
会社サイトと事業サイトを一つにするとき、両方に「会社案内」があることがあります。文章が似ているから片方を消すと、事業サイトで見ていた人が運営主体を確かめられなくなるかもしれません。反対に、同じ会社の概要を二か所で更新し続けると、住所や事業内容がずれます。どの会社の情報か、どのサイトを残すか、誰が更新するかを確認してから、正本を置く場所を決めます。
先に、二つの会社案内が同じ主体を説明しているか見る
各ページの会社名、法人・事業の関係、連絡先、事業内容、更新担当を並べます。同じ法人の同じ情報なら、統合後に継続する公式の会社案内を一つ定め、事業ページからそこへ案内する構成が考えられます。事業ページには、商品やサービスの説明に必要な範囲の運営情報を短く残せます。
別法人や運営主体が違う事業なら、文章が似ていても一つの会社案内へまとめません。「グループ会社」「ブランド」などの関係を事実に合わせて示し、それぞれの運営主体を見分けられるようにします。統合するサイトの一覧と会社・事業の関係が未確認なら、どちらの会社名を正本にするか制作側だけで決められません。

残すページは、読者の参照先と更新先で決める
正本の候補が二つあるなら、名刺や営業資料、求人票、取引先の案内、サイト内のリンクから、どちらが会社の正式な参照先として使われているか見ます。統合後も維持するドメインと、会社情報を更新する担当も確認します。古いURLへの参照が多いことだけで、運営上維持できないページを残す必要はありません。新しい正本が決まったら、旧ページを見ていた人が迷わず移れる経路を用意します。
住所や代表者、事業内容に差があるときは、最新の資料と社内の確認者に照合します。二つの記述をつぎはぎして「より詳しい会社案内」を作ると、過去の情報を現行と誤って載せるおそれがあります。沿革や旧事業の説明を残すなら、現在の会社概要とは見出しと時点を分けます。
旧URLから、対応する新しい案内へ渡す
廃止する会社案内に外部からのリンクやブックマークがある場合は、対応する新ページへ転送する計画を立てます。Google Search Centralのサイト移行ガイドも、旧URLと新URLの対応表、転送、内部リンク更新を案内しています。すべてを新サイトのトップへ送るより、会社案内は会社案内へ、事業説明は対応する事業ページへ結びます。転送先に必要な説明が残っているかは、人が読んで確認します。

公開後は、会社の説明が一貫しているか確かめる
新しい会社案内、事業ページ、問い合わせ先、フッター、PDFなどを見比べ、運営主体と連絡先の表記をそろえます。旧URLを開いた場合の行き先も確認します。Googleの重複URLの説明は、似た内容のページが複数あると、利用者がどれを見ればよいか迷う場合があると述べています。ただし、会社案内の統合判断は検索上の重複だけでなく、実際の運営主体と読者の確認先から決めます。
カニバリゼーションの記事は検索意図とURLの競合判断が中心です。本稿は既存サイトをまとめる際の会社情報の置き先です。Bämのリニューアルか部分改修かの相談では、サイト一覧と会社・事業の関係、残したいURLをもとに、移す内容と直す仕組みを分けて検討できます。経過年数だけで全面刷新を決める必要はありません。
参考資料
- Google Search Central:Site Moves and Migrations
- Google Search Central:What is URL Canonicalization
- Bäm:全部つくり直すか、必要なところを直すか。
資料確認日:2026年9月26日。個別企業のサイト一覧と会社・事業の関係は未提示のため、残すURLを特定していません。
