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制作会社の提案に複数案があるとき、評価の条件を揃えるには

この記事で分かること

ホームページ制作の複数案を、見た目の好みだけで選ばないための確認方法。同じ訪問者の用事で各案をたどり、写真・原稿・機能の前提と未確認事項を分けて判断します。

読み方
二つのホームページ提案資料を同じ机で比較する説明用写真。複数案を評価する記事の全文タイトルと正式Bämロゴ。

制作会社から二つのデザイン案を受け取ると、写真の大きさや色の好みで選びたくなります。けれども、案ごとに想定する読者や用意する原稿が違えば、見た目だけを比べても公開後の働きは判断できません。まず同じ人が同じ用事で訪れたとき、各案で必要な説明と相談先にたどり着けるかを確かめます。そのうえで、表現の違いと制作に必要な材料を比べます。

ここで扱うのは、一つの制作依頼に対して示された複数の画面案の評価です。会社ごとの優劣やページ数の比較とは分けて考えます。提案資料に書かれていないことは、欠点と決めつけず確認事項として残します。

まず、両案に共通する一つの利用場面を置く

例として、店舗の内装工事を請け負う架空の会社が、ホームページの案を二つ受け取ったとします。初めて店舗を開く人が、「小規模な改装も頼めるか」「施工例を見て、相談時に何を伝えるか」を知りたい場面です。A案は施工写真を大きく見せ、B案は対応する工事と相談の手順を先に示しています。どちらも写真か文章の量だけで良し悪しは決められません。

共通の確認文を一つ作ります。「初めて来た人が、対応する工事を確かめ、近い施工例を見て、相談する準備ができるか」。A案でもB案でも、最初の画面から同じ順にたどります。対応範囲が写真の説明文から分かるのか、別のページで読めるのか、相談前に必要な情報が示されるのかを確認します。案によって違う答え方は残し、判断する用事だけを揃えます。

店舗改装の架空の二つの提案画面を、対応範囲の確認、近い施工例、相談の準備という同じ利用場面でたどる図
架空の案を比べる方法。同じ利用場面を通し、各案がどこで疑問に答えるかを見ます。

仮の原稿や写真を、完成後の説明と混同しない

提案段階の写真や文章は仮置きのことがあります。施工写真を主役にしたA案が、使える実績写真を十分に用意できる前提なのかを確認します。B案が「対応工事」と書いていても、工事の種類と地域、受けられない範囲を実際に説明する原稿がなければ、完成画面でどう見えるかはまだ分かりません。写真や原稿を誰が用意し、事実を誰が確認するかも、案の実現性に含まれます。

同じ画面範囲で比べることも大切です。一方がトップページの完成に近い画像、もう一方が構成を示すラフなら、色や細部の差は制作段階の差かもしれません。両案について、スマートフォンでの見え方、代表的な下層ページ、相談までの流れのうち、今回の判断に必要な部分を制作会社へ説明してもらいます。すべてを試作する必要はありませんが、見えていない部分を想像で補って採点しないようにします。

英国政府のサービス設計ガイドでも、試作は異なる案を早く確かめる手段とされ、紙の案と操作できる案では確認できることが違うと説明しています。商用サイトでも、印刷された画面だけで操作や読み進め方まで判断しにくい場合は、必要な箇所の試作や画面遷移で確かめる方法があります。

比べる表には「違い」と「未確認」を分けて書く

評価メモには、利用場面、A案で分かる場所、B案で分かる場所、確認が残る前提を並べます。先の仮例なら、対応工事はA案の施工例の説明文とB案のサービス見出し、相談の準備はA案の問い合わせ前の文章とB案の相談手順、といった形です。実際の資料にその説明がなければ「未記載・確認中」と書きます。「できない」「含まれない」と早合点しません。

次に、両案で制作の前提を照らします。使う写真は既存のものか新たに撮るものか、原稿は自社支給か制作側が取材して書くのか、予約などの機能を含むのか。ここが違うと、見た目の案に見えても必要な仕事と費用が違います。前提を揃えてから、写真を先に見せる理由、説明を先に置く理由をそれぞれ聞きます。選ぶのは、案が意図する読み方を自社の事実で実現できるかを確かめた後です。

二つのデザイン案について写真、原稿、必要な機能の前提を同じ欄で確かめ、未確認を残す比較メモの図
案の違いと制作前提の違いを分けた確認メモ。埋まらない欄は質問として残します。

迷ったら、同じ質問を各案へ返す

「この案では、初めての人はどこで対応範囲を知れますか」「手持ちの写真と原稿だけなら、どの部分を変えますか」「スマートフォンで施工例から相談へどう進みますか」。このように同じ質問を各案へ返すと、単なる好みと説明上の差を分けられます。必要なら代表的な利用者に試作を見てもらい、探している情報にたどり着けるかを確かめます。社内の印象だけで、利用者全員の行動を断定しません。

最終的には、解決したい用事、用意できる素材、制作範囲、未確認の事項を一枚にまとめ、どの案を採用するかと修正したい点を制作会社へ伝えます。A案の写真の見せ方を採りながらB案の説明順を加える場合も、必要な作業と費用を確かめてから決めます。

Bämの相見積りで迷ったときのご案内では、目的と制作範囲、原稿・写真・機能の分担、未定の項目を整理します。複数案の見方を相談する際は、提案画面と共通の依頼内容、使える素材、判断に迷う箇所をそろえると、評価の条件から具体的に話せます。

参考資料

資料確認日:2026年9月26日。店舗改装の会社と二つの提案は説明用の仮例で、実際の提案内容や検証結果ではありません。英国政府の資料は利用者の用事と試作を確認する方法の参考としています。

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この記事を書いた人

Bäm[バム]運営事務局株式会社みやあじよ

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