木工品の通販では、「どちらの木の色が部屋に合うだろう」「写真と同じ木目のものが届くのかな」と考えながら商品を選ぶ方がいます。木の種類を選べることと、一つひとつの表情が異なることを、写真と短い説明で伝えたいところです。

河内長野市で木工品を販売されている方へ。商品ページでは、樹種ごとの違いを比べる写真と、同じ樹種の個体差を見せる写真を分けて用意すると、選ぶときの手がかりを揃えられます。さらに、写真が代表例なのか、写っている現物をお届けするのかを、その近くに添えましょう。

樹種を比べる写真は、形と光をそろえる

まず、木の種類である「樹種」の名前を、商品写真と対応させます。おおさか河内材を使った商品では、クレコ・ラボの「木のノート A6サイズ」が、表紙の素材をヒノキとして紹介し、商品仕様にも樹種と地域材の名前を載せています。素材の背景を知りたい方にも、何を使った商品かが分かる案内です。

木の名刺・木の紙「木のノート A6サイズ」

木工品のページでも、樹種名と、その木を使った商品の姿を一緒に見せます。「明るい色」「濃い色」だけを選択肢にするより、写真の下に素材名を添えた方が、説明を読んだあとに購入する種類を確かめやすくなります。

ここからは、同じ形の小物トレーを、ヒノキとウォールナットで販売する架空のお店を例にします。どちらも同じ仕上げの商品で、樹種を選んで注文できる設定です。

比較用の写真では、二つのトレーを同じ場所に並べ、同じ向きと距離から撮ります。片方だけ暖色の照明で撮ったり、大きく拡大したりすると、素材の違いと撮影による見え方が混ざります。背景と光をそろえ、全体の色合いを見比べられる一枚を用意しましょう。

同じ形と大きさのトレーをヒノキとウォールナットで並べ、素材名を写真の下へ置く比較の図
形・仕上げ・背景・光をそろえた商品写真に、樹種名を添える配置例です。

素材だけを写した見本がある場合も、販売する仕上がりの写真を中心にします。たとえば塗装前の板を比較写真に使うと、仕上げたトレーの色や艶まで想像する必要が出てきます。お客様が購入する状態のものを撮り、その写真に樹種名と仕上げを短く添えると伝わりやすくなります。

暮らしの中で使う写真も、商品の魅力を伝える大切な一枚です。樹種を比べる写真のあとに置けば、まず違いを確かめ、次に自分の机や棚に置く様子を想像できます。比較用と使用場面用の写真を、それぞれの役割で選びます。

同じ樹種の表情を、複数の商品で見せる

樹種ごとの写真が揃ったら、同じ樹種でも変わる部分を伝えます。IDÉEの木製家具の案内では、同じ地域で採れた同じ樹種でも、色みや木目に個体差があると説明されています。

IDÉE SHOP Online「木製家具の特徴」

このトレーのお店なら、同じヒノキの商品をいくつか並べて撮ります。木目が比較的まっすぐなものと、曲線が見えるものなど、普段販売している商品の中から表情の違いが伝わる組み合わせを選びます。樹種の比較とは別の写真にすることで、「ヒノキの中にもこうした違いがある」と見ていただけます。

同じヒノキのトレーを二つ並べ、まっすぐな木目と曲線のある木目を見比べる図
販売する商品の中から、表情の違いが分かるものを選んで撮ります。

説明は「天然木のため個体差があります」だけで終わらせず、写真のどこが違うかを短く添えます。この例なら、「木目の流れや色の濃淡が、一品ごとに異なります」と書けます。接写を使う場合も、トレー全体のどの部分か分かる写真と組み合わせると、実際の見え方を想像しやすくなります。

節のある商品も扱う場合は、節が見えるものを含めて紹介し、位置や表情が分かるようにします。普段の販売品を見比べながら、どのような違いを写真で伝えたいかを、お店の方と撮影する方で相談します。実際に扱う商品の中から選ぶと、届く商品の表情を想像する手がかりになります。

代表写真か、届く現物かを近くに書く

同じ形の商品を継続して販売する場合は、一つの見本を商品写真に使うことがあります。そのときは、写真の下や樹種を選ぶ場所の近くに、代表例であることと、選べる内容を添えます。先ほどの架空のお店なら、次のような案内にできます。

写真は木目と色合いの代表例です。樹種はヒノキとウォールナットからお選びいただけます。一品ごとの木目はお任せいただいています。表情の違いは、同じ樹種を並べた写真もご覧ください。

この文の近くに、先ほどの個体差を見せる写真を置きます。説明文だけを利用案内の奥へ載せるより、商品を見比べている途中で「何を選べるか」を確かめられます。木の表情について質問を受けている場合は、相談先もここから見つけられるようにします。

一方、写真に写る一品を選んで購入していただく販売なら、「写真のトレーをお届けします」と案内し、その現物の全体と細部を載せます。代表写真で種類を選ぶ商品と、一品ずつ現物を選ぶ商品があるお店では、それぞれの商品ページで写真の役割を伝えます。

現物の商品を入れ替えるときは、掲載写真もその一品へ替えます。全体写真では今の商品、細部では以前の商品という組み合わせにならないよう、同じ現物の写真を一組にして確認すると進めやすくなります。

一つの商品で、写真と選択の案内をつなぐ

このトレーのページなら、最初に商品全体を見せ、次にヒノキとウォールナットの比較を置きます。その後に同じ樹種の個体差を示す写真を添え、樹種を選ぶ場所の近くで、代表写真であることと選べる範囲を伝えます。

すでに商品ページがある場合は、まず一品でこの並びを試します。新しく撮る写真を増やす前に、手元の写真で樹種の違いが分かるか、同じ樹種の表情を見せる写真が足りるかを確認できます。木目の接写ばかりで形が分かりにくければ、全体写真を補うところから始めましょう。

スマートフォンでは、写真の下の素材名が読みやすく、樹種の選択肢と同じ名前になっているかを見ます。ヒノキを選んだのに別の木の写真しか見えない場合は、選択後の表示や写真の並べ方を相談します。細かな木目を確かめたい方が写真を拡大できるかも、実際の商品ページで確認したい点です。

制作会社へは、現在の商品ページ、販売する樹種と仕上げ、同じ樹種で表情の違う実物写真を見せます。あわせて、樹種だけを選ぶ販売か、現物を選ぶ販売かを伝えると、写真の順番と説明を具体的に相談できます。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品の比較に必要な情報と、写真・説明文の役割を整理します。木工品の表情が伝わる販売ページに整えたい方は、河内長野市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。樹種を選ぶ楽しさと、一品ごとの違いを確かめられる案内を、一つの商品から考えていきましょう。

参考資料

資料確認日:2026年9月10日