試食会で「お店でも使ってみたい」と声をかけていただいたあと、どの商品ページを案内すればよいか迷うことはないでしょうか。会社のホームページや総合カタログを渡していても、試食した一品と、仕入れを検討するための情報が離れていることがあります。

試食後の案内では、食べた商品を見つけられ、その使い方と納品される状態を確かめ、取引の相談へ進める流れを整えます。味を気に入ってくださった方が、自店のメニューや売り場へ取り入れる姿を考えられることが大切です。

羽曳野市で食品を製造されている方へ、試食の印象を商品の検討につなげるために、ホームページで補いたい説明と写真をご紹介します。

試食した一品を、後から見つけられる案内にする

羽曳野で一貫生産を行うタケダハムは、ハムやソーセージなどの商品を紹介しています。また、法人のお客様への案内では、素材や味わい、食感に加えて生産量などの相談にも触れています。食品を仕事で使うときには、おいしさとともに、使い方や供給について話を進める材料が必要になります。

タケダハムの商品・会社紹介/法人・飲食店・小売店のお客様への案内

ここからは、粗びきソーセージを試食していただいた食品会社を想定した、説明用の例です。会場では焼いたソーセージを一口大に切って提供し、取引では切る前のソーセージを袋詰めした商品を届ける設定にします。

案内するページの入口には、会場でも使った商品名と、その商品の写真を置きます。「先日の試食商品のご案内」だけでなく、「試食いただいた粗びきソーセージの使い方・商品規格」のように、開くと何が分かるかを添えると親切です。

複数の味を提供した場合は、写真の近くにそれぞれの名前を示し、気になった商品へ進めるようにします。全商品のカタログを最初から探していただくより、試食した範囲に入口を絞ると、その後の検討を始めやすくなります。紙の案内や、お礼のメールで伝える商品名もページに合わせておきましょう。

試食の盛り付けと、届く商品の状態を結び付ける

試食の写真には、味を思い出していただく役割があります。一方、仕入れを考える方は、包装を開けたあとにどんな作業をするかも知りたいところです。料理の写真に、納品する袋と中身が分かる写真を添えると、調理する前の状態まで伝えられます。

今回のソーセージなら、ページの写真を「試食での提供例」と「納品する商品」に分けて見せます。説明文には、次のような短い一文を添えられます。

試食では、焼いた粗びきソーセージを一口大に切ってお出ししました。商品は切る前のソーセージを袋詰めしてお届けします。お店のメニューに合わせた使い方もご相談ください。

この説明があると、切り分けた試食品から、厨房で扱う商品へとイメージをつなげられます。添えた野菜やソースが味の印象に関わる場合は、何を合わせたかも短く残します。商品そのものの特徴と、当日の料理として工夫した部分が分かる紹介にしましょう。

一口大に切ったソーセージの試食皿と、切る前のソーセージを袋詰めした納品状態を並べた図
試食での提供例と、実際に届く商品の状態を並べて伝えます。

調理担当の方へ共有してもらうことを考え、試食時の調理方法や盛り付け方を確認できる場所も用意します。自社で確かめた手順やおすすめの使い方があれば掲載し、詳しい資料がある場合は商品説明から案内します。具体的な加熱時間や保存の条件は、商品ごとの資料から正確に案内します。

写真は、現在届けている商品の状態が分かるものを選びます。試食会の記録写真が見づらければ、同じ商品の提供例を改めて撮る方法もあります。その場合は、実際の会場写真として扱わず、商品紹介の写真として使えます。

お店で使うための規格と取引条件を近くに置く

使う場面が見えてきたら、次に確かめたいのは「この商品を、どの単位で仕入れられるか」です。内容量、袋やケースの入り数、保存方法などを、案内する商品の資料から整理します。写真のすぐ下で要点を読めるようにし、詳しい規格書がある場合は、そこへ進める構成にします。

たとえば、朝食の一皿へ添えたいお店と、持ち帰りのセットに使いたいお店では、切り分け方や一度に使う量が変わります。商品ページで納品される形と量を確かめられれば、自店の提供量に合うか、担当者と相談したいことは何かを整理できます。決まった使用量を一律に勧める必要はありません。

農林水産省のFCP展示会・商談会シートも、出展する側が伝えたい情報と、バイヤーが知りたい情報を一枚にまとめる趣旨で用意されています。すでに商談用の商品資料があるなら、そこからウェブで先に伝える要点を選ぶ方法が考えられます。

農林水産省「FCP展示会・商談会シート」

初回の注文単位や配送できる地域など、共通して案内できる条件は近くに載せます。価格や納品日を個別に相談する場合は、そのことと相談先を示します。すべてを公開ページに詰め込まず、「ここで分かること」と「担当者へ確認できること」が見える状態を目指しましょう。

味を確かめた後の相談を具体的に案内する

商品の情報に続けて、「メニューへの採用について相談する」「規格と納品について確認する」など、受けられる相談の内容を示します。試食を終えた方が次に考えることに合わせると、問い合わせの一言を書き出しやすくなります。

今回の例なら、「試食した粗びきソーセージを朝食メニューに使いたいので、袋の入り数と初回の注文単位を知りたい」と相談できます。商品名と使いたい場面が分かれば、担当者は必要な規格や条件を案内できます。数量がまだ決まらない段階なら、検討中と伝えられるようにしておきます。

ソーセージを朝食に使いたいという希望から、袋の入り数と初回の注文単位を相談する流れを示した図
商品名に使いたい場面を添えると、確認したい条件を伝えやすくなります。

お店の厨房で試したいという相談を受ける場合は、サンプルを用意できるか、料金や配送をどう案内するかを社内で確認してから掲載します。「サンプルのご相談を承ります」と案内できる体制なら、その入口を添えられます。

まずは既存のお問い合わせ先や、普段やり取りしている営業窓口を活かせます。ページを見た方が商品名を伝えられ、相談先に迷わないかを確認しましょう。営業の方が送る案内にも同じ商品ページを添えると、試食した方と調理や仕入れを担当する方が、共通の情報を見ながら話せます。

今の商品ページから整える範囲を決める

すでに商品ページがあるなら、試食時の提供例、納品する商品の写真、規格の要点、相談先を加えるところから始められます。試食後のためだけに、同じ商品説明を別ページへすべて書き直す必要はありません。

いくつかの商品を一緒に試食していただいた場合は、その商品を並べる短い案内ページを用意し、詳しい説明はそれぞれの既存ページにつなぐ構成も考えられます。試食した商品を探す入口と、継続して更新する商品情報を分けることで、案内を保ちやすくなります。

制作を相談するときは、いま案内しているページ、試食で提供した内容、現在の商品資料、使える写真を持ち寄ります。「味の紹介はあるが納品状態が分からない」「規格書はあるがスマートフォンで読みにくい」と、足りない部分を具体的に伝えると、撮影・文章・画面のどこを整えるか相談できます。

Bämでは、伝える内容からページの順番、文章、写真の見せ方を整理します。試食でお話しした内容を、後から読んだ方にも伝わる案内へ整えたいときは、Bämのホームページ制作をご覧ください。

羽曳野市でホームページの制作・改善をご検討の方へ。現在の商品ページをもとに、試食した一品から仕入れの相談まで、どの説明と写真を補うか一緒に考えていきましょう。

参考資料

資料確認日:2026年9月10日