「今日からこの品種を並べています」「今週は直売所で販売します」。収穫期には、農園からお客様へ伝えたいことが少しずつ変わります。そのたびに原稿を作って制作会社へ送るより、短い案内を自分で直せたら、と感じることもあるのではないでしょうか。
収穫情報を更新しやすいホームページにするには、今の収穫状況を載せる場所を決め、品種ごとの状況と販売場所を、見た目を組み直さずに変更できるようにすることが大切です。農園の紹介や品種の詳しい説明は整えておき、日々変わる部分を小さく取り出します。
羽曳野市の果樹農園での直売案内を例に、掲載する場所、更新する項目、制作会社へ頼む範囲を順に考えてみましょう。
「今、何が買えるか」を見つけられる場所をつくる
羽曳野市の「ぶどうMAP・いちじくMAP」では、直売所の営業日時や栽培品種は時期によって異なると案内しています。農園を知った方が訪問を考えるときには、所在地に加えて、その時期の品種や販売の案内を確認できると役立ちます。羽曳野市の直売所案内
実際に、市内の葡萄園たちばなやは、2026年8月16日付のお知らせで販売品種と営業時間を紹介しています。日付を付けて、その時期の案内を伝える公開例です。ここで参照しているのは当時の掲載内容で、現在の販売状況は農園の最新案内をご確認ください。葡萄園たちばなやの直売所案内
自分の農園のサイトを作るときは、まず「今の収穫・販売案内」をどこに載せるか決めます。直売所ページの最初に品種ごとの案内を置き、トップページから「今の収穫・販売案内を見る」と進める形なら、お客様は農園日記の中を探さずに確認できます。
農園日記には、実が育つ様子や畑での出来事など、時間がたっても楽しめる内容を残せます。一方、来店前に見る案内は同じ場所で新しい内容に差し替えると、短い変更のたびに記事を一本書く必要がありません。日記も大切にしながら、急いで直したい情報に専用の置き場所を用意する考え方です。

普段の説明と、その日に変わる案内を分ける
収穫状況を直すたびに、農園の紹介や品種の説明まで編集する必要があると、作業が大きくなります。品種名や特徴、基本の写真は最初に整え、今の状況だけを変更できると続けやすくなります。
ここからは、複数のぶどう品種を直売する農園の掲載例です。「シャインマスカット」の紹介には、普段使う写真と味わいの説明を置きます。その近くに、次の短い案内を添えます。
収穫中です。農園の直売所で販売しています。
営業時間・場所は直売所案内をご覧ください。
編集画面では、対象の品種を選び、「収穫状況」と「販売場所」を直せる形にします。毎回文章を考えるのが負担なら、収穫状況には「収穫前」「収穫中」「今季の収穫終了」など、普段使う言葉を用意できます。補足が必要なときだけ一文を書ける欄があると、収穫が少ない日の案内にも対応できます。
販売場所も、いつもの直売所なら登録済みの案内を選べるようにすると、住所や地図を入力し直さずに済みます。出荷先が変わる農園では、実際に案内したい販売先を選びます。収穫していてもその日は店頭に並べないことがあるなら、収穫状況のすぐそばに販売の案内を添えると、お客様の来店判断につながります。
同じページに「○月○日確認」のような日付を表示できると、案内の新しさも伝わります。品種によって確認した日が違う場合は、その品種のそばへ付けます。文章の修正日時を自動で出すのか、収穫状況を確かめた日を入力するのかは、普段の仕事に合う方を制作時に選んでおきましょう。

毎回、写真や文字の配置を触らなくてよい編集画面にする
「自分で更新できます」と聞いたときは、実際にどの部分を触るのかまで見せてもらうと、使い方を想像しやすくなります。日々の収穫状況を直したいだけなら、文字の大きさ、写真の並び、余白まで毎回調整する形より、決まった欄へ短い内容を入れる形が合うことがあります。
WordPressには、文章や画像を編集しながら、レイアウトに関する操作を抑える仕組みがあります。こうした仕組みを使う場合も、どこを農園で編集できるようにするかは制作側の設計によって変わります。「WordPressを使うか」に加えて、「収穫状況を直すときに開く画面」を相談しておくと具体的です。WordPressの内容編集とレイアウトに関する説明
依頼する際は、「品種の紹介と写真はそのままで、収穫状況と販売場所だけを変えたい」と伝えられます。たとえば同じシャインマスカットの案内を「収穫前」から「収穫中」へ直すときに、対象の品種を開いて案内を変更し、公開まで進められるかを確かめます。
更新画面の入口も「収穫・販売案内」など、普段の仕事から分かる名前にできるか相談しましょう。多数のページから毎回対象を探すより、よく使う場所へ入りやすい方が、短い作業時間を使いやすくなります。
収穫期に使う端末で、一度更新してみる
農作業の合間にスマートフォンで直したいのか、作業後に家のパソコンから入力するのかで、使いやすい編集画面は変わります。制作会社の大きな画面での実演だけでなく、ご自身が普段使う端末で試す時間を取ってもらいましょう。
試す内容は、実際の一回分で十分です。確認用の環境で一品種の収穫状況を変え、必要なら販売場所を選び、掲載される案内を見ます。入力欄へたどり着けるか、選択肢の言葉が仕事に合うか、公開する前に内容を確かめられるかが分かります。
公開側では、その品種の写真と短い案内が一緒に読めるかを確認します。トップページにも同じ状況を出す設計なら、一か所の変更が両方へ反映されるように依頼できます。簡潔に始めるなら、トップページには入口だけを置き、詳しい状況は直売所ページへまとめる方法もあります。
操作中に迷った箇所があれば、その場で伝えて構成を調整します。「入力欄を増やせば便利になる」と決めず、普段変える内容を短い手順で掲載できたかを見ます。手順書も、使う画面と変更箇所が分かる短いものを用意してもらうと、翌年の収穫期に思い出しやすくなります。
自分で直す範囲は、変更の頻度から選ぶ
収穫期に何度も変える品種の状況は、農園で更新できると知らせたいタイミングに合わせやすくなります。逆に、農園の紹介文や写真の見せ方を年に一度見直す程度なら、その都度制作会社へ依頼する方法もあります。
現在のページを使い続ける場合は、ページ全体の作り直しが必要かどうかも相談できます。収穫情報を載せる一部分と、その編集画面を整えることで対応できる場合があるためです。既存の仕組みを見てもらい、どの範囲を変えると目的を満たせるか確認しましょう。
制作会社に依頼する範囲には、入力する欄の準備、掲載側のデザイン、操作の説明を含めて相談します。日々の収穫案内を農園で入力する場合も、使い方で困ったときの相談や、サイトを保つための技術的な管理は別に確認しておくと安心です。依頼する修正があるなら、対応できる内容と反映までの目安も聞いておきます。
最近伝えた収穫案内が、制作相談の材料になる
新しく仕様書を作る前に、最近お客様へ伝えた品種の案内や、直売所に出したお知らせを見返してみてください。そこに繰り返し出てくる項目が、自分で変更したい候補になります。今のホームページがあれば、「この部分を収穫期に直したい」と見せるだけでも相談を始められます。
Bämでは、ページ構成や文章、写真の見せ方と、公開後の修正についてご相談いただけます。収穫状況を載せる場所や、農園で入力する範囲を整理したい方は、羽曳野市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。普段のお知らせと使いたい端末を手がかりに、無理なく更新できる形を考えていきましょう。
参考資料
- 羽曳野市「羽曳野 ぶどうMAP・いちじくMAP」(2026年7月24日更新)
- 葡萄園たちばなや「2026年8月17日〜直売所案内」(2026年8月16日)
- WordPress「Block Locking API」
- Bäm「ホームページ制作」
資料確認日:2026年9月9日