一つのサービスを紹介したいとき、複数のページを持つサービス紹介サイトにするか、一枚のLPにまとめるかで迷うことがあります。判断の出発点は、載せたい文章の長さよりも、訪れる方が何を知っていて、何を確かめに来るかです。
特定の提案を順に説明し、一つの申し込みへ案内したいならLPを検討できます。サービスの内容、費用、実施例などを、関心に応じて何度も調べてもらうなら、情報を探し分けられるサービス紹介サイトが合う場合があります。両方を組み合わせる方法もあります。
一枚のLPは、一つの提案を順に伝えたいときに使う
ここでは、法人向けに業務改善の研修を提供する会社の架空例を考えます。ある日程の「現場リーダー向け説明会」への参加を広告で案内するなら、広告を見た方は、その説明会について知りたい状態で訪れます。
この場合は、誰のための説明会か、何が分かるか、開催日時、参加条件、申し込み方法を一つのページで読める構成が考えられます。研修会社の全サービスを最初から並べるより、広告で案内した説明会を見つけやすくすることが先です。
Google 広告のヘルプでも、広告で伝えた内容と、移動先のページで確認できる情報や行動を合わせることが説明されています。これは「LPなら必ず成果が出る」という意味ではなく、訪問前に期待したことへ、ページが答える必要があるということです。
一枚にまとめる場合も、参加条件や運営会社の情報を削って短くする必要はありません。判断に必要な説明を読みやすい順に並べ、詳しい情報が別に必要なら、関係するページへ進めるようにします。
サービス紹介サイトは、異なる疑問に繰り返し答える場所になる
同じ研修会社でも、企業の担当者が年間の研修を検討する場合は、知りたい内容が一つにまとまらないことがあります。現場担当者は研修内容を、上司は実施例を、費用を確認する方は料金の考え方を見たいかもしれません。
こうした説明を継続して公開するなら、概要をつかむページから、内容、事例、費用などを探せる構成が役立ちます。商談後に料金の説明だけを見返したり、社内へ事例のページを共有したりする使い方にも合わせられます。
ただし、質問が一つ増えるたびにページを増やす必要はありません。短い説明なら同じページの見出しで分けられます。独立した内容があり、その情報だけを探したり共有したりする意味があるかを考えます。

訪れる入口と、読み終えた後の行動を並べてみる
形式を決める前に、実際に使う場面を短く書き出します。説明会の広告から来て参加条件を読み、申し込む。営業担当から案内されて研修内容を読み、社内で相談する。検索で実施例を見つけ、対応できる課題を確かめる。このように、入口と次の行動を一組にします。
多くの方が同じ提案を確かめ、同じ行動へ進むなら、一枚のLPで説明をまとめやすくなります。入口ごとに必要な説明が違い、何度も行き来するなら、サービス紹介サイトの中で目的に合うページへ案内する方法を検討します。
広告のリンク先が必ず専用LPでなければならないわけではありません。既存のサービスページが広告の内容に合い、必要な情報と相談先がそろっているなら、そのページを使う選択もあります。逆に、サービスサイトがあっても、期間限定の募集に必要な案内を探しにくいなら、専用ページを設ける意味があります。
両方を作るなら、常設情報と今回の案内を分ける
先ほどの研修会社なら、サービス紹介サイトに研修の標準的な内容、実施の流れ、事例を置き、説明会LPには今回の対象、日時、参加方法をまとめられます。説明会を見て研修全体を知りたくなった方には、関係する常設ページを案内します。
このとき、会社の強みや標準料金を両方へ大量に複製すると、変更時に食い違いやすくなります。LPにも判断に必要な要点は載せつつ、詳しい共通説明をどこで管理するか決めます。期間限定の条件は、通常の提供条件と見分けられる書き方にします。
募集が終わった後も、古い広告や共有されたリンクから訪れる方がいるかもしれません。終了した旨と、その後に見られる情報を案内するなど、終了後の扱いも制作時に考えておきます。

費用を比べるときも、ページ数だけで決めない
一枚のLPでも、提案を整理する取材、原稿、撮影、図解、申し込み先との接続が必要なら、相応の仕事があります。複数ページでも、整理済みの原稿や写真を使える部分があれば、準備の内容は変わります。「一枚だから安い」「ページが多いから十分」とは判断しにくいところです。
見積もりでは、誰に何を伝えるかの整理から頼むのか、文章や素材を自社で用意するのかをそろえて比較します。公開後に事例を追加するのか、キャンペーンごとに案内を変えるのかも伝えると、更新方法まで含めて検討できます。
最初から両方をそろえることが目的ではありません。近く実施する募集が明確ならその案内を先に整え、継続的な検討に必要な説明を順に増やす進め方もあります。今の営業や集客で、どの説明が足りないかから優先順位を決めます。
Bämのサービス紹介サイトの相談・サービス案内では、対象となるお客様とよくある疑問を整理し、原稿、図、事例、相談までの流れを考えます。LPか複数ページかが決まっていない段階でも、今の案内方法から必要な構成を検討できます。