営業時間の案内を直し、古くなった写真を替え、来月の展示のお知らせも載せたい。小さな更新がいくつかあるとき、月三時間の保守でどこまで頼めるのかは、件数だけでは判断しにくいものです。

依頼をまとめるには、直したい内容に加えて、いつから載せるか、文章や写真が用意できているか、先に済ませたいのはどれかを共有します。三時間を自分で細かく配分するより、今月の候補を示して必要な作業を確認すると、実行する組合せを決めやすくなります。

三時間は、更新一件ずつの回数制限ではない

Bämの保守・管理では、文章や写真の差し替え、お知らせの追加など、複数の小さな更新を月三時間まで承ります。作業時間は内容によって変わり、未使用時間は翌月へ繰り越しません。新しいページや機能、大きなデザイン変更などは別途見積りです。

そのため、「写真一枚なら何分」「お知らせは月何本」と、どのサイトにも共通する件数へ置き換えることはできません。同じ写真の差し替えでも、使う写真が決まっているか、表示枠に合わせた調整が必要かで作業が変わります。

まず依頼候補を出し、用意できるものを添えて、時間内に収まるかを確認します。依頼する側が作業時間を正確に見積もる必要はありません。

ある月の依頼を、三つの内容で考える

ここでは、家具ショールームの架空の例を使います。翌月から平日の営業時間が変わり、店内写真が古くなっています。また、既存のお知らせ欄で週末の展示案内を出したいとします。次は依頼を整理する例であり、この三件が必ず三時間で完了するという見積りではありません。

  • 営業時間の変更:変更開始日と新しい時間を伝える。アクセスページのほか、同じ営業時間が載っている場所も確認してほしいと添える。
  • 店内写真の差し替え:使用する新しい写真を選び、現在のどの写真と入れ替えるかを示す。写っている展示の名称や説明も変えるなら、修正内容を一緒に渡す。
  • 展示のお知らせ:開催日、場所、参加条件が確定した原稿と使用画像を渡す。いつから案内を出したいか、終了後に目立つ案内を外す必要があるかも伝える。

このように分けると、営業時間と写真は既存ページの修正、お知らせは既存の投稿欄への追加という違いが見えます。展示専用のページや申込機能を新しく作る依頼なら、同じ展示の案内でも相談する範囲が変わります。

なお、サイトの営業時間を直しただけで、地図サービスや印刷物まで更新されるわけではありません。ほかにも変更が必要な媒体があれば、自社で直すものと別途依頼するものを分けておきます。

素材がそろう日と、公開したい日を分けて伝える

三つの依頼をまとめても、すべての準備が同じ日に終わるとは限りません。営業時間は確定している一方、展示案内は担当者の確認待ち、写真は翌週撮影ということもあります。

その場合は、未確定のものを完成済みとして渡さず、今の状態を書きます。「営業時間は確定、店内写真は選定済み、展示原稿は来週確定予定」と分かれば、先に進められる作業と、素材を待つ作業を相談できます。まとめて依頼することは、すべてがそろうまで何も連絡しないことではありません。

公開希望日には理由も添えます。営業時間は変更日に間に合わせたい、展示案内は配布物に載せるURLを使う前に公開したい、写真は急がない、と伝えると順番が明確になります。希望した日に必ず作業できると決めず、素材を渡す日も含めて予定を確認します。

後から別の写真や原稿が届く場合は、どれが最終版かを知らせます。メールの添付と共有フォルダに違う版があると、確認の往復が増えます。分かりやすいファイル名と短い説明があれば十分で、立派な指示書を作る必要はありません。

収まらないときは、期限と影響から順番を決める

作業の確認後、今月の残り時間ではすべてに対応できないと分かったら、何を先に行うかを選びます。架空のショールームなら、来店に影響する営業時間と、開催日が決まっている展示案内を優先し、現在の店内と大きく食い違わない写真は翌月に回す案が考えられます。

ただし、写真にすでに扱っていない展示が写り、現在も見られるように案内しているなら、その修正の優先度は上がります。「文章は先、写真は後」と種類だけで固定せず、そのまま残したときに来訪者が何を誤解するかで判断します。

翌月へ回すのは依頼する仕事であって、今月の未使用時間を持ち越すことではありません。また、月内に必要な作業をすべて済ませたい場合は、追加対応の内容と費用を確認してから進めます。残り時間だけに合わせて、必要な案内を不完全なまま公開しないことも大切です。

反対に、時間が余りそうだからといって、目的のない書き換えを増やす必要はありません。連絡先や利用条件など、現在の事実とのずれがないかを見て、直す必要があるものを次の相談候補にします。

最初の連絡では、候補と優先順位が分かればよい

ショールームの例なら、次のような依頼文にできます。

今月は営業時間の変更、店内写真の差し替え、展示のお知らせ追加を相談したいです。営業時間は翌月の営業開始までに反映したく、新しい時間は添付に記載しました。写真は選定済みで、お知らせ原稿は来週確定します。まず営業時間と展示案内を優先し、写真は時間内に収まるか確認してから決めたいです。対象ページと素材をお送りしますので、作業範囲と予定をご案内ください。

この連絡にページのURLを添えれば、どの場所へ何を反映するかを確認できます。文章を一から考える必要がある、写真を選ぶところから相談したい、といった部分はそのまま伝えます。準備済みの差し替えと、内容を作る相談を分けることで、必要な仕事が見えやすくなります。

更新後は、依頼した箇所を実際のページで見て、日時、写真の組合せ、リンク先などが意図どおりかを確認します。今月見送った内容も残しておけば、翌月に同じ説明を最初からやり直さずに相談できます。

月三時間を上手に使うために必要なのは、修正を細切れに数えることより、今月変わる情報と急ぐ理由をそろえることです。Bämへご相談の際も、まず直したい内容をまとめてお知らせください。実際の画面と素材を基に、対応する範囲を確認します。

参考資料