季節に合わせて営業するお店や農産物を扱う事業では、以前のホームページに、何年分もの商品写真や営業案内が残っていることがあります。リニューアルの際、すべてを新しく撮るべきか、そのまま移してよいかを迷う素材です。

写真は撮影時期と今の商品・設備を照合して使い道を決め、営業情報は今回確認した内容へ改めてから引き継ぎます。さらに、次の季節に何を誰へ確かめるかを残すと、公開後の更新も始めやすくなります。

まず、残したい写真を今の事業と照らし合わせる

千早赤阪村の下赤阪の棚田の紹介では、田に水が張られる春から、稲穂が色づく秋など、季節ごとの風景が伝えられています。季節を見せる写真は事業の魅力にもなりますが、リニューアルでは、いつ、何を写した素材かを確かめたいところです。

旧サイトの写真から、次のサイトでも使いたいものを選び、分かる範囲で撮影年と季節、写っている商品や場所を添えます。ファイル名だけで判断できなければ、実際にその時期の販売や営業を知る方と写真を見ます。正確な撮影日が不明でも、「店内を改装する前」「容器を変更する前」と分かることがあります。

選ぶ基準は新しさだけではありません。以前に撮った建物の外観でも、入口や看板が現在と同じなら使える候補です。一方、最近の写真でも、販売を終えた詰め合わせや変更前の席配置なら、現在の商品の紹介としては見直します。

昔の写真を現在の商品や設備と照合し、使える写真と撮り直す写真を判断する図
古いという理由だけで捨てず、今も同じ内容を紹介できるかで選びます。

使う写真、記録に残す写真、撮り直す写真を決める

今も同じ商品や設備を紹介できる写真は、掲載に必要な大きさと利用条件を確認します。旧ページから小さな画像を取り出すだけでは、リニューアル後の大きな表示に合わないことがあります。元の画像が手元にあるか、以前の制作先から受け取れるかを早めに確かめます。

内容が変わった写真にも、記録としての価値はあります。以前の収穫や営業の様子を紹介したいなら、当時の写真であると分かる説明を付ける使い方が考えられます。ただし、今買える商品や利用できる設備の写真として選ばないよう、制作会社へ用途を伝えます。

撮り直すものは、紹介する内容が伝わらない部分から絞れます。包装だけ変わったなら新しい包装を写す、入口を変えたなら外から見つける写真を用意する、といった進め方です。季節の商品を今は撮れない場合、いつ現物を用意できるかを確認し、撮影できるまでの掲載内容を相談します。

まだ用意できない商品を、別の年の写真と説明だけで今年の確定商品に見せるのは避けたいところです。「これまでに扱った商品例」として見せるのか、現物が揃ってから商品ページへ追加するのかを決めておきます。

営業情報は、旧ページの転記前に内容を確かめる

営業期間、休業日、販売する曜日、受渡しの時間などは、旧ページに書かれていることと、今も案内してよいことを照合します。毎年似た時期に営業していても、翌期の開始日がまだ決まっていない場合があります。

制作会社へ渡す原稿には、「今回確認できた内容」と「これから決める内容」が分かるよう、短い補足を付けます。例えば、今期の終了日は確定しているが、来期の開始日は未定なら、その違いを残します。旧サイトの日付を一律に翌年へ変更するだけでは、この判断が抜けてしまいます。

確認先も具体的にします。農産物の販売開始は生産を把握する方、店舗の営業日は店の責任者など、内容を決める方が異なるなら、その人へ確認してから更新する流れを共有します。大きな管理表を作らなくても、原稿の横に確認者と未確定の内容があれば引き継ぎに役立ちます。

次の季節の更新を、一度試してから受け取る

新しいサイトを確認するときは、完成した画面を見るだけでなく、次の季節に行う変更を一つ試します。営業期間を変え、写真を差し替え、写真の説明も直すところまで、今後更新する方が扱えるかを確かめます。

写真だけを変えて以前の説明が残る、日程を直す場所が見つからないなど、実際に触ると分かる点があります。その場合は、短い手順書を残す、入力する欄を整理する、更新を制作会社へ依頼する範囲を決めるといった対応を相談できます。

現在の営業内容、次に決めること、確認する人と更新する人の三つを引き継ぐ図
完成時の情報だけでなく、次回の更新が始められる手掛かりを残します。

引き継ぐ写真の原本と、掲載用に加工した画像も区別して保存します。次に違う大きさで使う場合、元の写真へ戻れると選択肢が残ります。掲載できる範囲や提供元の条件がある素材は、そのメモも写真と一緒に渡します。

残す素材が見えると、依頼する範囲も決めやすい

相談時には、旧サイトのURL、使いたい写真、今と変わった商品・営業内容を用意します。撮り直しが必要なものと、確認を待つ情報が分かると、リニューアルの公開時期や追加の撮影を具体的に話し合えます。

Bämのホームページ制作では、お話と資料から原稿や構成を整理します。素材を生かしながら次の季節にも更新できる形へ整えたい方は、千早赤阪村のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。残す写真と確認が必要な情報を基に、今回の制作と公開後の更新の範囲を相談できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月15日。