
物流センターの住所を地図で示しても、来客の乗用車と納品・集荷のトラックが同じ入口から入れるとは限りません。一般地図のピンだけでは、受付場所やゲート、車両の進入方向まで分かりません。アクセス案内は何の用事で、どの車両が、どこから入るかを分けて作ります。
来客と搬入車両で、到着後の行動を分ける
商談や見学で来る人には、来客用の入口、駐車場所、徒歩で向かう受付、予約した担当者への連絡方法を示します。納品・集荷の車両には、対象の事業所名、車両が使う入口、受付場所、受付時間、構内で待つ場所、呼び出しやバースへの移動手順を示します。同じ住所でも、最後にたどる動線が違うなら、一枚の地図に「入口」を一つだけ置かないことが大切です。
他社の公開例では、大和物流のドライバー向け案内がセンターごとに受付時間、入場口、受付場所、構内待機可否などを分けています。トーハンロジテックスのFAQにも、一般車両用ゲートと来客用駐車場の案内があります。これらは各社の運用例であり、対象センターの入口や時間を示すものではありません。

地図の前に、車両が使える入口を確認する
搬入車両の案内には、道路からの進入方向、曲がれる交差点、右折入場の可否、車高や車長の制限、ゲート前で待機できるかを現地の管理者に確認します。通行条件が車種や時間帯で違えば、その対象を明記します。公開してよい構内図の範囲も確認し、詳細を出せない場合は、予約時に担当者から指定経路を渡す案内にします。
地図サービスへのリンクは目的地の大まかな場所を見つける助けになりますが、そこから誤ったゲートへ誘導しないよう、サイト内には公道からの分岐と入口を言葉と図で示します。地図上のピンが事務所に置かれているのか、搬入口に置かれているのかも、実際のスマートフォンで試します。
受付の前後まで、訪問目的ごとに案内する
入場後に受付が必要なら、予約番号・伝票・車両情報など何を準備するか、呼び出しを受けるまでどこで待つかを、実際の運用に沿って書きます。国土交通省の物流効率化法の案内でも、到着・受付から荷役開始までの時間を区別しています。サイトのアクセス案内も「敷地に着いた」で終わらせず、受付へ進める説明にします。法令の時間算定を個別センターの通行規程として転用しません。

現地の規程と案内画面を照合する
Bämの物流・倉庫会社向けサイト制作案内へ相談する際は、来客用と搬入用の敷地図、搬入規程、受付時間、車両制限、ドライバーへ送っている現行案内を揃えます。公開前には、来客と搬入の両方の立場でスマートフォンから経路をたどり、地図リンク、入口名、受付の説明が現地の表示と一致するか確認します。
参考資料
資料確認日:2026年9月27日。対象センターの敷地図と搬入規程は未提示です。図中の動線は実施設の経路ではありません。
