点を残します。詳しいアクセスにまとめたからといって、参加判断に必要な情報まで奥へ移す必要はありません。その要約を手入力するなら、入口の条件が変わった際に直す箇所として記録します。共通情報を各ページへ表示する仕組みがある場合は、どの項目を共有できるかを確認します。

例のお店が入口写真を撮り直すときは、共通アクセスの写真を差し替え、各講座から同じ案内が開くことを確かめます。講座時間だけを変えるときは、講座紹介と予約サービス側の時間表示をそろえます。アクセスと講座の予定を一緒の画像にまとめてしまうと、小さな変更でも画像全体の作り直しになるため、別々に更新できる配置が候補になります。

共通化には、リンク先を一つにそろえる方法も、同じ登録情報から複数ページへ表示する方法もあります。後者には更新画面などの変更が必要になることがあります。自店の講座数や更新頻度に合わせて、どこまで仕組みを用意するかを決めます。

今の予約からたどり、改修範囲を決める

制作会社との打合せには、講座紹介、アクセス案内、予約画面のURLを用意します。「予約しにくい」という相談に加えて、「日時を選ぶ前に階段の入口と講座時間を確認できるようにしたい。アクセスを読んだあとも元の講座へ戻れるようにしたい」と伝えると、見直す場面が具体的になります。

入口や道順の事実はお店で確認し、現在の写真と変更点を渡します。制作会社へは、要点を置く場所、詳しい案内へのリンク、戻り先、共通に更新する項目の整理を相談します。撮影も依頼する場合は、入口や経路の撮影が見積りに含まれるかを確かめます。

画面ができたら、スマートフォンで講座を一つ選びます。予約へ進む前に会場と所要時間を見つけ、入口写真を開き、同じ講座へ戻って日時を選ぶところまでたどります。外部サービスへ移る場合も、講座名や会場が切り替わっていないかを確認します。

入力を始めたあとにアクセス案内を開く使い方も試します。戻ったときに選んだ日時や入力内容が失われるなら、先に案内を読める位置へ移すなど、使っている仕組みに合う改善を考えます。確認のために実際の予約を成立させる必要がある場合は、店舗側で試験方法を決めてから行います。

Bämでは、資料やお話をもとに原稿とページ構成を整えます。今あるアクセス案内と予約のつながりを見直したい方は、四條畷市のホームページ制作・改善をご覧ください。使っている予約方法を確かめながら、来店を判断する情報と、迷わず予約へ進める配置を一緒に整理します。

参考資料