XMLサイトマップは、検索エンジンに「サイト内で検索結果に表示したい重要なURL」を伝えるためのファイルです。 ただし、送信しただけで掲載や順位が保証されるものではありません。まずは、公開したいページだけを正しいURLで載せ、取得・処理できる状態かを確認することが基本です。

中小企業のホームページでは、WordPressやSEO用プラグインがXMLサイトマップを自動生成していることが多く、ゼロから手作業で作る場面は多くありません。大切なのは「ファイルがあるか」だけではなく、載っているURLと実際の公開状態が合っているかを、公開後も確認することです。サイト全体の考え方から整理したい方は中小企業のSEO対策ガイドもご覧ください。

XMLサイトマップに載せるURLの判断

URLの状態サイトマップへの掲載理由
公開中で検索結果に表示したいページ載せる検索エンジンに把握してほしい正規URLだから
別URLへ301転送するページ載せない転送元は最終的に表示したいURLではないため
noindexを指定したページ原則として載せない検索結果に表示したい意図と一致しないため
内容が重複するページ代表URLだけを載せるどのURLを正規として扱うかをそろえるため
下書き・非公開・削除済みのページ載せない検索エンジンが取得できる公開ページではないため

まず「検索結果に表示したいURL一覧」として考えると判断しやすくなります。古い記事を統合する場合は、クリック数だけで機械的に決めず、古い記事の維持・更新・統合を判断する手順に沿って役割と代替先を確認してください。

日本の中小企業の担当者と制作担当者がノートパソコンと印刷したURL一覧を見ながらXMLサイトマップを確認する様子
サイトマップを作る前に、公開中・転送・noindex・重複のURLを分け、検索結果に表示したい正規URLだけを確認します。

XMLサイトマップの場所と作成方法を確認する

WordPress 5.5以降は、標準機能で/wp-sitemap.xmlにサイトマップインデックスを出力できます。SEO用プラグインを使っている場合は別のURLで出力されることもあるため、二重生成になっていないかも確認します。利用中の仕組みが分からないときは、robots.txtのSitemap行、管理画面のSEO設定、サイトの公開URLを順に見てください。

確認するもの見るポイント
サイトマップのURLブラウザで開け、HTTP 200でXMLが返るか
サイトマップインデックス投稿・固定ページなど必要な子サイトマップが並ぶか
URL表記https、wwwの有無、末尾の表記が正規URLと一致するか
件数公開件数と大きく食い違っていないか
除外対象転送、noindex、非公開、削除済みURLが混ざっていないか

Googleの仕様では、1つのサイトマップは圧縮前50MBまたは5万URLまでです。これを超える場合は分割し、サイトマップインデックスにまとめます。URLは省略せず、https://example.com/page/のような完全な正規URLを記載します。小規模なホームページでは上限よりも、公開件数と掲載URLの一致を優先して確認してください。

送信前にURLとページ状態を点検する

  1. サイトマップをブラウザで開く
    URLが存在し、エラー画面ではなくXMLが返ることを確認します。
  2. 主要ページが載っているか確認する
    トップページ、サービス、事例、問い合わせ、中心記事など、検索結果に表示したいページを抜き出して照合します。
  3. 不要なURLが混ざっていないか確認する
    転送元、noindex、下書き、削除済み、テストページ、重複URLを探します。
  4. ページ側の状態を確認する
    掲載URLがHTTP 200で表示され、意図したcanonicalを持ち、内部リンクからもたどれるかを確認します。
  5. 最終更新日を確認する
    lastmodを使う場合は、表記だけの変更ではなく、本文や構造が実際に変わった日時を反映します。

XMLサイトマップはページを見つける助けになりますが、良い内部リンクの代わりにはなりません。中心記事と補助記事を具体的な言葉で結ぶ方法はコンテンツSEOの設計と運用、外部から参照されているURLの確認は中小企業の被リンク獲得と確認を参考にしてください。

Search Consoleで送信後に確認すること

Google Search Consoleの「サイトマップ」でサイトマップURLを送信すると、Googleが取得できたか、処理中のエラーがあるかを確認できます。送信はクロールや検索結果への掲載を保証する申請ではなく、Googleにサイトマップの場所を知らせる合図です。

確認項目問題があるときの見方
取得状況サイトマップURLが外部からHTTP 200で開けるか、認証やrobots.txtで妨げていないか
検出されたページ数公開件数と大きく違う場合は、子サイトマップと除外設定を確認する
読み取りエラーXMLの形式、文字コード、転送、サーバーエラーを確認する
ページのインデックス登録サイトマップ送信とは分け、URL検査やページのインデックス登録レポートで理由を確認する

サイトマップの状態が「成功」でも、すべてのURLが検索結果に表示されるとは限りません。記事ごとの答え、重複、canonical、内部リンク、ページ品質は別に確認します。構造化データも同時に変更した場合は構造化データの実装・保守ガイドに沿って、表示内容と検証結果を確かめてください。

日本の中小企業の担当者と制作担当者がパソコンとスマートフォンとチェック表でホームページ更新後の状態を確認する様子
公開・統合・URL変更の後は、サイトマップだけでなく、最終URL、ページ表示、Search Consoleの取得状況まで確認します。

更新・統合・削除後に保守する

サイトマップは一度送って終わりではありません。ページを公開・統合・削除したときは、ファイルの内容と実際のURLが一致しているかを確認します。とくに統合では、旧URLをサイトマップから外すだけでなく、旧URLから正本へ一回の301を設定し、内部リンクも正本へ直接変更します。

変更サイトマップページ側の確認
新規公開正規URLが追加されたかHTTP 200、canonical、内部リンク
本文の重要な更新lastmodが正しく更新されたか公開状態と更新内容、構造化データ
URL統合旧URLを外し正本だけ残す一回の301、最終200、旧内部リンクなし
公開終了終了URLを外す代替先がある場合だけ適切に転送し、なければ404または410を検討

Googleは、内容に意味のある変更があったときだけ正確なlastmodを使うよう案内しています。年だけを変えたり、本文が同じまま更新日を動かしたりしないことが大切です。保守作業を社内で続けにくい場合はホームページの保守・管理で、更新後のバックアップや表示確認も含めてご相談いただけます。

よくある見落とし

  • httpとhttps、wwwの有無など、異なるURL表記が混在している
  • 削除・転送済みのURLを残している
  • 公開したいページがnoindexになっている
  • 下書きや会員限定ページが出力されている
  • 内容が変わっていないのに更新日時だけを変えている
  • サイトマップの送信だけで、ページの答えや内部リンクの確認を終えている
  • SEO用プラグインとWordPress標準のサイトマップを二重に送信している

自社で確認しにくいときの進め方

まず、現在のサイトマップURL、公開ページの件数、転送・noindex・削除の一覧をそろえると、確認範囲が明確になります。そのうえで、Search Consoleの取得状況と主要URLを照合してください。XMLの修正だけを急ぐのではなく、読者が必要なページへ迷わず移動できる構造まで一緒に見直すことが大切です。

サイトマップ、記事の役割、内部リンクをまとめて整理したい場合はBämのSEO・集客支援をご覧ください。現在の設定や更新後の確認方法についてはホームページの相談窓口からご相談いただけます。

参考資料