観光体験の紹介を読み、参加したいプランを決めて予約画面へ進んだのに、同じ名前が見当たらない。公式サイトでは雰囲気を伝える名前、外部予約では管理しやすい名前を使っていると、このような迷いが生まれます。

揃えたいのは、文字列だけではありません。公式ページで紹介した体験と、予約画面で選ぶ商品が同じだと分かることが大切です。プラン名に加え、含まれる内容と予約条件を照らし合わせ、名称を統一するか、対応する名前を案内します。

まず、公式の紹介名と予約先の名称を並べる

最初に、現在公開しているプランを一つ選び、公式ページの見出しと、予約先で実際に表示される名称を書き出します。社内の管理名だけでなく、お客様が見る画面を確認します。

例えば、公式サイトで「路地を楽しむまち歩き」と紹介し、外部予約画面では「旧市街ガイド散策・昼食なし」と表示する架空例を考えます。写真が似ていても、名前が違うだけでは同じ体験なのか判断しにくくなります。周辺に昼食付きのプランもあれば、選び間違いにつながる可能性があります。

内容が同じで、両方の名称を編集できるなら、予約時に見分けるための基本名を共通にします。「旧市街ガイド散策・昼食なし」をプラン名にし、「路地の景色を楽しむ」といった魅力の説明は別の見出しや紹介文に置く方法があります。

魅力を伝える言葉をなくす必要はありません。ただ、予約で必要な「どの体験か」「何が含まれるか」が、宣伝の言葉に埋もれないようにします。

予約先の名前を変えられないなら、対応を明記する

外部予約側の名称に制約がある場合は、公式の紹介名を残しながら、予約ボタンの近くに「予約画面では『旧市街ガイド散策・昼食なし』をお選びください」と示せます。長い名称を途中で省略すると似たプランと区別できなくなるため、選択に必要な部分はそのまま伝えます。

予約先が複数ある場合も、それぞれに表示される名前を確かめます。一つの注意書きですべてを説明しようとせず、予約先の名前と、その画面で探すプラン名を組み合わせて案内すると対応が分かります。

W3C WAIのリンク目的に関する解説では、リンクの言葉と移動先のタイトルが一致または近いと、移動の前後をつなげて理解しやすいと説明されています。観光予約でも、紹介ページで読んだ言葉が予約先で見つかるようにする考え方が役立ちます。

公式紹介名の路地を楽しむまち歩きを、予約名の旧市街ガイド散策・昼食なしに対応させる図
名称を変えられない場合も、予約先で探す言葉を移動前に示せます。

名前を合わせる前に、含まれる内容を照合する

二つの名前を対応させてよいかは、提供内容で判断します。まち歩きなら、ガイドの有無、立ち寄り先、所要時間、食事や入場料が含まれるか、集合・解散場所などを比べます。お客様が別の体験だと考える違いを見落とさないことが目的です。

架空例の公式ページに昼食風景を大きく掲載し、「食事も楽しめる」とだけ書いてあるのに、予約先は昼食なしであれば、名称の補足だけでは足りません。別料金で各自が食べるのか、昼食付きの別プランなのかを確かめ、写真の説明と本文も直します。

反対に、コース名が少し違っていても、同じルートと提供内容であることを運営側が確認できれば、対応関係を説明できます。似ている写真や価格だけを根拠に、制作側の判断で同じプランへまとめないようにします。

条件が違うプランは、違いが見える名前にする

昼食の有無、貸切かほかのお客様と一緒か、通常開催か季節限定かなど、申し込む内容が変わる場合は別々に扱います。「おすすめプラン」「人気プラン」という名前だけでは、予約先の選択肢と照合できません。

公式側が一つの紹介ページでも、その中で「昼食なし」「昼食付き」の内容を分け、各予約先の名称を示せます。どちらへ進んでも同じ体験が予約できるように見せず、追加される内容や対象条件を読んで選べるようにします。

料金を載せる場合は、一人分か一組分か、どの参加区分・時期の金額かも対応させます。公式側の目安料金と、予約先の日付や人数を選んだ後の料金を、条件を抜きに同額と説明しないようにします。対象年齢や参加人数の条件に違いがあれば、先に運営側で確認が必要です。

昼食なしと昼食付き、混載と貸切、通常期間と季節限定の条件を区別する図
名称が似ていても、提供する内容や対象が違うプランは同一扱いにしません。

公開前は、予約先で目的のプランを見つけられるか確かめる

確認では、公式ページを読んだ人が、案内された名前を頼りに予約先のプランを見つけられるかを試します。スマートフォンで名称が省略される場合もあるため、一覧だけでなく詳細を開き、含まれる内容まで一致するかを見ます。

販売終了したプランが残っている、予約先で名称が変更された、季節の切替で食事内容が変わった場合は、公式の見出しと予約付近の案内も更新対象になります。受付中の別プランへ置き換えるときは、以前の内容との違いを説明してから案内します。

Bämの宿泊・観光のホームページ制作では、体験の内容や利用条件を整理し、今お使いの予約先へつなぐ案内を作ります。公式ページと予約画面を一組で見比べ、どの名称を揃え、どの条件を説明するかを決めるところから改善できます。

参考資料