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原稿作成込みと原稿支給の見積りは、どう比較するか

この記事で分かること

原稿作成込みと原稿支給のホームページ見積りを比べる方法。取材・構成・執筆・事実確認の分担と、自社担当者の予定、支給する資料の状態から依頼範囲を整理します。

読み方
会社の担当者二人が資料と制作提案を見比べ、原稿を準備する分担を相談するイメージ。

ホームページの見積りで、一方は「原稿作成込み」、もう一方は「原稿はお客様支給」と書かれていることがあります。この二つは、制作費だけを並べても比較しにくい条件です。自社で資料を集めるだけでよいのか、ページに載せる文章まで書くのかによって、担当者の仕事が変わるためです。

まず、一ページ分の手元の資料を両社へ見せ、そこから公開用の文章にするまで、誰がどの作業を行うか確認します。その分担と社内で確保できる時間を合わせて考えると、自社に合う依頼範囲を選びやすくなります。

「原稿作成」「修正」「チェック」の中身を確かめる

原稿作成と書かれていても、取材して一から書くのか、パンフレットを基にまとめるのか、支給された文章の誤字を直すのかは、見積りの項目名だけでは分かりません。見出しや説明の順番まで考えてもらえるかも確認したいところです。

例えば、制作事業者であるタロウズの原稿作成サービスの案内では、取材を含む新規作成、既存原稿の構成・表現の書き直し、誤字・脱字のチェックを分けて説明しています。これは同社の区分で、すべての会社が同じ呼び方をするわけではありませんが、原稿に関わる仕事の違いを確かめる参考になります。

比較中の会社にも、「原稿作成を含みますか」に加えて、「こちらが渡す資料から、どの状態の文章まで仕上げてもらえますか」と尋ねます。見積りに書かれていない作業は、含まれるとも、追加料金になるとも決めず、回答を残します。

同じ一ページを例に、自社へ残る仕事を並べる

ここでは、企業向け研修を提供する架空の会社が、サービス紹介を作る例を考えます。研修で使う説明資料とカリキュラムはあるものの、初めて依頼する方へ向けたホームページ用の文章はまだありません。

両社に同じ資料を示した結果、次のような分担だと確認できたとします。実在する見積りや、業界共通の条件ではなく、比較方法を示すための仮例です。

  • 取材から原稿を作る案:制作側が研修担当者へ質問し、対象者・研修内容・依頼の流れを整理して下書きを作る。自社は資料の提供、取材への参加、内容と公開可否の確認を行う。
  • 完成原稿を支給する案:自社が必要な情報を担当者へ聞き、見出しと説明文を書き、社内確認を済ませて渡す。制作側は支給文をページへ配置する。文章の書き直しを頼む場合は別途相談する。

この例では、どちらにも社内の事実確認は残ります。違うのは、話や資料から読者向けの文章を組み立てる仕事を、どちらが担うかです。「取材に答えれば進められる」状態と、「社内で聞き取って文章まで仕上げる」状態を分けると、見積額に表れていない負担が見えてきます。

資料があることと、支給原稿が完成していることを分ける

研修用のスライドは、講師が口頭で補足する前提かもしれません。見込み客が一人で読むページに使うなら、どんな会社が依頼できるか、事前に何を相談するかなど、資料にはない説明が必要になることがあります。

そのため、「資料はあるので原稿支給で大丈夫」と決める前に、一ページ分だけ実際に文章へ起こしてみる方法があります。足りない情報を誰に聞く必要があるか、見出しから作れるか、公開前の確認に誰が関わるかを確かめます。試す目的は、すべてを先に書くことではなく、社内で準備する作業を見積もることです。

すでに公開用の文章があり、現状とも一致しているページなら、支給する案が合う場合があります。一方、サービスの説明を口頭ではできても文章化する担当が決まらない場合は、取材・構成・執筆を含む案を比べる意味が大きくなります。

費用差には、担当者の予定と原稿を渡す日も添える

自社で書く案を選ぶなら、「誰かが空いたときに用意する」ではなく、執筆する人と、事実を確認する人の予定を見ます。書く時間だけでなく、資料を探す、担当者へ質問する、回答を待つ、社内で確認する時間も必要です。

先ほどの研修会社で、執筆担当者が営業も兼ねているなら、提案書作成の多い時期に原稿を用意できるかを確かめます。取材込みの案でも、研修担当者が参加できる日と、下書きを確認できる期間が決まらなければ、その分だけ準備は止まります。

比較のメモには、制作費の横に「自社が用意するもの」「担当する人」「渡せる予定日」を置きます。社内時間を費用へ換算する場合は、自社の実際の人件費や作業時間を使い、一般的な時給を当てはめて一方を安く見せる必要はありません。予定日に原稿がそろわなかった場合の制作日程や、途中から執筆を追加依頼する場合の条件も確認します。

全ページを同じ分担にする必要はない

会社概要は確認済みの情報を支給し、サービス紹介は取材から依頼する、といった分け方もできます。新しい事業や採用向けの説明など、社内だけでは文章にしにくいページに執筆を頼み、使える原稿は生かす考え方です。

ただし、その分担が各社の提案で可能か、料金や進行がどう変わるかは確認が必要です。ページごとに担当を分ける場合も、用語や表記、同じサービスの説明が食い違わないよう、全体を整える作業を誰が行うか決めます。

発注前には、取材の対象、制作側が書くページ、支給する文章の状態、下書きの確認と修正の扱いを両社へ同じ条件で尋ねます。「修正込み」についても、当初の内容を整える修正と、後から別のサービスを追加して書き直す変更をどう扱うか、説明を受けておきます。

Bämの相見積りで決められないときの相談では、制作範囲と自社に残る準備、変更時の条件をそろえて依頼内容を比較します。原稿の有無だけで決めず、手元の資料と社内の体制から、どこまで任せると公開まで進められるかを整理します。

参考資料

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この記事を書いた人

Bäm[バム]運営事務局株式会社みやあじよ

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