観光の途中に歩いて立ち寄る方と、車で来店する方では、最初に知りたい場所が違います。徒歩ならお店の入口、車なら利用できる駐車場所です。ホームページに一つの地図を置いている場合も、それぞれの行き先が分かる案内を添えると、来店前の確認がしやすくなります。
駐車場がお店から離れているなら、車で到着した後の徒歩案内も必要です。地図のボタン、使える区画、利用時間、駐車後の道順をひと続きに整理し、文章の追加で対応できる部分と、ページの構成や機能を直す部分を分けて考えます。
徒歩の入口と、車で向かう場所を分ける
箕面市の交通アクセスの紹介には、箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅からの鉄道アクセスや幹線道路が掲載されています。地域への交通案内を確認できても、個々のお店で使う入口や駐車区画は、お店のページで補いたい情報です。
ここからは、観光で訪れた方も立ち寄る箕面市の雑貨店N05の架空例です。お店は11〜17時に営業し、通常の来店予約は不要。徒歩の入口をW05、離れた契約駐車場をP05とします。店前は歩いて通る通路で、車を案内しない設定です。
現在のホームページには「徒歩でお越しの方」「車でお越しの方」という二つのボタンがありますが、どちらもお店W05の地図を開いているとします。ボタンの名前だけを分けても、車で来る方が駐車場へ向かえる案内にはなっていません。
この例では、徒歩の案内はW05の外観・入口へ、車の案内はP05の利用条件と車両出入口C05へつなぎます。地図上の駐車場の中央ではなく、車で入る場所が分かるかも確認します。案内先を選ぶ際は、地図サービスの表示と、お店が確認した実際の入口を照合します。
車の案内にP05を載せることと、お店の所在地をP05へ変更することは別です。会社情報や店舗紹介の住所はお店のまま保ち、駐車場の名称・場所・利用条件を別の項目として持たせます。二つの場所に同じ「当店はこちら」という説明を付けないようにします。

六つの区画があっても、お店の駐車台数は二台
P05には1番から6番までの区画がありますが、N05が契約しているのは4番と5番の二つだけとします。ほかの区画は別の利用者の場所です。駐車場全体の写真に六つの区画が写っていても、お店の案内には「契約駐車場2台・4番と5番」と記載します。
写真には、駐車場の入口と、4番・5番がどこにあるかを対応させます。入口から見た順番が分かる簡単な図と現地写真を用意し、区画番号やお店の表示が変更されていないか確認します。番号が写らない写真だけで「このあたりへ」と案内するより、使う場所を選びやすくなります。
利用条件は、N05でのお買い物中に限り無料、11〜17時、予約なしという設定です。観光に出かけている間の駐車には利用できません。「無料駐車場あり」だけで終えず、「お買い物中は4番・5番をご利用いただけます。観光中の駐車はご遠慮ください」と、使える場面を先に伝えます。
車の大きさに制限がある場合は、管理者が定めた条件を確認して載せます。写真の見た目から「大きな車も大丈夫」と判断したり、駐車場全体の空きをお店の空きとして表示したりしないようにします。今回の例でも、台数だけからどの車種でも利用可能とは案内しません。

駐車した後も、入口までの案内を続ける
N05では、P05に停めた後、歩行者出口E05から確認済みの公道を通り、約120m先のW05へ歩く設定です。車の入口C05と、駐車後に歩いて出るE05を、写真や概略図で分けて示します。車を停めた地点を、来店案内の終わりにしない形です。
車の案内の中にも「駐車後、お店まで歩く」という節を置きます。お客様に一度ページの先頭へ戻って「徒歩でお越しの方」を探してもらうより、今の場所から次の区間を読めます。E05の写真、最初の曲がり角、W05の入口を、歩く順番で並べます。
約120mという距離は、店主が実際の案内経路を確認した値という例です。地図上で近そうに見える他の敷地を横切る道順にはしません。距離を短く見せることより、初めての方が同じ道をたどれることを優先し、曲がる場所と写真の向きを合わせます。
また、W05の入口には高さ約15cmの段差が二段あるとします。駐車場からの距離が短いことと、段差なく入れることは別の情報です。段差の写真と説明を徒歩・車の両方の案内から読めるようにし、気になる方が事前にお店へ相談できる連絡先を添えます。
この例では無段差の別入口を確認していないため、「裏から入れます」「スタッフが必ず介助します」といった案内は足しません。実際の店舗では、店主が対応できる範囲を確かめて説明します。徒歩時間も一律に約束せず、距離や坂・段差など、来店を判断するための条件を伝えます。
満車のお知らせで、徒歩の来店まで止めない
4番と5番が使われていて、1番が空いていたとします。N05で使える駐車区画は埋まっているため、お店の駐車案内としては満車です。空いて見える1番へ案内することはできません。
一方、お店が営業していれば、徒歩での来店は受け付けています。ホームページの「営業中」を、駐車場の満車に連動して「受付終了」へ変える必要はありません。「契約駐車場の4番・5番は現在利用中です。店舗は営業しています」と、駐車と営業を分けて伝えます。
ただし、空きの状況を担当者が続けて確認できない場合は、時点の分からない「空きあり」を常時表示しない方が適切です。基本の案内として二台・予約なし・空きを保証しないことを掲載し、状況を知らせる運用を始めるなら、確認した時刻と表示を見直す担当を決めます。
満車の場合は、出発前なら来店時間や移動手段を変えることも選べます。周辺の一般駐車場を利用する場合は、その管理者が公表する料金や利用時間を確認していただく案内にします。N05との提携や割引はない設定なので、近くにあるというだけでお店の駐車場として紹介しません。
現地で空きを待つ場所を用意していないなら、そのことも車の案内に添えます。別のお店の区画や店前の通路へ一時的に停めるよう促さず、事前に読める場所へ利用条件を置きます。電話で聞かれた場合も、ホームページと同じ区画・条件を答えられるようにします。

来店条件表を、ページの項目に対応させる
徒歩と車の案内を作る前に、N05の条件を一枚にまとめます。地図や写真を作る担当が想像で補わなくて済むよう、どこへ案内するか、何が利用できるか、誰が確認したかを揃えます。
| 項目 | N05の来店条件表・記入例 |
|---|---|
| 徒歩入口 | 店舗のW05。店前通路は徒歩で案内する。高さ約15cmの段差二段を写真と文章で伝える。 |
| 駐車場所 | 離れたP05の4番・5番、二台のみ。車で向かうのは車両出入口C05。店舗の所在地とは別に掲載する。 |
| 利用条件 | 11〜17時、N05でのお買い物中のみ無料、予約なし。観光中の駐車不可。車両条件は管理者へ確認する。 |
| 経路 | 駐車後は歩行者出口E05から、公道の確認済み経路でW05へ約120m。入口の段差も両方の案内から確認できる。 |
| 代替案 | 満車時も徒歩の来店は可能。出発前なら時間・移動手段を検討。一般駐車場は管理者の条件を確認し、提携・割引があると案内しない。 |
| 変更するページ | 店舗紹介、アクセス内の徒歩案内・車の案内、駐車後の徒歩案内、地図ボタン。入口写真と区画図も対応させる。 |
| 必要な機能 | 徒歩・車それぞれの説明へ進むリンク。店舗と駐車場を別々に更新する欄。満車表示を使うなら営業状態と分ける。 |
| 更新担当 | 店主が契約区画・利用条件・経路を確認。掲載担当が写真・図・リンクへ反映し、初めて来る方の順番で確認する。 |
店舗紹介の下にすべてを詰め込む必要はありません。冒頭に「徒歩の入口を見る」「車での来店条件を見る」を置き、それぞれの節へ進めます。車の節では、使える区画と利用条件を示した後に「P05の車両入口を地図で見る」を置くと、場所だけを見て条件を読み落とすことを減らせます。
駐車後のE05からW05への案内には、専用の見出しと直接開けるリンクを用意できます。お店から事前に送る案内にも、そのリンクを使えば、駐車した方が必要な区間をすぐに開けます。地図を開けない場合にも、駐車場名・区画番号・入口の説明が本文に残る形にします。
来店方法を表示するだけなら、移動手段を入力させるフォームは必須ではありません。既存の予約や問い合わせで来店方法を伺う場合も、車を選んだだけで駐車区画を予約できたと見せないようにします。駐車予約まで受け付けたい場合は、空き枠の管理を含む別の要件として相談します。
地図の修正と、案内の構成変更を分けて相談する
二つのボタンが同じ地図を開く状態なら、行き先の修正と、近くに置く説明の追加から始められます。駐車場の区画や店舗情報をいろいろな場所へ手入力している場合は、更新する欄やページの構成も見直す候補です。
| 相談する作業 | N05の改修依頼例 |
|---|---|
| 文章・リンク | 徒歩はW05、車はP05の条件からC05へ案内。二台・4番5番・利用中のみ無料を明記し、同じ地図へ進むボタンを修正する。 |
| 写真・図 | W05、C05、区画4番5番、E05から店舗への徒歩経路を現地確認。使える場所と歩く順番が分かる素材を作る。 |
| 構成・更新欄 | 店舗所在地、駐車区画、利用条件、駐車後の徒歩案内を分ける。営業と満車の状態を別に扱えるか確認する。 |
| 検収 | 徒歩・車・駐車後の三場面で画面を開く。使えない区画を選ばないか、満車でも徒歩案内と営業情報が残るかを試す。 |
依頼時には、現在のページ、各ボタンの行き先、現地写真、使える区画と利用条件の確認メモを用意します。「駐車場が分かりにくい」という相談に加え、「車のボタンがお店の入口へ進んでいる」「六区画のうち使える二つが伝わらない」と示すと、直す範囲を決めやすくなります。
Bämのホームページ保守・管理では、文章や写真、PDF、リンクなどの更新を扱っています。新しいページや機能、大きなデザイン変更、現地撮影は別の作業として確認するため、案内文を整える範囲と、構成・素材から作り直す範囲を分けて相談できます。
公開前は、その場所を知らない方に徒歩の入口と車の行き先をページ上で選んでもらい、同じ場所を選んでしまわないかを確かめます。現地でも案内をたどり、E05からW05までの曲がり角、区画番号、段差の説明を照合します。地図が開くことだけを、来店案内の完成条件にしない形です。
駐車区画の契約が変わったときは、番号の文章だけでなく図と現地写真を直します。車両入口が変わるならC05の地図リンク、歩く出口が変わるならE05からの案内も見直します。変更の対象を分けておけば、お店の所在地や営業まで一緒に変えてしまう行き違いを減らせます。
現在の地図や写真をどこまで直すか迷われたら、箕面市のホームページ制作・改善のご案内からご相談いただけます。徒歩で来る方、車で来る方、駐車を終えた方がそれぞれ必要な案内を見つけられるよう、来店条件表をもとに画面と更新方法を整理します。
参考資料
- 箕面市「交通アクセス」:地域への鉄道・道路アクセスの紹介を確認。更新日2025年6月10日、確認日2026年9月9日。
- Bäm「ホームページ保守・管理」:小規模な更新と、ページ・機能追加や撮影の区分を確認。確認日2026年9月9日。