ワイヤの加工例を見ている方は、「この端の形なら、うちの部品に取り付けられそうだ」と考えることがあります。その関心を相談につなげるには、加工名と写真に加え、接続する相手や寸法をどのように確かめるかが分かる案内を用意したいところです。
貝塚市でワイヤ加工を手がけている方へ。端末加工の紹介では、形を見比べる写真と、接続条件を確認する図や説明を一組にすると、掲載する内容を整理できます。写真で加工の特徴をつかみ、自社の使い方については資料をもとに相談できるページを考えましょう。
貝塚市の地場産業の紹介には、ワイヤロープ製造が挙げられています。ロープそのものの仕様に加え、端をどのように加工し、何に取り付けるのかまで伝えることは、加工会社を探す方の判断材料になります。
加工名と写真をそろえ、端末の形を見比べられるようにする
最初の加工一覧では、自社で扱う名称と、その端末が見える写真を近くに置きます。ロープ全体の写真だけでは端の違いが小さくなるため、加工部分を寄りで見せる写真も用意します。複数の加工を並べるときは、向きと背景をそろえると形を追いやすくなります。
フィルメックのワイヤーロープ端末加工の案内は、リング端子、ループ端子、ボール端子、ネジ端子などの見出しを設け、取り付け方や役割を短く説明しています。加工名だけを一覧にせず、接続する場面と結びつける掲載例です。
ここでは、機械に使う細いワイヤを加工する架空の会社を考えます。リング端子とループ端子の見本を載せ、リング端子は穴のある金具、ループ端子はワイヤを折り返した輪が分かるように撮ります。名称の下に、それぞれがどの部分を示すかを短く添えます。
たとえば「リング端子:先端の金具に取り付け穴があります」「ループ端子:ワイヤを折り返して輪を作った形です」という説明です。写真だけで呼び名を当てていただく必要がなく、詳しい名称を知らない方も気になる加工を伝えやすくなります。

フィルメックでは、リング端子はビスやピン、ループ端子はピンなどへの取り付けを案内しています。ただし、同じページの共通事項には、ロープや端子の材質、カシメ方法で得られる荷重が異なるとあります。自社のページでも、形の説明に続けて「取り付ける部品や使用条件を確認してご案内します」とつなぎます。
似た形でも、加工方法の名称が分かれる場合があります。石黒ロープの加工技術の案内では、アイスプライス加工とロック加工を別に紹介しています。掲載時は、営業で使っている呼び名と技術資料の名称をそろえ、同じ名前の下に異なる加工写真を混在させないようにします。
接続する相手と、寸法を確かめる位置を伝える
端末の形に関心を持った方が、次に知りたいのは「自分の使い方をどう伝えればよいか」です。加工紹介の近くに、取り付ける相手の図面や、接続部分が分かる資料を案内します。写真は位置関係の手がかりになり、寸法や必要な条件は資料をもとに確かめます。
架空の会社の例では、お客様から「機械のピンに取り付けたい」と相談があったとします。担当者が見たいのは、端末単体の形だけではありません。相手側のピンの寸法、端末が入る部分の幅、動く範囲など、取り付けに関わる箇所を図面で確認します。どこを示していただくかは、自社の技術担当者と決めてページへ載せます。
掲載する図は、個別のお客様の機械を公開するのではなく、説明用の見本にできます。端末と相手部品の位置関係を描き、確認したい箇所を短い言葉で示します。図面がない方には、使いたい場面と手元の資料を伝えていただき、追加で必要な内容を担当者から案内する形にします。
ワイヤの長さも、数字の欄だけでなく、どこからどこまでを測るのかが分かる図を添えます。端末を含む一本全体なのか、輪の内側の寸法なのかを、技術資料の表記と対応させます。石黒ロープもアイの寸法について自然長仕上りと折長仕上りを分けて説明しており、測る箇所や状態を言葉と図でそろえる参考になります。
数値の公差や荷重条件を載せる場合は、確認済みの資料から対象を限定して示します。写真に写る見本と、掲載する寸法・条件が同じものかを確かめましょう。端末の形だけで強さを順位づけるより、何を確認すると相談が進むかを伝える方が、ページの役割に合っています。
相談の案内は、「取り付ける部品の図面や、使用する場面が分かる資料をお持ちでしたらお知らせください」のようにできます。必要な性能や使用環境も、分かっている条件から伺います。加工名を決め終えていなくても、接続先と使い方から話を始められる入口にします。
完成姿と端末の寄りを一組にして、掲載素材を用意する
撮影の打合せには、公開できる加工見本と、その見本に対応する図を用意します。一本全体が分かる写真では両端の組合せを、寄りの写真では端末の形とワイヤとのつながりを見せます。光の反射で金具の穴や輪が見えなくならないよう、背景と角度を撮影時に確かめます。
片端だけを拡大する場合は、全体写真のどちら側を写したものかが分かるようにします。左右で異なる加工をしている見本なら、両方の名称を写真の近くに添えます。同じ写真を全加工の代表として使い回すより、掲載している例の範囲が伝わります。

ウェブページでは、加工名、全体と端末の写真、接続先の説明、確認する資料の順にまとめられます。加工例が少ない間は、一つのページ内で各見本を紹介する形でも始められます。見本が増えたら、一覧から詳細へ進める構成を考えましょう。
制作会社には、写真に添える名称と、図で示す寸法の位置、相談時に確かめる資料をまとめて渡します。現在の写真で形が見えるなら説明と配置を整え、端末が小さすぎる場合は寄りの撮影、接続先との関係が伝わらない場合は見本図の制作を相談できます。
公開前には、加工に詳しくない方のつもりで見本をたどります。写真と名称を結びつけられるか、両端の組合せが分かるか、取り付けたい相手をどう相談するかが読めるかを確認します。図の内容と技術的な条件は、自社の担当者が元の資料と照合します。
Bämのホームページ制作では、お仕事の内容から、原稿・写真・図を含むページ構成を考えます。端末加工の違いを、使い方の相談につながる形で紹介したい方は、貝塚市でホームページの制作・改善をご検討の方へのご案内をご覧ください。今ある加工見本と技術資料をもとに、説明を足す場所や新しく用意する写真・図を整理できます。
参考資料
- 貝塚市「貝塚市のあれこれ」:ワイヤロープ製造などの地場産業。
- フィルメック「ワイヤーロープ端末加工」:端子の名称、接続先の説明、共通事項。
- 石黒ロープ「加工技術」:加工名称とアイ寸法の説明。
- Bäm「ホームページ制作サービス一覧」:原稿・デザイン・ページ構成の制作範囲。
資料確認日:2026年9月10日