直売店のサイトをリニューアルして発送注文も受けたいとき、今の商品写真と価格を載せ直すだけでは、説明が足りない場合があります。売場では「このくらいの量です」「こちらは加工してお渡しします」と、実物を見せながら補っていたことがあるためです。

改修の準備では、対面で伝えている商品条件を拾い、届く状態が分かる写真と説明へ変えていきましょう。その内容をもとに、原稿を補えば足りるところと、注文時の選択が必要なところを分けます。

売場で一商品を説明するつもりで、今のページを見る

田尻町の田尻漁港日曜朝市の紹介では、魚や野菜などが並ぶ売場の様子を確認できます。対面では、商品を手に取ったり、店の方に質問したりしながら選べます。発送を希望してサイトを読む方には、その場で分かっていたことをページで補う必要があります。

手始めに、今後も発送を受けたい商品を一つ選びます。普段の接客を振り返り、量、渡すときの形、購入後に用意する物など、商品を選ぶ前に説明していることを挙げます。すべての商品に長い質問集を付けるのではなく、その品の写真と価格だけでは判断できない部分を探します。

今のページに書かれている説明へ線を引き、口頭でしか伝えていない部分をメモすると、追加する原稿が見えてきます。店では当然と思っている加工や袋詰めの内容ほど、写真だけで伝わっているか確かめたいところです。

量と加工状態は、発送して届く商品に合わせる

例えば魚を扱う店なら、丸魚の写真があっても、丸のまま届くのか、切身などにして届くのかは説明が必要です。大阪木津卸売市場の粂徳の公式ストアでは、はもを骨切りした状態で届けると商品案内に記しています。魚種の魅力に加えて、購入後の状態を説明する掲載例です。

自店でも、加工済みで送る商品は、その状態が見える写真を用意します。今ある丸魚の写真を商品の紹介に活かしつつ、袋やトレーに入れた発送品の写真を追加する方法があります。写真で見せる部分と、「どこまで加工するか」を言葉で補う部分を一緒に考えます。

丸魚の紹介写真と、加工して袋に入れた発送品を並べて、商品写真と加工状態を確認する図
魚の紹介写真だけでは、購入後に届く形まで伝わらない場合があります。

量の説明も同様です。重量を掲載する場合、加工前の魚の重さか、お届けする商品の重さかを確認します。加工で形が変わる品に、説明のない数字だけが載っていると、届く量の受け取り方が変わることがあります。説明用の数値を先に作らず、実際に販売する内容で原稿を整えます。

写真の皿や付け合わせが商品に含まれない場合は、盛付けの参考であることが分かるようにします。直売ではひと言で済む内容も、注文前に読める場所へ置けば、届く物を考えながら選べるようになります。

口頭の説明を、すべて選択欄へ変える必要はない

同じ状態で届ける商品なら、写真と説明を追加するだけで伝えられる場合があります。一方、加工方法を選べる商品では、どの希望を注文として受けるかを決めます。「ご希望は備考欄へ」と書く前に、普段対応できる選択肢を整理しましょう。

加工の違いで価格や用意する時間が変わるなら、その条件を選ぶ場所で確認できるようにします。注文した内容が店に届く記録にも反映されるかを、制作会社に見てもらいます。画面に選択肢を置くことと、その内容で商品を用意できることをつなぐためです。

すべて同じ状態で届く商品は写真と説明を追加し、加工方法を選ぶ商品は選択欄と注文内容の反映を確かめる図
商品条件を整理すると、原稿を補う範囲と注文機能を直す範囲が見えてきます。

毎回相談しないと対応を決められない希望は、通常の商品選択とは別に扱えます。すべての品に自由な加工を選べるようにするより、発送で続けて受けられる内容を先に決めておくと、改修する範囲も具体的になります。

店頭で使う説明と、発送のために加える説明を見分ける

商品そのものの特徴や使い道は、今の説明を活かせる部分です。対面販売の案内として残す箇所と、発送商品の説明へ共通で使う箇所を見ます。同じ文章をページごとに書き直す前に、現在の内容で役立つものを選びます。

発送する場合に加えるのは、届く状態に加え、注文から出荷までの目安や、お届け先による対応などです。商品の保管や利用期限の案内は、店で確認したその商品の条件を使います。制作側が一般的な日数を当てはめて埋める項目にはしません。

商品ごとに異なることは商品の近くへ、すべての発送商品に共通する案内は利用案内へまとめると、読みながら必要な説明へ進めます。既存の通販を使う場合は、その商品ページに不足している情報を補えるかも確認します。

一商品の見本で、写真・原稿・機能の追加を相談する

制作を依頼するときは、現在のページ、売場で説明している内容、発送状態の見本を渡します。写真の撮り足し、商品原稿の追加、注文時の選択のどこが必要かを、その一商品で見える形にします。全体を新しくするという話だけでなく、残せる部分を含めて改修を相談できます。

完成前には、実物を見たことのない方として商品を選び、量と届く形が分かるかを確認します。加工を選ぶ商品なら、選択した内容と注文の確認画面を見比べます。店頭で補っていた説明が、注文するまでの流れに入っているかを見る確認です。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品情報と販売方法から必要な構成を考えます。直売の案内を発送注文にも使えるよう改修したい方は、田尻町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。お店での説明を材料に、原稿と写真、注文機能の追加範囲を整理できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月15日。