地魚を使う料理は、その日の仕入れを楽しんでいただけることが魅力です。一方、写真を見て食事を予約した方には、「当日もこの魚が出るのかな」という期待があります。メニューの最後に「内容は変更する場合があります」と添えるだけでは、どこが変わるかを想像しにくいことがあります。

ホームページでは、予約で約束する料理の構成と、その日の入荷に合わせる魚種を分けて説明してみましょう。さらに、約束した内容を用意できなくなったときの知らせ方まで考えると、予約前の紹介と予約後の案内がつながります。

コースで約束することと、その日の魚を分ける

阪南市の居酒屋三平のメニューでは、尾崎漁港の魚貝を使う料理や、その日のおすすめを紹介しています。地元の魚を味わいたい方にとって、いつも同じ魚が並ぶことだけが楽しみではありません。その日に選んだ魚をどのように提供するかが分かると、食事をイメージしやすくなります。

また、漁師鮮度のすだて体験の食事案内では、毎回提供する料理と日替わりの食材を分け、過去の食事例には提供した日付を添えています。献立のすべてを固定するのではなく、変わる部分を具体的に説明する実例です。

ここからは、焼き魚、小鉢、ご飯、汁物を含む地魚の食事コースを予約で受ける飲食店の架空例で考えます。コースの構成と一人分の料金は予約時に案内し、焼き魚の魚種は当日の仕入れで選ぶ設定です。

この場合は、コース内容に料理の構成を載せ、その近くに「焼き魚は、その日に仕入れた魚からご用意します」と書けます。小鉢も季節で変わるなら、その範囲を添えます。料金まで当日変わるような書き方にせず、何を選んで予約するのかを伝えます。

予約時に案内する焼き魚と小鉢とご飯と汁物の構成と料金、その日の仕入れで選ぶ魚種や小鉢の食材を分けた図
約束する食事の内容と、当日選ぶ食材の範囲を分けて伝えます。

特定の魚を目当てに予約を受ける場合は、別の案内が必要です。「この魚の料理を用意します」と個別に伝えた予約を、通常のおまかせコースと同じ扱いにしないようにします。予約を受ける担当と料理を用意する担当が、その違いを確認できるようにしておきましょう。

写真と予約画面に、同じ献立の説明を置く

料理の写真には、その日の魚や小鉢の内容が写ります。毎回同じ内容ではないなら、「ある日の焼き魚コース。魚種と小鉢は仕入れに合わせてご用意します」のように、写真の近くで伝えます。料理を大きく見せたページの末尾だけに説明を置くより、写真を見たときに読める方が自然です。

この説明は、写真の魅力を弱めるためのものではありません。香ばしく焼いた魚、器に盛った小鉢、食事全体の量感など、選ぶときに参考になるものを見せながら、当日も同じ魚種だと受け取られやすい部分を補います。過去の献立を複数載せる場合は、提供時期も添えると季節の違いが伝わります。

予約へ進む画面でも、選択したコース名と料金、料理の構成、魚種が日替わりであることを読めるようにします。外部の予約サービスを使っているなら、そちらの商品説明も見比べます。ホームページだけ「日替わり」に変えて、予約先には特定の魚名が残る状態を避けます。

電話で特定の魚について相談を受ける場合は、希望を伺った段階なのか、用意できると回答した段階なのかを、その予約の控えに残します。お客様へ送る案内も、店が回答した内容とそろえます。まだ仕入れを確認している段階なら、その旨と次の連絡を伝えましょう。

約束した内容が変わるときは、その予約へ連絡する

最初から魚種を日替わりと案内したコースで、同じ構成と料金の範囲内で魚を選ぶ場合は、その日の献立として紹介できます。一方、個別に約束した魚が入らない、焼き魚の一皿を別の料理へ変えたいなど、予約時の説明から外れる場合は、対象のお客様へ確認します。

例のお店で、希望を受けて用意すると回答していた魚を仕入れられなかったとします。別の魚を提案できる場合は、次のように連絡できます。

ご予約いただいたお食事についてご連絡します。ご希望に合わせてご案内していた魚を、今回の仕入れで用意できなくなりました。別の魚の焼き物をご提案できますが、変更してもよろしいでしょうか。コースの構成と料金は、ご案内した内容から変わりません。

実際の連絡では、予約日、コース名、変わる料理と代案を具体的に示します。構成や料金にも変更があるなら、その違いも合わせて伝えます。例文の「変わりません」は、本当に同じ内容で提案できる場合に使う言葉です。

構成と料金が同じ日替わりの範囲内なら当日の献立として紹介し、個別に約束した魚を用意できない場合は変更点と代案を予約客に確認する比較図
個別に約束した内容の変更は、対象のお客様へ確認します。

ホームページのお知らせを書き換えても、すでに予約した方が読んだとは限りません。予約時に案内した連絡方法を使い、来店が近い場合は電話など、普段のお店で確かめられる方法で連絡します。返事がないまま代案を了承済みとせず、連絡がつかない場合にどう対応するかも店内で決めます。

代案が希望に合わない場合は、別の提案ができるか、その予約について相談します。日程変更や取消しなどを案内する必要がある場合も、一般向けのメニュー変更のお知らせだけで済ませず、予約時の内容を確認して個別に伝えます。

お客様の了承を得たら、最後に決まった料理を予約の控えに残し、接客と調理の担当へ共有します。通常の日替わり献立と、個別に変更を相談した予約が混ざらなければ、当日の説明も続けやすくなります。

一件の予約と変更例で、直す文章を決める

ホームページを見直す際は、現在のコース紹介、料理写真、予約先の説明、予約後に送る案内を並べてみてください。まずは、普段よく予約される一つのコースで十分です。何が含まれ、何が日替わりなのかを、どの場所でも同じように読めるか確認します。

次に、いつもの日替わりの範囲で提供する場合と、特定の料理を用意できず個別に相談する場合を見比べます。後者では、変更点、代案、料金への影響、返事の連絡先を伝えられるかを確認します。架空の見本を用意すれば、実際の予約者の情報を使わずに制作会社へ説明できます。

既存のページと予約メールを編集できるなら、献立の説明と写真のキャプション、連絡文を整えるところから始められます。外部予約の説明欄を変更できない場合は、店から送る予約案内で補えるかを確認します。現在の機能で伝えられる範囲を見てから、追加の画面や通知が必要かを考えましょう。

Bämでは、お話とお手元の資料から、ページ構成や原稿を整理する制作をご案内しています。地魚料理の魅力を伝えながら予約時の説明を整えたい場合は、阪南市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。今の献立と予約案内をもとに、変更する部分まで分かる見せ方を一緒に考えます。

参考資料