木工製品の販売サイトを作るとき、完成している商品と、注文後に作る商品をどう並べるか迷うことがあります。どちらにも購入ボタンを付けてよいのか、仕上げを選べるようにすれば受注制作にも対応できるのか。写真の見せ方と一緒に、注文を受ける機能も考えたいところです。

河内長野市で木工製品を作り、販売されている方へ。機能を選ぶ基準は、購入する時点で仕様と価格が決まるか、その条件に合う選択・受付・発送案内ができるかです。規格が決まった受注品を中心に、制作前に見本商品で確かめたいことを整理します。

受注制作でも、購入時に決まることを整理する

河内長野市のヤナギウッドワークスは、オリジナル家具とオーダー家具を製作販売しています。オーダー家具の案内では、要望を伺い、図面と見積りをもとに相談し、プランと価格を決めてから制作する流れを示しています。使い方に合わせて、内容を一緒に決める注文の例です。

ヤナギウッドワークス/オーダー家具制作の流れ

一方、注文を受けてから作る品でも、形や寸法、選べる仕上げ、価格があらかじめ決まっていれば、購入画面で注文できる場合があります。作る時期が注文後であることと、一件ずつ仕様を相談することは、分けて考えられます。

以下は、定番の木製スツールを扱う架空の工房の例です。形と大きさは共通で、完成品の販売、決まった仕上げから選んで注文後に作る販売、高さなどを個別に変える相談を受けるとします。

  • 完成品:写真の仕様と販売条件を確認し、用意できる商品を購入する。
  • 規格が決まった受注品:決められた仕上げを選び、金額と製作後の発送案内を確認して購入する。
  • 個別の変更:希望を伝え、製作できる仕様と見積りを相談してから注文する。
完成品は仕様を確認して購入、規格受注品は仕上げを選んで購入、個別変更は仕様を相談して見積りへ進むことを三つのスツールで示す図
注文後に作る品でも、仕様と価格を決めて購入できる場合があります。

この分け方なら、受注品をすべて問い合わせだけにする必要はありません。毎回同じ仕様と価格を説明している商品は、購入画面で選べる形を検討できます。高さや構造を相談して決める依頼は、その商品の近くに「仕様の変更を相談する」という入口を添えます。

選択肢・追加料金・在庫を別々に確かめる

販売サービスを比べるときは、「色を選べる」という説明だけで判断せず、選んだあとに何が変わるかを見ます。写真と仕上げの名前が対応するか、追加料金があるときに金額へ反映できるか、その仕上げの販売を一時的に止められるかを、同じ商品で確かめます。

たとえば、この工房が自然な木色と濃い色の仕上げを扱い、完成品は仕上げ別に用意しているとします。自然な木色だけが売り切れたときには、濃い色を引き続き購入できるようにしたいはずです。この場合に必要なのは、選択肢を表示する機能に加え、種類ごとに販売できる数を持つ仕組みです。

BASEの現行の案内では、商品オプションに選択式・文字入力式を設定し、有料・無料を選べますが、オプション自体に在庫は設定できません。一方、商品登録の「種類」では種類ごとに在庫を設定できるものの、種類ごとに価格を変えることはできないとされています。

BASE「商品オプション Appの使い方」/「商品の登録方法」

これは、同じ選択欄に見えても役割が異なるという機能の例です。仕上げによって料金も用意できる数も違うなら、選択肢一つへまとめられるか、商品を分けて登録する方が扱いやすいかを検討します。利用するサービスの現在の仕様で、両方を満たす方法を確かめてください。

規格受注品で追加の仕上げを選べる場合も、その選択肢が製作できる範囲と合っているかを見ます。仕上げを変えたときの金額、選択した名前、製作に渡す内容が一致すれば、購入前の説明と受注後の作業をつなげられます。

木材の種類と仕上げを組み合わせる商品なら、実際に販売する組み合わせを先に決めます。すべての組み合わせを扱うのか、一部だけかで必要な画面が変わります。候補の仕組みで扱いにくい場合は、商品ページを分ける案も含めて、選びやすさと日々の登録作業を比較しましょう。

注文後に作る品は、製作待ちを伝えられる画面にする

規格受注品の仕様と価格が決まっていても、完成品と同じ発送案内でよいとは限りません。商品名や購入ボタンの近くに、注文後に製作することと、お届けまでの見通しを載せます。工房が普段どの時点から製作を始め、どのように予定を案内しているかをもとに文章を用意します。

発送予定を扱う機能の例として、BASEの「予約販売 App」は、受注生産の商品にも対応すると案内されています。ただし、設定できる期間や利用できる決済方法などには条件があります。商品の製作期間に合うか、予約時期が過ぎたあとの表示をどう扱うかまで確認することが必要です。

BASE「予約販売 Appで商品を販売して発送するまでの流れ」

この工房なら、完成品には現在の発送案内を、規格受注品には製作後の発送案内を載せます。同じスツールでも、見ている商品がどちらか分かる写真や短い説明を添えます。完成品がなくなったときに受注制作へ案内する場合も、購入する方が待ち時間の違いを確かめられる位置へ表示します。

注文を受けられる範囲も、工房で続けられる量に合わせて決めます。販売を一時的に止める操作が必要なら、その商品や仕上げだけを止められるかを見ます。ここでは、完成品の数とこれから作る品の受付を、担当する方が迷わず扱える画面になっていることが大切です。

選択肢や予約などの追加機能を使う場合は、それぞれが単独で動くことに加え、予定している組み合わせで使えるかも制作時に確認します。機能名を並べるだけで決めず、実際の候補画面に商品を入れて判断する材料にしましょう。

代表的な一品を登録し、販売条件で機能を選ぶ

制作会社との打合せには、スツールの写真、選べる仕上げ、料金の違い、完成品と規格受注品の販売方法を持参します。普段の注文で確かめている内容が分かれば、整った仕様書でなくても構いません。個別相談で決める高さの変更などは、購入画面に出す選択肢とは分けて伝えます。

スツールの商品ページで仕上げを選び、金額、受付可否、製作後の発送案内を確認して注文内容へつなぐ図
見本商品を使い、選択後の表示と、工房へ届く内容を一緒に確かめます。

見本画面では、まず完成品の仕上げを選び、対象の写真と販売状況が分かるかを確かめます。次に規格受注品を選び、追加料金がある場合の金額と、製作後に発送する案内を確認します。最後に規定外の希望から相談へ進み、何を話せる入口かが分かるかを見ます。

仕上げを変更してからカートへ進み、選んだ内容と金額を読み直すことも役立ちます。追加料金を含む金額をどの画面で確認できるか、受け取る注文内容から工房が同じ仕様を読み取れるかを、担当する方と一緒に確かめます。

そのうえで、標準の商品登録で足りる部分、追加機能で補う部分、個別の制作が必要な部分を分けて見積りを相談します。完成品と受注品を一つの商品へまとめるか、別ページにするかも、画面の見た目だけでなく、金額・販売停止・発送案内の扱いやすさから決められます。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品と販売方法、選択肢や予約の扱いから、必要な画面と仕組みを整理します。木工製品の売り方に合う機能を確かめたい方は、河内長野市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。代表的な一品を使い、お客様が選びやすく、工房でも受けた内容を確かめやすい販売画面を考えていきましょう。

参考資料

資料確認日:2026年9月10日。販売機能の説明は確認時点の各サービスの案内に基づきます。