桐の箱を写真で選んで購入したい方もいれば、置く場所に合う寸法を相談したい方、使い続けてきた箪笥を直せるか尋ねたい方もいます。同じ桐製品のホームページでも、次に知りたいことと、依頼が決まるまでの手順はそれぞれ違います。
岸和田市で桐製品の製造や販売に携わる方へ。ホームページを制作する際は、既製品の購入、寸法を変える相談、手元の品の修理相談を分けて、どこまで画面で受け付けるかを決めると、必要なページと機能を比較しやすくなります。お客様の希望を伺う場所と、仕様・金額を確かめて注文する場所を一緒に考えます。
商品を紹介する前に、三つの頼み方を整理する
岸和田市の岸和田ブランド認定品一覧では、大阪泉州桐箪笥や桐製米びつが紹介されています。認定の対象は掲載されている商品・事業者の範囲であり、岸和田市で扱う桐製品すべてが認定品という意味ではありません。自社の紹介でも、認定の表記は対象商品と対応させます。
桐という素材の紹介から商品へ進んだ方が、「この品を買いたい」「少し小さく作れますか」「家にある箪笥を見てほしい」と考えたときに、それぞれの入口を見つけられる構成にします。素材や工程の説明は大切にしながら、その先の頼み方を商品詳細へ添えます。
以下は、桐製品を扱う架空のお店の説明用の例です。既製品のふた付き収納箱KB01は、既存の通販ページで注文とカード決済を受け、店頭でお渡ししています。一方、寸法変更と修理は電話で相談を受けており、新しく整えるホームページにも相談の入口を用意する計画とします。
KB01の外寸は幅300×奥行220×高さ100mm、内寸は幅276×奥行196×高さ76mm、価格は一個税込8,800円という設定です。店頭受取のみで、配送は受け付けません。これらの仕様や販売条件はこの例だけのもので、実際の原稿は自店の現行資料から確かめます。
この店では、KB01をそのまま選ぶ方は購入手続きへ、寸法を変えたい方は相談へ進みます。修理を希望する方には、KB01の商品番号を求めず、手元の品について話していただく入口が必要です。三つとも同じ「注文する」ボタンにすると、何が決まる手続きなのか分かりにくくなります。

既製品は、今買える仕様と受け取り方をそろえる
KB01の商品詳細では、箱全体とふたを開けた写真、外寸と内寸、価格、受取方法を近くに載せます。外寸は置ける場所を考える情報、内寸は中へ入れる物を考える情報です。「幅300mm」だけではどちらか分からないため、寸法図でも同じ呼び名を使います。
この例で幅280mmの場所へ置きたい方には、外寸幅300mmのKB01はその条件に合いません。内寸幅276mmを見て、置けると思って購入しないよう、外側の大きさと内側の空間を分けて示します。写真だけで入る物や設置可否を保証せず、確認したいことは相談できるようにします。
購入ボタンは「KB01を購入する・店頭受取」とすれば、配送を頼む手続きだと受け取りにくくなります。移動先の通販ページでも同じ品番、仕様、価格、受取条件を表示します。紹介ページが税込8,800円、移動先が別の商品という状態では、どの説明を信じればよいか迷われます。
在庫と注文処理は既存の通販側で管理する方針にします。紹介ページへ在庫数を手で複写するなら、二か所の更新が必要です。日々変わる数を二重に持つより、最新の販売状況を確認できる購入先へ案内し、売り切れ時に購入できないことも通販側で確かめます。
カード決済後すぐに受け取れるとは限りません。この店では、担当者が品物を用意して受取可能の連絡を送る運用とし、受取場所と受付時間も伝えます。購入受付、支払状況、お渡しの準備を、実際に店で確認する順番と合わせます。返品や注文変更の条件も、現行の販売案内と食い違わないようにします。
寸法の相談では、希望の数字を製作仕様にしない
「KB01を幅270mmで作りたい」という相談は、既製品の数量違いではありません。幅を変えた場合の内寸、使い方、ふたの形などを製作担当が確認し、製作できるかと費用を返答する仕事です。商品ページの備考欄へ寸法を書くだけで、定価のまま注文できる案内にはしません。
相談欄には、基にしたい品番、入れたい物、置く場所の大きさ、希望する箱の大きさ、数量を用意します。この例なら「置く場所の幅は280mm。箱の外幅は270mm以内を希望。奥行と高さは相談したい」と受け取れます。置き場所の幅280mmと製品の希望幅270mmを一つの寸法欄へ混ぜないことがポイントです。
手描きの図や写真を添えられる場合も、どの場所を測ったかが分かる説明を一緒に伺います。寸法を測れていない方には、「まだ測っていない」「測り方を相談したい」という返答を残せます。最初から完成図面をそろえていただく必要があるかどうかも、実際の受付範囲に合わせます。
初回の受信連絡では、希望を受け取ったことと、担当者が何を確認するかを伝えます。KB01の価格を自動で見積額として送らず、外寸・内寸・形・数量を整理してから、提示する仕様と金額、納期、受渡方法をお客様へ確かめてもらいます。その返答を経て、製作を依頼する手順へ進みます。
寸法を変えるときの追加作業をすべてサイト内で自動計算するかは、別の判断です。条件が案件ごとに変わるなら、まず相談受付と確認内容の記録を整える方法があります。定型の選択肢だけで製作可否や価格を決められると確認できてから、選択式の商品や自動見積りを検討します。
修理は、いま使っている品の相談として受け付ける
修理の入口では、「お使いの桐製品について相談する」と、購入とは別の用件であることを示します。自店で販売した品だけを受けるのか、他店の品も相談できるのか、箪笥や箱などどの種類を扱うのかを先に案内します。この例では購入店が分からない箪笥も相談を受け、対応できるかは担当者が確認する方針です。
伺うのは、品物の種類、おおよその大きさ、気になる箇所、今置いてある場所などです。「引き出しが閉まりにくい」といった使っている方の言葉をそのまま受け取り、写真は全体と気になる箇所を分けます。写真だけで原因や修理方法が決まったことにはしません。
写真を撮るために大きな箪笥を動かす必要はありません。撮れる範囲で相談していただき、追加で見たい場所があれば担当者が案内する形にできます。相談時点で引取りや修理を約束せず、現物確認の方法と費用がある場合の条件を先に伝えます。
修理の手順は、相談内容の確認、現物を確かめる方法の調整、修理内容と見積りの提示、お客様の返答、作業という流れで掲載します。作業を見送るときの品物の扱いや受渡費用も、現物を預かる前に説明します。新品の価格や注文条件を、修理の費用と手順へ流用しないようにします。
受注設計表で、ページと確定までの役割を決める
次の表は、この店の制作相談に使う記入例です。商品を増やす前に、既製品・寸法相談・修理相談で何を受け取り、誰が次の返答をするかを決めます。すべてをお客様に入力していただく表ではなく、お店と制作会社でページの役割を合わせるための資料です。
| 項目 | 桐製品の受注設計例 |
|---|---|
| 商品区分 | KB01の既製品購入、KB01を基にする寸法相談、手元の箪笥の修理相談。購入と相談の入口を分ける。 |
| 寸法確認 | KB01の外寸幅300mmと内寸幅276mmを区別。寸法相談は置き場所幅280mm、希望外幅270mm以内、奥行・高さは未定として伺う。 |
| 相談受付 | 寸法相談は用途・希望・数量。修理は品物全体と気になる箇所、購入店不明も受付。既製品購入は既存通販へ。 |
| 確定手順 | KB01は通販の仕様と店頭受取条件で購入。寸法相談は製作担当が仕様・価格等を提示し返答を受ける。修理は現物確認後の見積りに返答してから作業へ。 |
| 制作する画面 | 商品一覧・KB01詳細・寸法相談案内・修理案内。相談入力、確認、受信後の案内まで同じ用件を表示する。 |
| 機能の範囲 | 購入は既存通販の品番別ページへ接続。寸法・修理は用件に応じる入力と通知を整備。自動見積りは今回の対象にしない。 |
| 更新担当 | 販売担当は価格・購入先・受取条件、製作担当は寸法相談、修理担当は対応範囲を確認。掲載担当と制作会社がページ・入力・通知へ反映。 |
相談フォームは二つに分ける方法も、最初の用件選択で必要な質問を変える方法もあります。どちらでも、修理相談へ新商品の品番を必須にしたり、寸法相談へ購入済みの時期を必須にしたりしないようにします。選んだ用件と入力内容が、確認画面と担当者へ届く通知でも一致することが必要です。
修理か買い替えか迷っている方には、まだ決めていないことも伝えられるようにします。相談後に希望が変わった場合は、最初の写真や説明を消して別の商品注文に置き換えるのではなく、担当者が変更した希望を確認して案内します。お客様に同じ説明を繰り返していただかずに済む記録の持ち方も、受付を整える際の検討項目です。

商品紹介だけか、注文機能までかを比較する
商品の紹介と電話・フォーム相談を中心にするなら、購入前の説明、用件別の入口、担当者への通知が主な制作範囲です。個別に確認する依頼が多く、お店で返答を続けられる場合に検討できます。オンライン決済がなくても、次に何を相談できるかが伝わるページは作れます。
今回の例は、既存通販を購入先として残し、新しい紹介ページからKB01へつなぐ方法を選びます。すでに運用している注文・決済・在庫管理を使いながら、寸法相談と修理の説明を追加できます。ただし、サイト間を移ること、品番や条件をそろえる担当、販売停止時のリンク先の扱いまで決めます。
自社サイト内に購入機能も設ける場合は、カートだけでなく、在庫、支払い、受取方法、受注管理、通知を含めて比較します。既存通販から移す商品の範囲や、過去の注文をどこで確認するかも制作前の確認事項です。商品の魅力を伝えるページ数と、注文を処理する機能を別々に見積もってもらうと、違いを読み取りやすくなります。
いずれの方法でも、寸法相談と修理を既製品の購入欄へまとめる必要はありません。写真や文章の追加だけで整う部分、用件別の入力や通知を変える部分、購入機能を新設・移行する部分を分けて依頼します。

制作相談には、KB01のような商品原票と写真、現在の購入先、寸法相談で聞いている内容、修理受付の案内を用意します。認定を掲載する品は、その対象が分かる資料も添えます。まだ決められない項目を空想で埋めず、誰へ確認するかを受注設計表へ書き残します。
Bämの通販・ECサイト制作では、商品と販売方法、受注後の作業を伺い、必要なページや仕組みを検討しています。既存通販を生かす構成か、購入機能も整えるかを考える際は、岸和田市のホームページ制作・改善のご案内からご相談いただけます。普段の受け答えをもとに、お客様が頼み方を選べる画面を一緒に整理します。
公開前は、KB01を店頭受取で買う方、外幅270mm以内を相談する方、購入店不明の箪笥を相談する方の三例で試します。購入先の商品と価格、相談の用件、まだ確定していない条件が、画面から受信後の案内まで変わらないかを確認します。実際に受付を担当する方も参加すれば、掲載後の返答までつながる仕上がりを確かめられます。
参考資料
資料確認日:2026年9月8日。