織りや仕上げへのこだわりを丁寧に載せているのに、読み終えた方が商品を買える場所や取引の相談先を見つけにくい。繊維企業のホームページをリニューアルするときには、技術紹介の内容と、その先の案内を続けて見直したいところです。
技術の説明は共通に残し、紹介した内容に関係する商品購入と業務用の継続供給相談へつなぐと、今ある情報を活かせます。トップページだけに「法人」「個人」の入口を置くのではなく、技術のページへ直接来た方も次へ進める構成を考えます。
残したい技術紹介から、次の行き先を考える
泉大津市の日の出毛織の公式ホームページには、会社やものづくりの紹介に加え、オンラインショップとOEMの案内があります。OEMのページでは取組みの考え方や毛布ができるまでを伝え、商品の紹介ページからは外部のオンラインストアへ進めます。会社を知る情報と、購入・取引の行き先を持つ掲載例です。
自社のリニューアルでは、まず現在の技術紹介を一つ選びます。「この説明に関心を持った方に、何をご案内できるか」を、販売や営業を担当する方と確かめます。技術名だけでなく、その技術を使った販売商品と、相談を受けられる仕事を並べると、つなぐ先が具体的になります。
ここでは、毛布の織りと仕上げを紹介する既存ページ、別サイトの既製品通販、営業担当が受ける業務用寝具の継続供給相談を持つ、架空の繊維企業を例にします。自宅で使う毛布を探す方には商品案内を、施設で使用する寝具を継続して仕入れたい方には供給相談の案内を用意する設定です。
技術紹介には、仕事の写真と、どのような仕上がりを目指しているかを残します。両方の方に読んでいただける内容だからこそ、購入用と取引用に同じ長文を二つ作るより、一つの説明からそれぞれの詳しい情報へ進める形を考えます。

この例のページ末尾には、「この仕上げの毛布を選ぶ」と「業務用寝具の継続供給を相談する」という二つの案内を置けます。前者は該当する商品の紹介へ、後者は相談できる内容を説明するページへつなぎます。実際にその技術を使っている商品や受けている仕事と対応させ、会社の全商品を一律に結びつけないことが大切です。
商品購入と継続供給相談に、それぞれ必要な説明を添える
二つの案内は、同じ大きさのボタンを並べるだけでなく、何ができる場所かを短く説明します。先ほどの例なら、購入の案内には「販売中の毛布を、素材やサイズからお選びいただけます」と添えられます。供給相談には「施設で使う寝具の仕様や、継続してお届けする方法をご相談いただけます」と書けます。
こうして目的を示すと、ご自宅用の商品を探す方は通販へ、事業での使用を考える方は必要な説明へ進めます。会社として通常の商品を購入したい場合などもあるため、「法人のお客様」「個人のお客様」という見出しを使う場合は、その下に購入・相談の内容を補うと選びやすくなります。
購入先が別サイトなら、移動する前に、自社が運営する通販であることと、そこで扱う商品を知らせます。たとえば「当社のオンラインショップで、この毛布のサイズ・色・価格をご確認いただけます」という案内です。通販のトップへしかリンクできない場合には、シリーズ名など探す手掛かりを添えます。
商品の一覧へ直接つなげられるなら、技術紹介に合う商品が並ぶ場所を選びます。移動後にブランド名が変わる場合も、会社とブランドの関係が分かる一文を添えると、同じつくり手の商品として確かめられます。会社サイトへ価格を重ねて書くかどうかは、更新できる範囲を見て決めます。
継続供給の相談ページでは、扱う寝具と、相談の際に伺う内容を案内します。使用する場所、希望する仕様、必要な時期や補充の予定など、実際の営業が最初に確かめる内容から選びます。「仕様が決まっていない段階でも相談できるか」も、受け方に合わせて伝えましょう。
長期の取引を相談できることと、同じ製品をいつでも供給できることは分けて案内します。確定前の納期や数量を約束する文章にせず、条件を伺ってから対応を確認する流れを短く示します。詳しい供給条件はその案内で読み、共通の技術ページへすべて載せる必要はありません。
技術紹介へ直接来た方の順番で、改修する場所を決める
リニューアルの検討では、トップページの見た目だけでなく、技術紹介を最初に開いて読みます。検索や営業資料のリンクから、そのページへ直接来る方もいるためです。会社の名前、何を作っている会社か、読み終えたあとの購入・相談先が分かるかを確認します。
共通メニューには、サイトのどこからでも見つけられる購入と相談の入口を置きます。一方、本文の末尾には、その技術に関係する商品や仕事への案内を置きます。共通メニューは会社全体の行き先、本文末尾は読んだ内容に沿う行き先という役割です。

先ほどの例で、既存ページの最後が会社の代表電話だけになっているなら、その前に二つの案内を追加できます。購入したい方が営業へ尋ねなくても通販を見つけられ、継続供給を相談したい方は、電話や問い合わせの前に扱う仕事を確かめられます。
技術紹介がいくつもある場合は、すべてのページに同じ商品を機械的に付けるのではなく、関連する商品や相談内容を確認します。現在販売していない製品の工程を紹介しているページなら、今の取扱いが分かる説明を添えます。通販だけでなく、営業が案内している内容とも揃えることが必要です。
公開前には、自宅用の毛布を探すつもりで技術紹介から商品へ進み、販売中の品を選べるかを確かめます。次に、施設の寝具を継続して仕入れたいつもりで同じページを読み、相談できる内容と連絡先を探します。二つの入口があることより、進んだ先で目的に合う説明を読めるかが確認の中心です。
一つの技術ページを使ってリニューアルを相談する
制作会社には、残したい技術ページのURL、現在の通販、営業で使っている取引案内を見せます。これらを並べると、技術説明は活かせるが商品の行き先が足りない、相談案内が古い、外部通販との関係を説明したい、といった改修箇所が見えてきます。
まず一つの技術ページで、追加する短い説明と二つの行き先を決めます。それを見本に、ほかのページにも同じ構成を使えるかを確かめます。文章とリンクの追加で整えられる範囲もあれば、共通メニューや商品案内の構成から見直す範囲もあります。
今の通販をそのまま使えるなら、会社サイト側の紹介と案内を整える方法を相談できます。通販の購入機能も変更したい場合は、その理由と必要な作業を別に伝えます。リニューアルという言葉だけで一括りにせず、読者が迷う場所を見本で示すと、依頼する範囲を決めやすくなります。
Bämのコーポレートサイト制作では、今のホームページや営業資料から、必要なページと伝える内容を整理します。技術紹介を活かしながら購入・取引の案内を整えたい方は、泉大津市でホームページの制作・改善をご検討の方へのご案内をご覧ください。残したい説明と、その先でご案内したい商品・仕事から、一緒に構成を考えられます。