製造スタッフの仕事内容には「加工・検査」、検査スタッフには「製品の検査」。採用ページにこうした説明が並ぶと、応募を考える方は、どちらで何を担当するのか想像しにくくなります。職種名は違っていても、実際の動きが同じ言葉に隠れているためです。

忠岡町で製造会社の採用情報を整えるときは、何を、どの時点で確かめ、その結果をどう扱う仕事かを聞き取ってみましょう。製造中にも確認作業があることを伝えながら、検査担当の仕事との違いを具体的に書けます。部署全体の説明を増やすより、今ある短い仕事内容を読み直すところから始められます。

二つの求人にある「検査」を、現場で聞き直す

最初に、二職種の仕事内容を並べ、同じ言葉になっている箇所を探します。「検査」のほか、「確認」「品質管理」「製品をチェック」なども候補です。その言葉を別の専門用語へ置き換える前に、実際に担当している方へ一つの作業を説明していただきます。

聞き取りでは、「最近、何を確かめましたか」「それは作業のどの途中でしたか」「確かめた後は何をしましたか」と尋ねます。測定器の名前だけを聞くより、手元に来る物と、次にすることまで分かる質問にすると、採用原稿に使える説明が集まります。

たとえば厚生労働省のjob tagの検査工の紹介では、検査対象の受け取り、外観の確認、測定機器での確認、結果の入力・記録などを仕事の内容として示しています。「検査」という名称の中にも複数の作業があることが分かります。自社で募集する仕事にどこまで含まれるかは、現場の担当者に確かめて書きます。

ここでは、小さな金属部品を加工する架空の会社を例にします。製造担当は加工途中に部品の寸法を確認し、指示された条件との違いや気になる点を担当者へ相談します。検査担当は完成した部品を受け取り、指定の項目を測って検査結果を記録する設定です。

どちらもノギスで寸法を測りますが、応募する方に伝えたいのは、道具が共通していることだけではありません。どの部品が手元へ来て、仕事の中でいつ測定し、その後どう動くかを、それぞれの紹介に加えます。

何を、いつ、その後の三つの視点で、加工途中の部品の確認と完成品の測定を具体化する図
対象・タイミング・結果の扱いを聞くと、仕事内容の違いが見えてきます。

作業の途中か、完成後かを文章に加える

例の製造担当の「部品加工および検査」は、次のように書き換えられます。

金属部品の加工作業を担当します。加工の途中で、指示された箇所の寸法をノギスで確かめます。寸法の違いや気になる点があったときは担当者へ相談し、次の作業を確認します。

この説明では、加工と確認が同じ仕事の中にあることが分かります。製造の求人を分かりやすくするために、実際には行う確認作業を省く必要はありません。反対に、測った結果から加工条件を調整する仕事まで任せる募集なら、その担当範囲も実態に合わせて補います。

検査担当の「製品の検査・品質管理」は、次のように具体化できます。

加工が終わった金属部品を受け取り、指定された検査項目に沿って寸法を測り、結果を記録します。判断に迷う点は検査の責任者へ確認し、結果を取りまとめます。

ここでは、完成品を受け取るところから測定・記録までが仕事のまとまりです。品質管理という広い名称を使う場合も、今回の募集で行う仕事が分かる説明を添えます。お客様への報告や原因の調査も担当する職種なのか、測定と記録を中心とする職種なのかで、原稿に含める内容は変わります。

掲載の参考例として、ニッシンコーポレーションの職種紹介では、製造部に扱う製品と製造工程、検査課に工程内検査や完成品の検査・測定などを示しています。職種の役割に加えて、具体的な仕事内容まで読める構成です。

実際には製造と検査を一人が続けて担当する会社もあります。その場合は、一つの職種の中で二つの作業を順に紹介すれば伝わります。ページ上で仕事を区別することと、別々の人を募集することは分けて考え、現場に合う採用情報にします。

製造担当は加工途中の部品を測り次の作業を相談し、検査担当は完成した部品を測り結果を記録する架空例の図
本文の架空例です。担当する作業の流れは、自社の実態に合わせて書きます。

同じ道具の写真でも、説明する仕事を分ける

二職種にノギスの写真を使う場合は、道具の接写だけでなく、作業対象と周囲が分かる写真を選びます。製造担当なら加工途中の部品を確かめている場面、検査担当なら完成品と記録用の資料を扱っている場面というように、本文で説明した仕事を写真でも追えるようにします。

写真の説明を「検査の様子」と共通にするより、「加工途中の寸法を確認しています」「完成品を測り、検査結果を記録しています」と分けると、同じ測定器を使っていても役割の違いが伝わります。写真に写っていない調整や判断まで、その一枚の説明へ詰め込まないことも大切です。

撮影の相談には、二職種の短い紹介文を先に用意すると役立ちます。「製造では確認するタイミング、検査では結果を記録するところを見せたい」と伝えれば、必要な場面を選びやすくなります。公開できる部品や資料を現場と確認し、通常の作業を妨げない撮影方法を決めます。

写真を新しく撮らなくても、今ある写真の説明を直すことで伝わる場合があります。手元だけでは職種の違いが分からない写真なら、作業台全体が見える一枚を補うなど、足りない部分に合わせて素材を選びましょう。

二職種の原稿を並べ、応募前に残る疑問を確かめる

原稿を整えたら、製造担当と検査担当の説明を並べて読みます。「扱う物」「確認するタイミング」「結果を使って次にすること」が、自社の仕事内容として具体的に分かるかを確かめます。同じ表現が残っていても、実際に共通する作業なら無理に言い換える必要はありません。

そのうえで、必要な経験や、入社後に教わることを各職種の説明とつなげます。たとえば測定器を使う経験が応募時に必要なのか、使い方から教える募集なのかは、仕事内容を読んだ方が次に確かめたい点です。採用担当が確認した募集条件への案内を、その職種の近くに置きます。

作業中の姿勢や部品の持ち運びも、応募前に知りたい情報です。姿勢や持ち運び、担当する工程について質問が多いなら、現場で確かめた内容をその職種へ補います。応募する方が自分の経験や希望と照らせる説明にしましょう。

Bämの求人・採用サイト制作では、現在の求人票や現場の話をもとに、仕事内容を原稿へ整理します。二職種の説明が似ていて違いを伝えにくい場合は、今の原稿と使える写真を用意し、忠岡町のホームページ制作・改善のご案内からご相談ください。実際の確認作業を丁寧に聞き、文章と写真の説明を対応させるところから考えられます。

参考資料