商品を見て「このまま買いたい」と思っている方もいれば、「部屋に合わせてサイズを変えられるか、先に聞きたい」という方もいます。どちらにも同じ購入ボタンを置くと、相談してから決めたい方が迷ったり、すでに商品を選んだ方に余分な手続きをお願いしたりすることがあります。
相談販売と即時購入を分ける際は、その商品を注文するための条件が、どこまで決まっているかを基準にします。仕様・価格・配送条件を確認して購入へ進める商品と、寸法や仕上げなどの相談が必要な商品で、ページの案内と受付先を変えます。
吹田市で専門的な相談を受けながら商品を販売している方へ、家具店を例にした購入経路表と改修の依頼例をご紹介します。ここでいう即時購入は、個別相談を経ずに注文手続きへ進めることです。その日の受取りや即日発送を意味する言葉としては使いません。
価格の高低より、注文前に決めることを見る
吹田市春日に所在する株式会社Standardのオーダー家具案内では、要望を聞きながら、部屋に合わせた設計や素材・仕上げを提案することが紹介されています。商品写真を見て気に入っても、設置場所や希望する使い方を確認してから内容を決める販売の例です。
一方で、仕様が決まっている商品なら、寸法、素材、価格、在庫、配送条件などをページで確認し、購入へ進める場合があります。高価だから必ず相談、安価だからすぐ購入、と金額だけで分ける必要はありません。決める条件が同じ商品でも、選び方を聞きたい方には相談の入口を添えられます。
ここからは、吹田市内で家具を扱う小売店の架空例です。定番のオークチェア「SC06」は、掲載している仕様で注文できる商品です。デスク「OD06」は、参考写真の幅150cmから、お客様が希望する幅165cmへ変更できるかを相談して決めます。希望寸法は製作可能と確認された寸法ではありません。
お客様はチェア二脚の購入とデスク一台の相談を検討しています。この場合、チェアは購入手続きへ、デスクは寸法の相談へ進めます。二つとも気に入っているからといって、未確定のデスクを仮の金額でカートに加えない設計が必要です。

購入経路表を、商品情報と受付先の対応表にする
どの商品にどのボタンを置くか迷うときは、普段の接客で確かめていることを書き出します。次の表は、チェアとデスクの二つを使い、商品群・選定条件・相談資料・購入先・変更するページ・機能・担当を記入した例です。
| 整理する項目 | 今回の記入例 |
|---|---|
| 商品群 | SC06は仕様が決まった定番チェア。OD06は寸法を確認して提案するデスク。 |
| 選定条件 | SC06は掲載仕様と数量、配送条件を確認。OD06は幅165cmの希望、置く場所、使い方、素材や仕上げを相談する。 |
| 相談資料 | OD06の商品名・品番、参考写真の幅150cmと希望幅165cm、設置場所が分かる写真や寸法メモ。未測定の部分は未確認として送れる。 |
| 購入先 | SC06二脚は自店の通販カート。OD06は店への相談後、確認済みの仕様・見積り・納期を見て正式注文へ進む。 |
| 変更するページ | 商品一覧、各商品詳細、相談フォーム、来店相談の案内、カートと受付後の通知。 |
| 必要な機能 | 商品ごとの購入・相談の表示切替。品番と選択内容の引継ぎ。相談商品を購入明細に入れず、相談番号で経過を追う仕組み。 |
| 更新担当 | 販売責任者が購入条件を確認。接客担当が希望と提案内容を記録。通販担当が価格・在庫・注文、サイト担当が表示を更新する。 |
「相談販売」という大きな分類を一つ作るだけでは、何を相談すればよいか伝わりません。OD06なら「幅や仕上げを相談する」と具体的に表示し、その近くに「ご希望を確認して、製作の可否・価格・納期をご案内します」と添えます。参考写真の寸法を、注文できる選択肢と受け取られない見せ方にします。
SC06は購入を主な入口にしつつ、「サイズや使い方について質問する」という補助の案内を置けます。相談が任意の商品まで「相談必須」にすると、商品を決めている方が購入へ進めなくなります。お店側で確認が必要な商品と、お客様が希望すれば質問できる商品を分けておきましょう。
商品ページで決まることを、ボタンの近くに示す
SC06の商品ページでは、品番、仕様、数量と販売条件を確認できるようにしてから「カートに入れる」へ進めます。注文数量を二脚にした場合は、カートでもSC06二脚になっていることを確認します。即時購入という案内を、在庫確保や注文成立の時点まで決める言葉にはせず、実際の販売方法に合う表示を使います。
OD06には、サイズ変更の相談例、写真に写る仕様、選べる範囲と個別確認が必要な部分を載せます。価格が条件によって変わるなら、確認済みの参考価格を載せるか、見積りで案内するかを決めます。システムの入力欄を埋めるために0円を登録し、お客様にも0円の商品として表示する方法は避けたいところです。
購入できる商品と相談が必要な商品が同じ一覧に並ぶ場合も、画像の下に「掲載仕様で購入できます」「サイズを相談して決められます」と短く示せます。色だけで分類せず、商品を開く前に次の手続きが予測できる言葉を添えます。相談品を「売り切れ」と表示すると、希望を伝える入口まで閉じたように見えてしまいます。
同じ商品でも、標準サイズは購入でき、特注サイズは相談が必要な場合があります。そのときは、選択した仕様に応じて購入・相談の案内を変えるか、標準品と特注相談を別ページにするかを検討します。特注を選んだのに、固定された標準品の価格のまま購入へ進む状態を残さないことが判断の基準です。
相談フォームへ、見ていた商品と希望を引き継ぐ
デスクの相談ボタンを押した後に、商品名を最初から入力し直す画面が出ると、どの商品を見ていたか説明する手間がかかります。フォームには「OD06・デスク」と表示し、商品ページへのリンクも添えます。幅165cmを希望していたなら、その値を「希望寸法」として確認できる形にします。
この時点で必要なのは、どの商品について、何を決めたいかが分かる情報です。置く場所、使い方、分かる範囲の寸法、連絡先を用意し、正確に測れていない方もその状態を伝えられるようにします。写真の添付欄には、設置場所のどの部分が分かるとよいかを短く添えると、必要な資料を準備しやすくなります。
来店して相談したい方には、店頭で確認できる見本と、持参していただきたい寸法メモを案内します。商品が展示されているかは店側で確認して伝え、写真を載せているだけで「実物を必ず見られる」と受け取られないようにします。希望日時を受け付ける運用なら、相談内容の受領と来店日時の確定を別に連絡します。

フォームの送信後は、「OD06のサイズ相談を受け付けました。ご希望の幅165cmについて、内容を確認してご連絡します」と伝えます。ここで「ご注文ありがとうございます」と出る場合は、完了画面と自動返信を見直します。担当者が確認するための相談番号を付け、後日の来店希望や追加写真も同じ相談に結び付けると、説明の繰り返しを減らせます。
相談後に注文へ進む際は、希望メモをそのまま製作指示に使わず、確認済みの寸法・仕上げ・価格・配送条件・納期を改めて案内します。お客様が内容を確認して注文した記録を残し、相談番号と注文番号を関連付けます。相談を送った段階から購入済みとして数えないことも、受付画面を設計する際の確認点です。
チェアの注文と、デスクの相談を混ぜない
今回のお客様がチェア二脚を先に購入する場合、カートに入るのはSC06二脚です。OD06の相談一件は購入明細に入れず、別の相談受付として扱います。「三点を受け付けました」とまとめるより、購入手続きの対象と相談の対象をそれぞれ表示したほうが、今どこまで決まったかを確認できます。
反対に、デスクが決まってからチェアも選びたい方には、商品ページへ戻れるリンクや候補のメモを案内します。お気に入り機能がある場合も、候補保存だけで在庫を確保したことにはしません。取り置きを行うお店なら、対象商品・数量・期限を別途確認する運用として説明します。

カートを離れた方への通知を設定している場合は、相談品にも同じ購入案内が送られていないか確認します。OD06は仕様と価格がまだ決まっていないので、「お買い忘れです」と決済を促すより、相談の返答や追加確認が必要かを担当者が見られる状態にします。問い合わせを購入の途中離脱として一括処理しない設計です。
チェアとデスクを一緒に受け取りたい希望が出た場合も、相談受付だけで同梱や同日配送を約束しません。デスクの注文条件が決まった時点で、チェアの注文状況を確かめ、配送方法と費用を案内します。受注の担当者が違う場合は、関連する注文番号を確認できるようにし、お客様が同じ事情を別の窓口へ説明し直さずに済む引継ぎを考えます。
文章の修正と、商品データ・受付機能の変更を分ける
購入先も相談先も用意されていて、案内だけが曖昧なら、商品一覧の短い説明とボタン付近の文章から直せます。商品ごとに購入・相談を切り替えられない、選択内容がフォームへ渡らない、相談が注文として登録される場合は、テンプレートや商品データ、受付処理の改修が必要です。
制作会社への依頼例は、「SC06は数量を選んでカートへ、OD06は希望寸法を相談へ渡したい。相談品は価格0円の商品として登録せず、購入明細と売上の集計に入れないでほしい」です。この内容に、購入経路表、実際の商品管理画面、相談への返信例を添えると、画面のデザインと必要機能を一緒に検討できます。
公開前には、SC06二脚の注文、OD06の幅165cmの相談、二つを同時に検討する場面をテストします。標準品も販売する商品の場合は、特注の希望を取り消して標準品へ戻したときに、以前の希望寸法や金額が残っていないかも確認します。ボタンの見た目だけで終わらせず、完了画面、通知、担当者の一覧、金額の集計まで同じ内容で追ってみましょう。
販売責任者は相談が必要な条件を、通販担当は価格・在庫・配送表示を、接客担当は見本や相談資料を確認します。商品を追加するときも購入経路表に条件を記入し、誰がどの情報を更新するかを決めてから掲載します。サイズ変更の受付を終了するなど条件が変わった場合は、既存の相談への対応と、新しく掲載する案内を分けて確認します。
商品を選ぶところから、受付後まで相談する
Bämの通販・ECサイト制作の案内では、商品や販売方法に合わせた仕組みの整理、商品ページから注文管理、テスト注文までを扱っています。販売方法の追加や外部の在庫管理との連携などは、条件を確かめて見積りを分ける案内です。相談販売との併用も、希望する画面と実際の接客手順を示して範囲を確認できます。
商品ごとに購入と相談をどう分けるか迷われたら、吹田市でホームページの制作・改善をご検討の方へのご案内もご覧ください。すべての商品を整理してからでなくても、定番品と相談品を一つずつ選び、現在のページURL、購入経路表、受付担当が分かる資料を用意すると、自店に必要な改修を話し合いやすくなります。
参考資料
- 株式会社Standard「オーダー家具」:要望の確認、寸法・素材・仕上げの提案と所在地を参照。
- Bäm「通販・ECサイト制作」:販売方法の整理、制作・検査内容、追加見積りの範囲を参照。
参照確認日:2026年9月8日。