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UX公開 更新

制作見積りにあるフォントや写真の利用料は、公開後も必要か

この記事で分かること

ホームページ制作見積りのフォント・写真費用を比べる際、購入・継続利用・納品・契約終了後の扱いを確認する方法を紹介。公式ライセンスの異なる例から質問項目を整理します。

読み方
見積書と写真候補と書体を照合する担当者の説明用写真。記事の全文タイトルと正式Bämロゴ。

ホームページの見積書に「フォント利用料」「写真素材費」とあっても、その金額が制作時だけのものか、公開後も必要なものかは項目名だけでは分かりません。素材ごとに、誰の名義で利用し、公開中に何を継続し、契約を終えた後にサイトやデータをどう扱えるかを確認します。同じ「素材費」でも、写真の利用権とWebフォントの配信契約では条件が違います。

見積書の「素材費」を、実際に使うものへ分ける

まず制作会社へ、サイトで使う写真とフォントの候補、提供元、利用方法を尋ねます。「写真一式」には、撮影を依頼する写真、素材サイトから取得する写真、自社が提供する写真が混ざることがあります。フォントも、パソコンでデザインを作るための使用と、公開したページで文字を表示するためのWebフォント配信を分けて確認します。

各素材について、見積りに含む費用、購入や契約をする名義、Webサイト以外への使用、元データの納品、更新時に別の制作会社が扱えるかを書き出します。「制作費に含む」と書かれていても、依頼者へ利用権が引き継がれるか、別媒体に使えるかは分かりません。使用予定のサービス名とライセンスの種類まで確認すると、見積り同士の条件をそろえられます。

素材ごとに提供元、契約名義、公開中の費用、契約終了後の扱いを確認する記入欄の図
金額だけでなく、公開中と契約終了後の扱いを同じ欄で比べます。

Webフォントは、公開中の配信方法を確かめる

Webフォントは、制作時に一度使えば終わるとは限りません。例えばAdobe Fontsの公式説明では、依頼者のサイトがAdobe Fontsを使う場合、依頼者自身のCreative Cloud契約で読み込む必要があるとしています。契約を解除するとWebフォントは配信されず、指定した代替フォントなどに置き換わります。制作会社のアカウントで公開し、その契約が後に終わる場合も確認が必要です。

一方、Google Fontsは収録フォントをオープンソースのライセンスで提供し、商用プロジェクトでも使えると案内しています。どのフォントを選ぶか、どの方法でサイトへ組み込むか、個別のライセンス表示が必要かは確認します。見た目が似たフォントでも「毎月の配信契約が必要」と決めつけることはできません。

見積りでは、候補の書体名と提供元、契約名義、月額などの継続費用、解約時にサイトがどう見えるかを尋ねます。切り替える場合に文字幅や改行が変わるので、見出しやボタンが崩れないかも制作範囲の相談材料です。Webフォントのファイルを渡せるかはライセンスによって異なり、納品されるデザインデータと同じものとして扱いません。

写真は「購入済み」と「未使用の枠」を分ける

写真素材にも一律の継続条件はありません。Adobe Stockの公式ライセンス案内では、対象のライセンスで取得した素材は永続的に利用できると説明する一方、素材の単体配布や商品への利用などにはライセンスごとの制限があります。「毎月素材サイトを使う契約」と「その写真をサイトで使い続ける権利」を同じものとして考えないことが大切です。

見積りに写真素材費があるなら、どの写真をどのライセンスで取得するのか、誰の名義で取得するのか、依頼者のサイトに使用できることが確認できるかを聞きます。広告、パンフレット、SNSでも使いたい場合は、その利用先を先に伝えます。素材の元ファイルを別会社へ渡せるか、別の顧客のサイトへ転用できるかは、Webで表示し続けることとは別の条件です。

撮影を発注する写真なら、素材サイトの条件を当てはめず、撮影者との契約や納品条件を確認します。撮影場所や枚数、仕上げを含む見積りの比較は写真撮影の見積りの記事で扱っています。ここでは、公開後に写真を使う範囲と、制作会社との契約が終わった後に何を引き継ぐかに絞ります。

制作時、公開中、制作契約終了後の三段階でフォント配信と写真利用の条件を分ける図
制作契約の終了と、素材の利用条件が終わる時点は同じとは限りません。

発注前に、各社へ同じ質問を渡す

二つの見積りを比べるなら、「予定する写真とフォント」「契約名義」「公開後に必要な契約と費用」「自社で別媒体へ使える範囲」「制作会社を変えるときの引継ぎ」を同じ質問にします。書かれていない条件を無料または不可と推測せず、確認待ちとして返答をもらいます。提案する素材が異なる場合は、金額だけでなく使い方の差も並べます。

公開後に担当会社や契約を変更する予定がなくても、引継ぎ時の扱いは先に確認しておくと判断しやすくなります。使用している書体と画像、ライセンスの取得記録、サイトに組み込んだ方法、代替案を受け取れるかを聞きます。権利の最終判断は実際の契約条件によるため、契約書や提供元の利用規約と照らして確認します。

Bämの相見積りに関する相談では、制作範囲、自社で準備すること、継続費用をそろえて比較します。素材費の項目が気になる場合は、見積書の該当箇所と使いたい写真・書体の候補を持ち寄ると、何を制作費に含め、何を公開後の契約として考えるか整理できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月26日。各サービスは利用条件の違いを示す例です。実際の権利と費用は、選んだ素材、ライセンス、契約者、見積書の条件で確認します。

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この記事を書いた人

Bäm[バム]運営事務局株式会社みやあじよ

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