道路沿いの看板は見えたけれど、車を入れる場所が分からない。駐車場に着いてからも、どの建物が売場なのか迷ってしまう。直売所のアクセスページでは、住所と地図に加えて、到着する前後の案内が役立ちます。
道路から見える目印、車の進入口、駐車場所、売場の入口を、それぞれ分けて確かめましょう。施設の場所を知らせる写真と、実際に入る場所が分かる写真を組み合わせると、初めて来る方にも伝わる案内になります。
道路の目印と、車が入る場所を分けて確かめる
河南町の道の駅かなんの施設紹介は、国道309号沿いの施設として、農産物を販売する農村活性化センターと駐車場などを紹介しています。また、アクセスページには道路からの案内に加え、表札や看板の写真が掲載されています。
自店の案内を考える際も、遠くから施設を見つける目印と、敷地へ入る場所を別々に確認します。看板が道路際にあっても、そのすぐ横から車が入れるとは限りません。入口が建物の側面にある、看板から少し離れているといった位置関係を、現地の写真と照らし合わせます。
ここでは、道路際に看板があり、車の進入口は少し離れた位置にある架空の直売所を例にします。敷地内に駐車区画があり、売場の扉はその奥にある設定です。実在する道の駅の進入経路ではなく、案内に必要な情報を整理する例として見てください。
この店で看板だけを大きく写すと、「この看板を目指す」ことは伝わりますが、どこから入るかまでは分かりません。看板と進入口が同じ画面に入る写真を用意するか、看板の写真に続けて進入口を写すと、二つの場所の関係を補えます。
写真を撮るときは、安全に立てる敷地内などから、入口の両端や道路との境目が見える角度を選びます。車道に立ったり、運転しながら撮ったりする必要はありません。入口に停まっている車や植栽で肝心な場所が隠れていないかも確かめます。
地図の目的地と入口写真を対応させる
周辺地図は、どの道路沿いに施設があるかを知るために使えます。一方、地図の印が敷地や建物の中央に置かれている場合、それだけでは車の入口を示せません。地図を開くリンクの近くに、「車の入口はこちらの写真をご確認ください」と案内を添える方法があります。

例の直売所なら、略図に道路、看板、車の進入口、駐車区画、売場を描きます。近隣の建物をすべて細かく描くより、この五つの関係が分かる形から始められます。道路と敷地の境界を見せ、看板に向けた矢印を車の進入経路として描かないようにします。
入口写真には、略図と同じ呼び方で「車の進入口」と添えます。売場の扉も「入口」とだけ書くと区別しにくいため、こちらは「売場入口」とします。地図、写真、短い説明で名称をそろえると、どこを探しているかが分かります。
道路から曲がる方向を案内する場合は、どちらから来る方への説明かを明記し、現在の交通規制や現地の状況と照合します。写真を見ただけで右折できると判断したり、見つけやすさのために未確認の経路を描いたりせず、店が案内できる道順を制作会社へ渡します。
スマートフォンで地図を開く前に、施設名と住所、入口の写真が見つかる構成にしておくと、出発前にも確かめられます。到着後に案内を読み直す場合も、看板だけの写真と車の入口の写真を見分けられることが大切です。
駐車してから売場へ進む案内を添える
車で入る場所が分かったら、次はどこへ停めるかです。来店用の駐車区画と、荷物を運び入れる作業場所などが近い場合は、お客様が利用する場所を略図で示します。駐車できる範囲は、管理している方に確認した内容を載せます。
例の直売所では、車の経路を駐車区画まで描き、そこから売場の扉へ歩く経路を別の線で示します。売場まで一本の太い矢印を伸ばすと、車で扉の前まで進む案内に見えることがあるためです。線の色を変える場合も、「車」「徒歩」の文字を添えると意味が伝わります。

最後に、駐車場所から見た売場入口の写真を置きます。店名や扉、売場の一部が一緒に分かる写真なら、到着した方が現地と見比べられます。野菜の接写や建物の屋根だけでは、どの扉へ向かえばよいかが伝わりにくいことがあります。
駐車場所から売場までに段差や舗装の変わる箇所があるなら、実際の状態が分かる写真や説明を添えられます。「どなたでも楽に来店できます」と一言でまとめるより、入口までの状況を見て判断できる材料を用意します。
施設全体の利用時間と売場の営業時間が異なる場合は、売場を利用する方へ必要な時間を明記します。駐車場の案内のすぐ下に売場の営業時間をまとめれば、車を停められる時間と買い物できる時間をそれぞれ確認できます。自店の営業カレンダーがある場合は、そこへつなげます。
現地の写真と略図を制作会社へ渡す
制作の相談には、今のアクセスページ、道路からの目印、車の進入口、駐車場所から見た売場入口の写真を用意します。地図に手書きで位置を記したメモでも、最初の資料として使えます。「看板は見つかるのに車の入口で迷われる」と、よく聞かれる地点を添えると、必要な写真を絞れます。
写真のファイルには、「道路からの目印」「車の進入口」「駐車場から見た売場」のように役割が分かる名前を付けます。撮影した向きが違う写真を並べる場合は、どちらを向いたものかも伝えます。制作会社が写真の見た目だけで位置関係を推測せずに済みます。
図は、現地の確認内容を整理してから描き起こしてもらいます。敷地の形を整えすぎて入口の位置が変わったり、図の矢印が駐車区画を通り越したりしていないかを見ます。写真に付けた名称と、図の表示も照合します。
仕上がったページは、初めて来る方のつもりで、目印、車の入口、駐車、売場の順に読みます。現地で確認するときは、車を安全な場所に停めてから画面を見比べます。広い範囲の道路案内を増やすより、到着間際の一か所が分かる写真を補うだけで、説明を整えられる場合もあります。
Bämでは、お話と資料をもとに、原稿とページ構成を整理してホームページを制作します。直売所の入口案内を写真や図で整えたい方は、河南町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。現地で確かめた入口と駐車場所をもとに、来店する方が順番に理解できる見せ方を考えます。
参考資料
- 道の駅かなん:アクセス(道路案内と目印の写真を置く構成)
- 道の駅かなん:施設紹介(売場・駐車場の紹介)
- Bäm:コーポレートサイト制作
資料確認日:2026年9月14日