「どのくらいの予算で作れますか」と相談したい段階と、「この図面で製作をお願いします」と返事をする段階では、お客様が確かめたいことが違います。家具のホームページに相談から納品までの流れを載せるなら、その間にある図面の確認を、分かりやすく案内したいところです。

忠岡町で家具の製作や販売に携わる会社が工程案内を整えるときは、概算を相談する段階、製作図と仕上げを確かめる段階、製作へ進む段階を分けましょう。「承認」という言葉だけで済ませず、何を確認して、どのように返事をすればよいかまで添えると、お客様が落ち着いて準備できます。

概算の相談と、製作する内容の確認を分ける

家具を初めて依頼する方にも、相談の準備から製作までを見渡せる案内があると役立ちます。工程案内の最初には、相談時に分かればよいことを置き、その先で詳しい図面を確認する機会があると伝えます。

たとえば、大藤木工のオーダーの流れでは、ヒアリングと概算見積もり、ご依頼、採寸、図面作成、家具製作を分けて案内しています。自社の案内でも、予算や希望を話すところから製作へ至るまでを段階で見せると、その時点で必要な資料が分かりやすくなります。

ここでは、壁面に置く収納家具を製作する架空の会社を例にします。初回は、収納したい物、置きたい場所、大まかな大きさを聞いて概算を案内し、具体的な依頼内容を打ち合わせた後に製作図を作る設定です。

この会社なら、最初の相談欄に「置きたい場所の写真と、おおよその幅・高さ、ご予算をお知らせください。詳しい寸法や棚の配置は、その後の打ち合わせで確認します」と書けます。概算の説明には、その金額を考えた材料や大きさの前提を添え、製作図で決めた内容に合わせて見積りを確認する流れへつなぎます。

図面作成や現地採寸を始める時点、費用の扱いは、会社によって異なります。普段の受け方に合わせて、その作業へ進む前に案内する場所を設けます。すべての会社に同じ順番を当てはめるのではなく、自社で説明している流れをページに移すことが基本です。

相談と概算、製作図と見本の確認、修正希望または了承の返答、製作開始の順に進む図
図面の確認と、その後の返事・連絡を続けて案内します。

図面承認は、何を確かめて返事をすることかを書く

工程名を「製作図承認」とする場合は、「製作する内容を図面と見本でご確認いただく段階です」と説明を添えます。図面の読み方に慣れていない方にも、見てほしい箇所を絞って示しましょう。

収納家具の例なら、図面では家具全体の寸法、棚の配置、扉の開く方向を確認します。色や表面の仕上げは、図面だけで判断するより、仕上げ見本と対応させたほうが選びやすくなります。棚に入れたい物が収まるかは、その物の大きさと図面の寸法を担当者と一緒に確かめる案内にできます。

ホームページに載せる確認例は、複雑な製作図の全体を小さく縮めるより、収納家具の簡単な図と「棚の位置」「扉の向き」といった短い注記で十分です。実際の打ち合わせでは詳しい図面を使い、分かりにくい箇所を説明することも添えます。公開ページの図は、確認の目的を知っていただく役割を持ちます。

収納家具の製作図で寸法と棚や扉の配置、木の仕上げ見本で色と表面の仕上げを確認する図
何を、どの資料で確かめるかを短く添えます。

確認後の返事についても、自社の方法で具体化します。たとえば「担当者からお送りした図面をご確認いただき、修正のご希望、またはその内容で進めてよい旨をメールでお知らせください」と案内できます。返事をいただいた後、担当者から製作開始と予定を連絡する流れなら、その一文まで続けます。

図面を修正したときは、どの図面への返事をお願いするかが分かるよう、送付日や図面の版を示します。ホームページで細かな管理方法まで説明する必要はありませんが、お客様が確認する資料と、担当者が製作へ渡す資料がそろう受け方にしておきます。

変更の相談先と、製作へ進む時点を隣に置く

寸法や仕上げの変更を相談したい方には、いつまでに、誰へ伝えるとよいかを案内します。「変更はお早めに」だけでは、返事をする前なのか、製作前ならよいのかが分かりません。自社で材料を手配する時点や加工を始める時点を確かめ、工程の説明の近くに置きます。

収納家具の例では、「寸法や棚の配置に変更のご希望がある場合は、図面の確認を終える前に担当者へお知らせください。確認後の変更は、手配状況を調べたうえで、対応できる内容と費用・納期への影響をご案内します」と書けます。これは掲載文の例であり、実際には自社の注文条件と説明を合わせます。

ウッド・メークの製作の流れでは、図面作成から木取り、加工などへ進む工程を示し、木取り以降の仕様変更は別途料金が発生する場合があると案内しています。また、トヨウラのワークトップの案内では、発注と承認図面のやり取りを分け、図面の承認後に実際の製作を開始すると説明しています。

こうした掲載例から参考にしたいのは、変更の条件を工程と結び付けている点です。他社の締切や費用条件をそのまま使うのではなく、自社の説明に合わせます。材料の手配が図面確認より先になる商品があるなら、その商品の案内で先に伝えるなど、実際の順番との食い違いをなくします。

工程案内と実例写真をつないで掲載する

ページでは、相談・概算、図面と見本の確認、製作開始、納品という流れを短く見渡せる形にし、図面確認の部分にだけ詳しい説明を置きます。すべての工程へ長い注意書きを付けるより、初めての方が準備することと、返事をするところが目に入る構成にしましょう。

製作事例からこの案内へ進めるようにするのも有効です。収納家具の写真を見て関心を持った方へ、「ご相談から製作までの流れを見る」と案内すれば、気に入った家具についてどう話を始めるかが分かります。図面や仕上げ見本の写真を公開できる場合は、完成写真と組み合わせて、確認して決めた内容が伝わる説明を添えられます。

改修を相談するときは、現在の工程ページ、普段送っている図面確認の案内、公開できる見本や家具の写真を用意します。個別の取引情報を除いた資料で、ページの言葉と実際の説明が合っているかを確かめます。まず文章と小さな工程図で伝わる形を考え、必要な箇所を具体的に決めましょう。

Bämでは、実際のご案内をもとに、ホームページの原稿や図、ページ構成を整理する制作相談を承っています。相談のしやすさを保ちながら、図面確認から製作開始までを伝えたい方は、忠岡町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。お客様に確かめていただく内容と、その後の連絡が自然につながる掲載方法を考えます。

参考資料