ニットの商品ページにサイズ表と着用写真を載せていても、「この身幅はどこを測ったものだろう」「写真ではゆったり見えるけれど、何サイズを着ているのだろう」と迷うことがあります。必要なのは、数字や写真を増やすことだけでなく、それぞれを比べるための条件をそろえることです。

サイズ表には製品そのものの実寸と測り方を、着用例には着た方の身長や着用サイズを添えます。手持ちの服と数字を比べ、そのサイズを着た姿も確かめられる。そんな商品ページを、泉大津市でニット製品を扱うお店の掲載例として考えます。

サイズ表には、何をどう測った数字かを添える

泉大津市の「主な産業の歴史」では、戦後に発展したニット産業が紹介されています。編地や形に個性のあるニットを通販で選んでもらうときも、素材の魅力とともに、着る大きさを判断できる情報を用意したいところです。

まず、現在のサイズ表が「製品を測った寸法」なのか、「着用する方の体のサイズの目安」なのかを確認します。製品実寸を載せる表なら、「平置きで測った製品の寸法・単位cm」と見出しの近くに添えます。「身幅」と「胸囲」など、同じ数字として比べられない項目も、資料の呼び方だけでなく測定箇所を確かめて掲載します。

ニットは置き方や測り方によって数値が変わりやすい衣料です。Joint Spaceのサイズガイドでも、平らな台に置き、生地を必要以上に伸ばさず測ることや、測定位置を図で示す方法が案内されています。自店のページでも、採寸条件を一言添えると、数字の読み方が伝わります。

たとえば「平らな台に置き、編地を引っ張らずに測っています」という説明です。メーカーの採寸値を使う商品は、メーカーの測定方法と合わせます。自店で測る場合は、商品を担当する方が測る位置と状態をそろえ、その条件からページ用の図を作ります。

手持ちのニットと比べられる採寸図を作る

採寸図は、サイズ表の項目名に対応させます。身幅ならどの高さの左右を測るのか、着丈なら襟ぐりのどこから裾までなのかが見える図です。別の商品の図をそのまま使うより、そのニットの形と測定方法に合うかを確かめてから掲載します。

ここからは、クルーネックニットの説明用の例です。Mサイズの製品実寸を身幅50cm、着丈60cmとします。この例の身幅は脇の下を左右に直線で測り、着丈は後ろ襟ぐりの中央から後ろ身頃の裾までを測る設定です。実際に掲載する数値と測定位置は、販売する商品の資料へ置き換えます。

ニットの背面図で、左右の脇の下を結ぶ身幅と後ろ襟ぐり中央から裾までの着丈を矢印で示した採寸例
この例の測定位置。実際の商品の採寸方法に合わせて図を用意します。
サイズ 身幅 着丈
M 50cm 60cm

この例の製品実寸。平置きし、編地を引っ張らずに測った寸法です。

図に添えるのは、測定位置が分かる矢印と短い項目名だけでも十分です。具体的な寸法は近くの文字の表へ置きます。採寸図の中に全サイズの数字を詰め込むと、スマートフォンで確かめにくくなるためです。

この例なら「お手持ちのニットを同じ位置で測ると、大きさを比べる目安になります」と案内できます。普段Mを着ているかどうかだけではなく、気に入っている服の幅や丈との差を確かめられます。前後で丈が違う商品なら前丈・後丈を分けるなど、形に応じて必要な項目を追加します。

伸縮については、平置きの寸法と別に説明します。「伸びるのでどなたにも合います」ではなく、実物で確かめた編地の伸び方や、体に沿う形かどうかを伝えます。最大まで引っ張った長さを、無理なく着られる寸法として案内することは避けます。採寸のばらつきを説明する場合も、他店の注意書きの数値を借りず、自店の商品資料や確認結果に合わせます。

着用例は、身長と着たサイズを写真のそばへ

製品実寸が分かったら、次に着用写真の説明をそろえます。最低限確認したいのは、写真の方の身長と、実際に着ている商品のサイズです。写真のすぐ下に文字で添えると、別の場所まで探さずにサイズ表と見比べられます。

同じ例で、身長160cmの方がMサイズを着て撮影したとします。写真の説明は「身長160cm・Mサイズ着用。薄手の長袖の上に着用し、裾は出しています」と書けます。数字は掲載案の設定ですが、このように着方まで添えると、丈やゆとりを考える手掛かりが増えます。

すそを内側へ折り込んだ写真や、腕を上げた写真は、コーディネートを紹介するうえで魅力があります。一方、自然な丈を見せる着用例には、裾を出し、腕を下ろした姿もあると参考になります。どちらか一方だけにそろえるより、写真が伝える役割を分けて準備します。

着用コメントを付けるなら、「ちょうどよいです」の一言に加えて、肩や袖など見てほしい部分を短く書きます。実際に着た方の感想をもとに、「袖口は手首にかかる長さでした」のように場所が分かる表現にすると、写真とも照らし合わせやすくなります。

Mサイズの製品実寸は身幅50cmと着丈60cm、着用例は身長160cmの人が薄手の長袖の上にMを裾を出して着た状態として分ける図
実寸表の数字と着用者の情報を、別の欄で見比べられるようにします。

身長が同じでも、肩幅や好みのゆとりは異なります。着用例を全員への適合保証にせず、製品実寸と一緒に選ぶ材料として見せます。二つのサイズを比べる必要がある商品なら、同じ方が同じインナーで着る例を追加すると、サイズによる形の違いを伝えやすくなります。

サイズ表と着用例を、選ぶ場所で行き来できるようにする

商品ページでは、サイズを選ぶ欄の近くから、実寸表と着用例へ進めるようにします。実寸表のそばに採寸図への案内を置き、着用写真のそばに身長と着用サイズを添える構成です。長いページなら「サイズ・着用例を見る」というページ内リンクも候補になります。

表は画像だけで作らず、スマートフォンで数字を読める文字の表にします。サイズ名を行、測定項目を列に並べ、単位や測り方の案内が離れないようにします。項目が多い商品は、購入時にまず確かめたい寸法から並べると、表を読む負担を抑えられます。

掲載を依頼するときは、一つの商品のサイズ資料と、測定位置が分かる写真、使用する着用写真とその条件をまとめます。制作担当には「採寸図と表の項目名を合わせたい」「着用サイズを写真の近くで読みたい」と伝えると、直したい場所が明確になります。

仕上がったページはスマートフォンで一度たどります。着用写真からMの寸法へ進み、身幅の測定位置を確認して写真に戻れるかを見ます。写真の中へ埋め込んだ小さな文字だけに頼らず、表・図・写真の説明が同じ商品を示していれば、比較しやすい案内になります。

実寸資料はあるものの、写真とどう組み合わせるか迷うときは、泉大津市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。Bämの通販・ECサイト制作では、商品の比較や選び方を整理します。今あるサイズ表と着用写真から、お客様が確かめやすい商品ページを一緒に考えます。

参考資料