気になった商品を実際に見て買いたい方にとって、販売店の一覧は頼りになる案内です。ただ、店名と地図だけでは、欲しい商品がその店にあるのかまでは分かりません。近い店を見つけた後に、取扱商品を最初から調べ直すこともあります。

販売店を探すページでは、店舗ごとに扱う商品を示し、今の在庫を確かめる方法を添えます。商品ページから販売店へ進んでも、何を探していたかが分かる構成にすると、来店前の確認までつなげやすくなります。

店名と一緒に、扱う商品を見せる

阪南市観光協会は、「匠のippin」を地場物産品の販売・PRを行う場として紹介しています。地域の販売拠点で自社の商品を手に取っていただく機会があるなら、メーカーや販売者のホームページにも、確認できた取扱店と商品を載せておくと探す手掛かりになります。

ここでは、焼き菓子を作る会社が、直営店と地域の委託店で販売する架空例を考えます。直営店では個包装の単品と箱入りの詰め合わせを扱い、委託店では箱入りだけを扱っている設定です。二店とも「取扱店」とだけ載せると、単品を少し買いたい方が、箱入りしかない店へ向かうかもしれません。

店舗の紹介を小さなカードにまとめるなら、店名のすぐ下に「単品・箱入り」または「箱入りの詰め合わせ」と記します。住所や地図を開く前に、自分が買いたいものを扱う店か確かめられる位置です。商品の写真を添える場合も、実際にその店へ納めている包装が分かるものを選びます。

架空例の直営店は単品と箱入り、地域の委託店は箱入りの詰め合わせを扱い、それぞれに住所と在庫確認先を添える店舗カードの図
店名の近くに取扱商品を示すと、来店先を比べやすくなります。

「一部商品のみ取扱い」という説明で止まっている場合は、どの商品群を指すかまで具体化します。種類が多ければ、まず焼き菓子、詰め合わせ、季節商品など、買う方が選びやすいまとまりにします。シリーズ内でも取扱いが異なる場合は、該当する商品名を補うと、売場への質問もしやすくなります。

一覧に載せる前には、営業担当の資料や販売店との確認で、現在の取扱いを確かめます。過去に一度納品したことや、地域の販売施設一覧に載っていることだけで、自社商品の取扱店に加えないようにします。店名、取扱商品、一般のお客様へ公開する連絡先を、同じ店舗の情報としてそろえます。

商品を選んでから、行ける店を探す

商品を先に知った方と、近くで買えるものを探す方では、一覧への入り方が違います。商品ページには「この商品の取扱店を見る」、販売店一覧には「商品から探す」「地域から探す」といった入口を考えます。先ほどの例なら、単品を選んだときに、箱入りだけの店と混ざらずに確認できることが大切です。

青木松風庵の公式店舗検索には、地域に加え、販売場所や取扱商品で絞り込む項目が用意されています。店の場所だけでなく、何を買いたいかも探す条件にできる表示例です。自社の一覧では、店舗数と商品の違いに合わせて、必要な条件を選びます。

二、三店舗なら、大きな検索機能を作らなくても、全店の取扱商品を同じ順序で並べるだけで比べられます。店舗が増えて一覧が長くなる場合は、地域の見出しや商品別の絞込みを検討します。選択肢を増やす前に、単品と箱入りのように、来店先を変える違いが何かを確認しましょう。

商品ページから一覧へ移ったときも、選んだ商品が見出しや選択中の条件に残ると使いやすくなります。自動で条件を引き継ぐ仕組みがない場合は、商品別の取扱店欄へ直接案内する方法もあります。どちらにしても、すべての店がすべての商品を扱っているように見えない表示を目指します。

単品か箱入りかを選び、取扱店の地域と所在地を見て、来店前に店舗の窓口へ確認する流れ
選んだ商品がどの店で扱われるか、つながりを保って案内します。

地図は位置をつかむ補助として使い、店名、住所、取扱商品は文字でも読めるようにします。地図上の印を一つずつ開かなくても候補を比べられる一覧があると、スマートフォンでも探しやすくなります。同じ店名で支店がある場合は、支店名まで記し、地図の行き先も合わせます。

店ごとに在庫を確かめる方法を添える

取扱店として掲載していることと、来店時に欲しい商品が残っていることは、別に確かめたい情報です。一覧では「取扱商品」を示し、その近くに「現在の在庫は店舗へお問い合わせください」など、確認先が分かる案内を置きます。店が公開している窓口を使い、取引担当者個人の連絡先をそのまま載せない形にします。

例の委託店なら、箱入りの詰め合わせの表示と一緒に、店舗の電話番号や公式の問い合わせ案内を置きます。「お問い合わせ」だけより、「この店舗の在庫を確認する」と内容を示す方が、商品を作る会社への相談と読み分けられます。電話を設けていない店なら、販売店と相談して、実際に受け付けている確認方法を案内します。

確認するときに伝える商品名と包装も短く添えられます。「焼き菓子の箱入り詰め合わせについてお尋ねください」という程度でも、同じブランドの別商品との取り違えを減らす助けになります。色や種類を選びたい品なら、その希望も店へ伝えていただく案内にします。

営業時間や臨時休業は、販売店の公式案内へ進めるようにします。自社の一覧に営業時間も載せる場合は、変更を反映できるかを考え、確認した日を記録します。取扱商品の確認日を表示しても、それが今日の在庫を確認した日だと受け取られないよう、「取扱情報の確認日」と意味を明らかにします。

一時的な品切れで取扱店そのものを消すと、後から入荷先を探せなくなることがあります。継続して扱う商品が品切れなのか、取扱いが終わったのかを販売店へ確認し、一覧の変更を判断します。終了した場合は、該当商品との対応を外し、古い商品ページからも案内が残っていないかを見ます。

一店舗分の情報で、表示と更新を決める

制作会社へは、現在の販売店資料と、どの商品をどの店へ納めているかが分かる情報を用意します。きれいな原稿になっていなくても、店名、取扱商品、住所、公式ページ、在庫の確認先を一店舗分そろえると、掲載するカードの形を決められます。

そのカードを商品ページから開き、扱う商品が合っているか、行ける場所か、現在の在庫をどこへ尋ねるかを順に確かめます。例えば単品のページから箱入りだけの店が表示されるなら、見出しの書き換えだけでなく、商品と店舗の対応を直す必要があります。

店舗が少なく変更も少ないなら、既存ページの一覧を整えるところから始められます。取扱商品の入替えや店舗追加が多い場合は、一店舗の情報を更新すると商品別の一覧にも反映される構成を相談します。現在の資料の持ち方と、誰から取扱変更を知らせてもらえるかを確認し、無理なく維持できる方法を選びます。

Bämでは、販売店の資料をもとにしたページ構成や原稿の整理をご相談いただけます。商品を知った方が、手に取れる店と確認先まで探せる案内を整えたい場合は、阪南市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。一商品と一店舗のつながりから、必要な一覧やリンクを具体化します。

参考資料