物流会社のホームページで、保管・配送・流通加工をそれぞれ紹介していても、「一部だけ頼めるのか」「保管した荷物を店舗別に分けて送ってもらえるのか」が伝わっていないことがあります。サービス名を知っている方でも、自社の荷物に必要な組み合わせを判断するには、もう一段具体的な説明が欲しいところです。
制作前には、業務ごとの説明と、複数の業務を組み合わせる相談の入口を一緒に考えます。保管と配送の違いを示したうえで、両方を頼みたい方が同じ説明を二度入力せずに済む構成にします。
茨木市で物流会社のホームページ制作を担当されている方へ、物流サービス構成表の記入例から、必要な原稿、写真、相談フォームの範囲を整理します。
倉庫の場所に加えて、荷物にできることを伝える
茨木市の彩都の概要では、研究開発や産業集積を進めるまちづくりとともに、中部地区で大規模物流施設が操業していることが紹介されています。2025年9月12日更新の案内です。
彩都周辺の施設や交通の利便性が知られていても、それだけで個々の会社に頼める仕事は決まりません。荷物を預ける場所を探している方と、既存の倉庫から店舗へ運ぶ方法を探している方では、確認したい条件が異なります。
自社の所在地や施設写真には、そこで扱う荷物、保管する方法、入出庫の単位、配送を手配する範囲を添えます。地域にある大規模施設を自社の拠点として紹介したり、高速道路に近いことから全国の翌日配送まで約束したりせず、自社の現在の体制を説明します。
制作会社へ施設の写真を渡すときも、「この写真で保管する場所を見せたい」「こちらは出庫前の作業を説明したい」と役割を分けます。倉庫全景だけでサービス全体を表そうとするより、依頼したい業務を選べる原稿と組み合わせるほうが、相談前の判断に役立ちます。
保管・配送・付帯作業を、頼みたいことから見せる
入口の言葉は、会社の部門名より、お客様が依頼したい内容へ寄せます。「荷物を預けたい」「今ある場所から運びたい」「保管から出荷まで相談したい」と示すと、自社の状況を当てはめやすくなります。業務の名称は、その先の詳しい説明でも確認できるようにします。
保管の案内では、荷物の種類、荷姿、数量、希望期間、入庫・出庫の方法を説明します。配送の案内では、引取場所と届け先、荷物の大きさ・重さ、希望日、受渡しの条件を説明します。同じ「数量」でも、保管する全量と、一回に運ぶ量を分けて尋ねます。
付帯作業には、何に何をする仕事かを添えます。「ラベル貼り」にも、外箱へ配送先を示すラベルを貼る作業と、箱を開けて商品一つずつに値札を貼る作業があります。呼び方だけで同じ条件とせず、対象、単位、見本、作業後の荷姿まで確認する流れを伝えます。
また、自社で行う作業と協力会社へ確認する業務を分けます。保管から配送まで相談できる会社でも、全工程を自社の人員と車両で行うとは限りません。お客様には一つの窓口で相談できることと、対応条件は業務ごとに確かめることを、両方示します。
一件の相談で、保管する全量と出庫する量を分ける
ここからは、茨木市の物流会社L02の架空例です。L02は紙製品の保管、箱単位の出庫、外箱へのラベル貼付を自社で行い、配送は協力する運送会社の条件を確認して提案します。保管だけの相談と、保管を利用しない配送の相談も受けています。
相談するのは、ノートを販売する会社のご担当者です。同じ品番のノートが一箱24冊入りで100箱あり、まず一か月保管したいと希望されています。今回の出庫希望は、5店舗へ各4箱の計20箱。入庫後にほかの入出庫がなければ、この出庫後に残るのは80箱です。
希望する付帯作業は、出庫する20箱の外側へ店舗別ラベルを一枚ずつ貼ることです。箱は開けず、中の商品に値札を貼る作業は含めていません。保管100箱、今回の出庫20箱、外箱ラベル20枚を別々に記すと、営業・倉庫・配送の担当が同じ相談を確認できます。

この段階では、空きスペース、作業日、運送条件、費用は確認前です。ホームページでは「100箱まで確実に受入れ可能」と読める事例にはせず、どんな情報を揃えて相談するかの例として見せます。数字は会社の受入上限や料金表の代わりにはなりません。
「保管から配送まで一括対応」とだけ書くより、「保管中の荷物から指定の箱数を出庫し、店舗別の外箱ラベルを貼って、配送条件を確認します」と説明すると、依頼できる組み合わせが具体的になります。個別商品への作業が必要な方には、その内容を別途相談する入口を残します。
物流サービス構成表を、制作前の打ち合わせに使う
次の表は、L02がホームページの構成を相談するときの記入例です。荷物の条件、必要な業務、確認する資料、相談窓口を一件にまとめています。詳細な顧客名や店舗住所を公開するための表ではなく、どの情報をページとフォームに置くか決める材料です。
| 構成表の項目 | L02の記入例 |
|---|---|
| 荷物の条件 | 同品番のノート、一箱24冊入り、100箱。冷蔵・冷凍を要しない紙製品。箱の寸法・重量、保管環境の指定は資料で確認する。 |
| 必要業務 | 一か月の保管を希望。今回5店舗へ各4箱、合計20箱を出庫。出庫する外箱に店舗別ラベルを各一枚貼り、配送を相談する。開梱と商品への値札貼りは含めない。 |
| 確認資料 | 荷姿と寸法・重量の資料、入出庫の希望予定、店舗別の箱数、外箱ラベルの見本。初回は資料の有無と概要を伺い、詳しい送付方法を案内する。 |
| 相談窓口 | 法人相談窓口が一件として受け、営業担当が回答をまとめる。倉庫担当に保管と作業、配送担当に運送条件を確認する。 |
| 掲載する場所 | 保管・配送の詳細にそれぞれの条件、付帯作業の説明に外箱ラベルの例、共通の相談案内に組み合わせて相談できることを載せる。 |
| 公開前の確認 | 保管100箱と出庫20箱が別欄で伝わること、複数業務の選択が確認画面と受付メールに残ること、受託確定の表示にならないことを確かめる。 |
荷物の種類が分かっていても、箱の寸法や重量が未確認なら、その項目は確認中のままにします。制作担当が一般的なノート箱の大きさで埋めると、写真や受付文が実際の条件と離れてしまいます。分からない項目と、確認できるご担当者を記しておくほうが、相談を進めやすくなります。
お客様の取引先一覧や出庫指示書を、そのままホームページ制作の材料にする必要はありません。構成の相談には、必要な項目名と公開できる例を渡します。実際の配送先や連絡先は、物流業務の確認に必要な範囲で、定めた担当者へ共有する扱いにします。
サービスの説明は分け、組み合わせ相談をつなぐ
L02のホームページでは、トップページに三つの用件を短く置き、それぞれ保管・配送・組み合わせ相談へ進めます。詳しい条件を十分に説明できるなら、保管と配送は別ページにします。付帯作業は最初から独立したページにせず、作業の種類と説明量に合わせて、関連するサービス内の節から始める方法もあります。
保管のページには「配送をお客様側で手配する場合も、入出庫方法を伺います」と案内します。配送のページには「当社での保管を利用しない場合も、引取場所と届け先からご相談いただけます」と添えます。すべての方へ保管と配送をセットで選ばせない構成です。
一方、組み合わせて依頼したい方には、「保管と出荷をまとめて相談する」というリンクを両方のページから示します。保管と配送へ別々のフォームを送るよう求めず、希望する業務を複数選び、一件の概要を書ける共通の入口へつなぎます。

ここでいう「組み合わせ」は、料金が自動で合算される商品セットではありません。保管する量、出庫頻度、ラベルの対象、配送先が互いの条件に関係するため、確認後に作業範囲と費用を提案する相談です。チェックを付けた時点で予約が成立する表示にはしません。
写真は、保管する場所、箱単位で出庫する状態、外箱のラベルの三つを分けて準備します。商品を箱から出して値札を貼る写真を、外箱ラベルだけの説明へ使うと、含まれる作業を広く見せてしまいます。写真を選ぶ担当にも、構成表の「開梱を含めない」という条件を共有します。
フォームの選択内容を、受付後まで残す
共通フォームでは、連絡先と荷物の概要を聞き、希望する業務を「保管」「配送」「付帯作業」から複数選べるようにします。まだ組み合わせが分からない方は、困っていることを文章で伝えられる案内を用意します。保管の用語を知らないと送れないフォームにはしません。
L02の例なら、保管数量100箱、今回出庫する数量20箱、届け先5店舗、外箱ラベル20枚を区別して受け取ります。単に「数量」という必須欄を一つ作ると、100と20のどちらを入れるか迷います。最初は自由記入でも、何の数量か分かる記入例を添えられます。
保管だけを選んだ方に、L02へ依頼しない配送の届け先を必須入力させないことも確認します。配送だけなら、保管希望期間は尋ねず、引取場所と届け先を聞きます。条件によって欄を切り替える機能を使う場合は、選び直したあとに不要な必須項目が残らないようにします。
保管ページから進んだときに保管が選択済みになる仕組みも、あとから配送と付帯作業を追加できることが大切です。画面では三つを選んだのに、受付メールへ最初の保管しか届かない状態では、窓口の説明と実際の受付が合いません。
社内では、営業担当が一件の相談を取りまとめます。倉庫担当から保管の条件だけ回答があっても、運送条件の確認が残っていれば、全体の見積りが完成したとは案内しません。お客様にも、確認できた項目と次に確認する項目が分かる返答を用意します。
外箱のラベルから商品への値札へ変わったら
相談後、ご担当者から「店舗別ラベルは箱の外ではなく、中のノートに貼る値札です」と補足があった場合を考えます。出庫希望20箱の中の商品すべてが対象なら、24冊×20箱で480冊への作業です。外箱ラベル20枚という最初の希望と、確認すべき単位が変わります。

L02の営業担当は、外箱ラベルの希望を補足前の内容として残し、開梱、貼る位置、値札の見本、再梱包、作業日を確認する新しい希望へ整理します。480冊への作業が可能かと費用は、確認後の回答です。保管100箱の全商品へ貼る依頼に広げたり、箱数20だけを見て作業量が同じと扱ったりしません。
この相談をもとにホームページを直すなら、付帯作業の説明に「外箱への貼付か、開梱して商品への貼付か」を加えます。一件の個別相談を受けただけで、「商品への値札貼りも標準対応」とサービス全体を書き換えないことが大切です。継続して案内できる範囲は、作業担当と責任者が決めます。
フォームに「貼付対象」の欄を追加するかは、相談の件数と現在の確認方法から考えます。自由記入の案内を具体的にするだけで足りるのか、外箱・商品・未定を選ぶ欄が必要なのかを、実際に間違われた点から判断します。
構成表から、今回依頼する制作範囲を決める
制作相談には、物流サービス構成表、現在のサービス一覧、公開できる荷姿と作業の写真、相談受付の項目と返信文を用意します。保管・配送・付帯作業の各担当に、現在説明できる範囲を確かめてもらうと、制作会社が原稿を整理する際の基準になります。
まず依頼するのは、用件別の入口、保管と配送の詳細、付帯作業の具体例、組み合わせ相談へのリンクです。現在のフォームで複数の希望を受け取れるなら、原稿と入力例の整理から進められます。複数選択や数量別の欄が必要なら、確認画面・受付メールも含めて改修範囲にします。
倉庫の在庫管理、配車、送り状発行とつなぐ機能は、相談フォームの制作とは別に検討します。構成表はお客様の希望を受け取りやすくする材料です。ホームページに数量欄を作っただけで、実在庫や配送予定が自動更新される仕組みにはなりません。
複数業務をどのページへ分けるか、写真と言葉をどう揃えるかは、Bämのコーポレートサイト制作で案内する構成づくりや原稿整理につながる相談です。更新機能や特別な連携は、必要な作業を分けて見積りで確認します。
保管だけの相談を受けながら、配送を含む依頼も分かりやすく案内したい方は、茨木市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。一件の構成表があると、原稿の整理で足りる部分と、入力・受付の機能を直す部分を具体的に話し合えます。
公開前には、保管のみ、配送のみ、三業務を組み合わせた相談をそれぞれ試します。説明を読んで選べること、不要な情報を求められないこと、選んだ希望と数量が担当へ届くことを確かめます。
公開後の変更は、保管条件を倉庫責任者、配送範囲を配送担当、付帯作業の内容を作業責任者が確認し、営業担当が公開する説明へまとめます。更新担当は詳細ページ、組み合わせの案内、フォームの選択肢を照合します。追加確認が多い項目も記録し、実際の仕事と受付の説明を揃えていきましょう。
参考資料
- 茨木市:彩都(国際文化公園都市)の概要(2025年9月12日更新)
- Bäm:コーポレートサイト制作
資料確認日:2026年9月8日。