店舗のホームページをリニューアルするとき、商品写真を新しくするだけでは、買い方の分かりにくさが残ることがあります。お店で選べるものと発送できるものが同じ一覧に並び、どのページにも「お問い合わせください」とだけ書かれているような場合です。

まずは、代表的な商品について、店頭で購入する場合と発送を希望する場合の案内を並べてみましょう。お客様が選びたい受取方法から、商品と必要な情報へ進める構成にすると、リニューアルで整えるページが見えてきます。

商品写真に、どこで買えるかを添える

阪南市黒田にある青木松風庵 阪南店の公式店舗案内には、来店とオンライン購入の入口が置かれています。一方、同社の慶弔菓子の紹介では、薯蕷饅頭などに店舗限定販売で配送できない旨が示されています。お店に通販の入口があっても、商品ごとの買い方は別に案内する必要があると分かる例です。

ここからは、季節の生菓子を店頭で販売し、箱入り焼菓子は店頭と既存の通販サイトで扱う菓子店の架空例で考えます。生菓子と焼菓子の写真を一緒に紹介する場合も、写真の近くに「店頭で販売」「店頭・通販で販売」と短く添えます。色の違いだけに頼らず、言葉で読める形にします。

生菓子の紹介には、「こちらのお菓子は店頭でお選びいただけます。ご来店前に店舗の営業案内をご確認ください」と置けます。焼菓子には、「お店での購入に加え、通販でのお届けも承ります」と添え、それぞれの案内へつなぎます。発送しない商品も、来店して選ぶ楽しみが伝わる紹介にできます。

季節の生菓子は店頭販売として店舗営業案内へ、箱入り焼菓子は店頭と通販としてそれぞれの購入先へ案内する例
商品の魅力と一緒に、選べる買い方を伝えます。

この区分は、販売方法を示すものです。その日の店頭在庫や、すぐに発送できることまで表す言葉にはしません。季節によって取扱いが変わる商品は、販売期間の案内や現在の商品ページを合わせて見られるようにすると、以前の写真を見た方も今の情報を確かめられます。

店頭で選ぶ方と、発送を希望する方のページを整える

店頭で購入する方には、どんな商品を選べるかに加え、場所、営業日、営業時間、来店方法が必要です。商品の紹介から「店舗の場所・営業案内を見る」へ進めるようにし、店舗ページではこれらをまとまって読める構成にします。

例の菓子店なら、生菓子の写真を店舗紹介にも少し載せると、訪れた先で何を選べるかを想像しやすくなります。すべての商品説明を店舗ページへ複製するより、代表的な写真と商品紹介へのリンクを置く方が、営業情報を探す流れも保てます。

発送を希望する方には、発送対象の商品、箱の内容、価格、送料やお届けの目安を確認できる場所を案内します。「発送について」という説明だけを読んだ後、どの商品を注文できるか探し直す構成なら、発送商品の一覧を近くに置くのが見直しの候補です。

焼菓子の詰め合わせは、商品名だけでなく、何が入った箱なのかを写真と説明で確かめられるようにします。店頭では単品を選べても、通販は決まった詰め合わせだけという売り方なら、その違いを商品の説明に添えます。同じお菓子でも、店頭での選び方と発送する単位が異なるためです。

また、店頭で買うことと、ネットで予約した商品を店頭で受け取ることは、用意する案内が変わります。来店して選ぶお店なら、「店舗で購入する」「店舗案内を見る」という言葉が自然です。事前の取り置きや店頭受取を実際に受けている場合に、その申込み方を加えます。

既存の通販を活かして、商品から購入先へつなぐ

すでに通販サイトがあるなら、店舗サイトのリニューアルに合わせて、購入機能まで作り直すかを最初に決める必要はありません。現在の通販で販売を続けながら、店舗サイトの商品紹介と案内を整える方法があります。

その場合は、商品ごとに通販の行き先を確かめます。詰め合わせの紹介から通販サイトのトップへ移るだけだと、同じ箱をもう一度探すことになります。該当する商品ページへ直接案内できるなら、「この詰め合わせを通販で見る」と、選んだ内容を引き継げるリンクにします。

商品紹介から店舗の場所と営業案内、または通販の該当商品の内容と配送条件と購入へつなぐページ構成図
同じ商品を探し直さず、希望する買い方へ進める構成にします。

通販側に同じ商品がない場合は、別の商品へ黙ってつなげず、「発送できる焼菓子の詰め合わせを見る」と、行き先の内容を伝えます。掲載中の箱と通販側の入り数や包装が違う場合も、同一商品として案内してよいかを確認します。

送料や発送予定を通販側で更新しているなら、店舗サイトにも細かな条件を重ねて書く前に、どこを最新情報の案内先にするかを決めます。店舗サイトには発送対象と購入先を分かりやすく示し、詳しい条件は通販の商品ページや利用案内へつなぐ構成も選べます。

通販側で商品を入れ替えたときは、店舗サイトの写真やリンクも対応させます。季節の商品が販売を終えた場合は、その紹介を来店の参考として残すのか、現在の発送商品を案内するのかを決めると、古い購入先だけが残るのを避けやすくなります。

現在のページと代表商品を並べ、改修範囲を決める

制作の相談には、今の店舗サイトと通販サイト、それぞれの代表商品を用意します。この例なら、店頭で販売する生菓子と、発送する焼菓子の箱です。商品写真、現在の説明、実際の購入先を見比べると、足りない案内が具体的になります。

まず、生菓子の紹介を開き、店頭で買えることと営業案内への進み方を確かめます。次に焼菓子の紹介から、発送する箱の内容と通販の購入先までたどります。トップページだけでなく、検索やSNSから商品ページへ直接来た場合も、買い方が分かるかを見る確認です。

現在の商品ページに説明やリンクを追加できるなら、文章と写真の整理から始められます。商品数が多く、発送できるものを探しにくい場合は、発送商品の一覧や絞込みを検討します。通販自体を新しくする場合は、決済や受注の範囲も含めて別に相談します。必要な案内と、販売を動かす機能を見ながら、今回のリニューアルに含める内容を選びましょう。

制作会社へは、「店頭の商品を紹介しながら、発送を希望する方には今の通販へ進んでもらいたい」と、目指す買い方を伝えられます。どの商品をどちらで扱うかが分かれば、ページ構成、原稿、写真、通販へのリンクを一緒に考えられます。

Bämでは、お話やお手元の資料をもとに、ページ構成と原稿を整理する制作をご案内しています。今の商品紹介を活かしたリニューアルをお考えなら、阪南市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。店頭で選ぶ方と発送を希望する方のそれぞれに、必要な情報が届く構成を相談できます。

参考資料