家族で休日のぶどう狩りを楽しみたい方と、団体での訪問を計画している幹事の方。同じ農園のホームページを見ていても、申し込む前に決めたいことは少し違います。日時を選んで予約へ進める場合もあれば、人数や滞在の内容を相談したい場合もあります。

観光農園のサイトをリニューアルするときは、通常の利用内容を選んで予約する入口と、希望を相談してから決める入口に、短い選び方を添えると案内しやすくなります。体験や園内の説明をすべて別々に作るのではなく、共通の案内を見ながら、それぞれに合う申込先へ進める構成です。

柏原市観光ぶどうセンターの令和8年のぶどう狩り案内には、電話での申込・問い合わせとオンライン予約の案内が掲載されています。また、市内の横政農園のサービス案内には、団体予約を受け付ける旨が記されています。実際に使う窓口や受付条件は農園ごとに確かめ、その運用に合わせてページを整えます。

予約の前に、選べる利用内容を短く示す

トップページに「個人」「団体」という二つのボタンだけがあると、友人同士の集まりや複数家族での訪問では、どちらを選ぶか迷うことがあります。先に、その農園でどんな体験ができ、どのような利用なら通常の予約へ進めるのかを伝えます。

ぶどう狩りの紹介なら、体験の内容、来園から終了までの所要時間の目安、料金を確認できる案内を用意します。その下で「掲載している内容でのご予約」と「団体でのご利用相談」へ分けると、何を見て選ぶのかが分かります。

ここからは、通常のぶどう狩りには既存の予約ページがあり、貸切バスでの来園や体験後の滞在については事前に相談を受ける、架空の農園を例にします。家族や友人との利用でも掲載内容で参加できるなら予約ページへ、来園方法や過ごし方を調整したい場合は相談窓口へ進む設定です。

この農園なら、通常予約の入口に「掲載しているぶどう狩りの内容で、ご希望の日時を選ぶ方はこちら」と添えられます。団体相談には「人数や来園方法、体験後の過ごし方を相談したい方はこちら」と書きます。利用する方が自分をどの分類に当てはめるかより、次に何を決めたいかで選べる案内にします。

人数による区分が実際にある農園では、その基準も入口の近くに載せます。参加する方だけを数えるのか、付き添いも含むのかを、普段の案内に合わせて示します。ページ制作のために一律の人数を決めるのではなく、農園で確認が必要になる条件を言葉にします。

ぶどう狩りの体験紹介から、掲載内容で日時を選ぶ通常予約と、人数や過ごし方を相談する団体利用へ分かれる図
入口の名前に、どのような利用で選ぶかを短く添えます。

家族の予約と団体の相談へ、選び方を添える

家族で訪問を考える方には、通常の体験内容を読んだあと、希望日時を確認できる場所へ進める流れを用意します。既存の予約サービスを使う場合は、「ぶどう狩りの日時・空きを確認する」のように、開いた先でできることが分かる言葉を選びます。

外部の予約ページへ進んだときも、農園名と体験内容が一致しているかを確かめます。紹介していた体験とは別のコースや、終了した年の受付へつながっていると、選び直すことになります。リニューアル時には、ボタンの見た目と一緒に、現在の案内先まで確認します。

一方、団体の幹事の方は、参加人数の見込みや移動手段をもとに、希望する時間内で利用できるかを相談したいことがあります。例の農園では、貸切バスで到着し、体験後もしばらく滞在したい場合に、通常の予約とは別の確認が必要です。そのため、団体の入口は空き枠を選ぶ画面ではなく、希望を伝えられる窓口へつなぎます。

団体の紹介には「ご希望の日程、人数、来園方法を伺い、利用内容を確認してご案内します」と添えられます。まだ決まっていない内容も相談できる運営なら、そのことも示します。最初から全員分の詳細を求めるより、どんな訪問を考えているかを伝えられる入口にします。

所要時間の表示も、入口を選ぶ手がかりになります。通常の体験は掲載している流れと時間の目安を示し、団体で集合や休憩を含めて調整する場合は、希望を伺って決めることを添えます。同じ体験でも、農園に着いてから出発するまでの過ごし方が違うと分かれば、相談する理由が伝わります。

予約ページで人数を選べなかった方にも、団体相談へ戻れる案内があると親切です。「表示されていない人数や利用内容は、団体でのご利用相談をご覧ください」といった入口を、通常予約の説明にも置きます。反対に、団体ページを開いた方が通常の内容で参加したい場合は、通常予約へ進めるようにしておきます。

園内の共通案内は、両方のページから見られるようにする

二つの申込先を用意しても、入口やトイレ、園内の道など、同じ場所についての説明は共通にできます。「ご来園前の案内」などのページにまとめ、通常の体験紹介と団体の紹介の両方から見られるようにします。

たとえば、受付の写真、畑までの道、休憩できる場所を一つの園内案内へまとめます。家族で訪れる方は歩く経路を確かめ、幹事の方は参加者の移動を考える材料として読めます。必要な写真を二つのページへ別々に増やさず、同じ案内へつなぐ形です。

通常の体験案内と団体利用の案内の両方から、受付・園内の道・設備を紹介する同じ園内案内へつなぐ図
同じ場所の説明は共有し、利用ごとの補足をそれぞれのページへ置きます。

ただし、家族の乗用車と団体のバスで到着場所が違うなど、利用によって異なることは各ページに補足します。共通の地図だけで足りるか、団体には別の集合場所を伝える必要があるかを、実際の受入れ方に沿って確認します。

写真の説明には、写っている場所と利用できる内容を短く添えます。ベンチの写真なら、どの場所の休憩席なのかが分かるようにします。団体の休憩や食事にも使えるかは別の条件なので、写真だけで判断してもらわず、団体利用の案内で必要な補足をします。

共通案内を読んだあと、申込先に戻りやすいことも大切です。ページの末尾に通常予約と団体相談の入口を置く方法なら、トップページから探し直さずに済みます。スマートフォンで体験紹介、園内案内、申込先と進んだときに、現在どの内容を検討しているかが分かる見出しを残します。

二つの利用場面で、今のページをたどってみる

制作会社へ相談するときは、現在の体験紹介と予約先、普段団体へ送っている案内を並べます。そのうえで、家族で通常のぶどう狩りを予約する場合と、団体で滞在内容を相談する場合の二つを試します。

家族での利用では、体験内容を読んで日時の確認へ進めるかを見ます。団体の利用では、通常予約との違いが分かり、希望を相談できるかを見ます。どちらも、途中で園内の案内を確認してから申込先へ戻れるかまでたどります。

今の予約ページが使いやすいなら、入口の説明と団体相談へのリンクを整える改修から始められます。団体の説明が長くなり、通常の体験を探しにくくしている場合は、団体利用のページを分ける構成を相談します。予約システムを変えるかどうかは、入口を整理したうえで、今の仕組みで受けたい利用に対応できるかを見て考えます。

Bämのホームページ制作では、実際の仕事や資料をもとに、文章とページの順番を整えます。観光農園の予約案内を見直したい方は、柏原市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。今ある予約先を生かしながら、家族で訪れる方も団体の幹事の方も、次に進む先を選びやすい構成を考えます。