サービスページに相談ボタンを置くとき、冒頭だけでよいのか、説明の途中にも必要なのかと迷うことがあります。目立つ場所を先に決めるより、読んでいる方が何を確かめた後なら相談できるかを考えると、配置する場所を選びやすくなります。
基本は、サービスの対象や頼める仕事が分かる説明の後に、相談へ進める案内を置くことです。連絡先をすぐ探したい方には冒頭や共通メニューからも進めるようにし、まだ調べたい方には説明を読み続けられる流れを残します。
まず、相談前に知りたいことをボタンの前へ置く
例えば、オフィスの定期清掃を紹介する会社の架空例を考えます。きれいな室内写真と「清掃のことならお任せください」という言葉の直後に相談ボタンがあっても、定期清掃に対応するのか、床だけなのか、水回りも頼めるのかが分からないと、自社の相談を送ってよいか判断しにくいでしょう。
対象となる建物、対応する作業、訪問できる地域、費用を決める条件を説明すると、読み手は自社の希望と照らせます。その説明のまとまりを読み終える位置が、相談ボタンを置く候補になります。正確な金額をまだ出せない仕事なら、現場の広さや作業頻度など、見積りに必要な条件を案内する方法があります。
ボタンの直前には、その説明とつながる短い言葉を添えます。この例なら「清掃する場所や頻度が決まっていない場合も、ご希望からご相談ください」と案内できるかを、実際の対応範囲に合わせて検討します。まだ提供していない相談方法を、押してもらうためだけに書く必要はありません。
冒頭・途中・末尾には、それぞれの役割がある
冒頭の案内は、すでに会社を知っている方や、紹介を受けて連絡先を探している方の入口になります。何のサービスか分かる見出しと概要を添え、その近くから相談へ進めるようにします。初めて見る方が説明を探せるよう、対象や料金の考え方を読む道筋も残します。
本文途中では、単に画面が長くなったから挿入するのではなく、相談を判断できる説明の区切りを選びます。清掃会社の例なら、対象と作業範囲を確認した後、または訪問から見積りまでの流れを把握した後です。作業を説明している途中へ大きな案内を割り込ませると、前後のつながりを追いにくくなります。
末尾は、事例やよくある質問まで読んだ方が、そのまま次へ進める場所です。長い説明を読んだ後で冒頭に戻らずに済むよう、何について相談するのかが分かる案内を置きます。一方、短いページなら本文途中にも繰り返す必要があるかを見直せます。すべての位置に置くことを前提にせず、ページの長さと説明のまとまりで選びます。

相談と、情報を読むための案内を同じ強さで並べない
相談、料金、事例、資料ダウンロードをすべて大きなボタンにすると、選択肢の多さで次の行動が分かりにくくなることがあります。今回の説明を読んだ後に何へ進んでほしいかを決め、補足を読むリンクと相談への案内に差を付けます。
GOV.UKのデザインシステムでも、ボタンには実行する行動を表す文言を使い、主な行動を示すボタンが複数競合しないようにする考え方が示されています。行政サービスの設計指針なので、商用ページのボタン数を一律に決める規則ではありませんが、次にできることを明確にする際の参考になります。
清掃の説明から相談へ進むなら、「詳しくはこちら」より「定期清掃について相談する」の方が移動先を想像できます。同じ相談先へ進むボタンを途中と末尾に置く場合も、表現を大きく変えて別の窓口に見せないようにします。相談先の画面でも、サービス名や相談内容が確認できるかを確かめます。

スマートフォンの固定ボタンは、本文と一緒に見る
画面下に相談ボタンを固定すると、読み進めた場所から連絡先へ進めます。ただし、本文や料金の注記を隠してしまうなら、検討に必要な情報を読みづらくします。常に表示するかどうかは、通常の本文内の案内で困る場面があるかを確認してから決めます。
実際のスマートフォンで上から下まで読み、固定表示と別の案内が重ならないか、本文の最後まで見えるかを確かめます。画面が狭いときや文字を大きくしたときにも、ボタンの意味が読めて押せるかを見ます。固定の案内を設けた場合も、相談前に必要な説明を省けるわけではありません。
今のページでは、説明と案内の間をたどってみる
配置を見直すときは、まず対象・内容・費用の考え方など、相談を判断する材料がどこにあるかを読みます。その説明を読み終えた場所から、相談先へ迷わず進めるかを確かめましょう。途中で別のページへ移る場合は、そこから相談へつながるかも確認します。
ボタンを増やす前に、必要な説明が離れていないか、文言と移動先が合っているかを見ることで、直す場所を絞れます。公開後はボタンのクリックだけでなく、相談の完了や届いた内容も合わせて確認すると、配置変更が目的に合っていたかを考えやすくなります。
Bämの問い合わせにつながるホームページ改善では、今のサービス説明と相談までの進み方を確認し、原稿や案内の配置など、必要な修正範囲をご提案します。ボタンの位置だけでは判断しにくい場合も、対象ページと増やしたい仕事から相談できます。