会期が終わった展示のページにも、作品や作家を知りたい方が訪れます。以前見た作品を思い出したり、気になる作家の名前から初めてギャラリーを知ったりする、次の出会いの入口になります。

そのページでは、展示の記録を読めるように残しながら、現在の展示へ進める案内を添えましょう。終了したことと、これから見に行ける展示が分かると、過去の作品に触れた関心を来場の検討につなげられます。

富田林市加太のGallery Blau Katzeの公式サイトでも、開催中・開催予定と過去の展示を分けて紹介しています。こうした一覧に加え、個別の終了ページへ直接訪れた方がどう読むかを考えることが、今回の見直しの出発点です。

冒頭で、終了した展示と分かるようにする

最初に整えたいのは、展示名と会期の周りです。年を含む会期を残し、その近くに「この展示は終了しました」と短く添えます。作品写真を最後まで見てから終了に気付くより、初めに時期を確かめたうえで、落ち着いて記録を読める配置にします。

ここからは、2025年に水彩展「窓辺の光」を開いた、架空のギャラリーを例にします。終了後のページには、水彩展の名前と当時の会期を保ち、次のような案内を置けます。

この展示は終了しました。会場で紹介した作品と、展示の様子をご覧いただけます。これからのご来場については、開催中・開催予定の展示をご確認ください。

案内の中の「開催中・開催予定の展示」から、現在の展示一覧へ進めるようにします。終了の表示を大きな警告にせず、短い文章と分かりやすいリンクで伝えると、作品を見に来た方の流れも保てます。

展示名と年を含む会期、終了表示、現在の展示へのリンクを上部に置き、下に作品と作家の記録を残すページの図
終了したことを先に伝え、そのまま作品の記録も読めるページにします。

過去の来場予約や会期中のイベント申込のボタンがある場合は、その回の受付が終わったことに合わせて整えます。次の展示に予約が必要かどうかは、新しい展示の案内で確かめられる形にします。以前の日時や参加条件を、これからの来場案内として残さないことが大切です。

作品と作家を知る記録を残す

終了したページで読みたいのは、どんな作品を、どのような展示として紹介したかです。掲載できる作品写真、作家名、展示の見どころを残します。展示風景があれば、一点ずつの作品だけでは伝わらない、空間での見え方も紹介できます。

Gallery Blau Katzeの「自由でいること」の展示ページには、会期や作家、作品の紹介に加え、終了後の追記が残っています。開催前の案内を使い終わったものとせず、展示の記録として読める実例です。

先ほどの水彩展なら、作品の全体写真と展示風景を選び、「会場では窓辺の風景を描いた作品を、壁面に沿って紹介しました」など、実際に行った展示に沿う説明を添えられます。来場できなかった方も、作家の表現やギャラリーの作品の見せ方を知るきっかけになります。

写真のそばには作家名や作品名を置き、会場全体の写真にはその展示の風景であることを添えます。記録の写真を現在の展示と入れ替えると、文章と写っている作品が離れてしまいます。次の展示の写真は、次の展示のページで紹介しましょう。

作家のプロフィールを詳しく読めるページがすでにあるなら、作品紹介から案内できます。会期中の在廊予定と、作家について長く読める紹介は役割が違うため、在廊の情報には当時の会期中の予定であることが分かる見出しを添えます。

関心に合う、現在の展示へ案内する

作品を見終えた方には、次に何を見られるかを案内します。同じ作家の新しい展示が決まっているなら、その展示名と会期が分かる個別ページへつなげられます。「この作家の次回展を見る」など、過去の記録とは別の開催へ進むことを伝えます。

同じ作家の予定がまだない場合は、開催中・開催予定の展示一覧へ案内します。水彩展を読んだからといって、次も水彩展とは限りません。別の作家や陶芸なども含め、ギャラリーで今後出会える作品を見渡せる入口を用意します。

過去の展示から、同じ作家の予定があるときは次回展の個別案内へ、未定なら開催中・開催予定の一覧へ分かれる図
同じ作家の予定が決まっていないときも、展示一覧から今後の案内へ進めます。

たとえば記録の末尾に、「この展示をご覧になってギャラリーに関心をお持ちの方へ。現在の展示と、これからの開催予定をご紹介しています」と添え、一覧へつなげられます。初めて訪れる方が、ギャラリー全体の活動を知る案内にもなります。

ページに自動で出る「次の記事」は、公開した順番で隣の記事を示すことがあります。Gallery Blau Katzeの先ほどの終了ページにも前後の記事の案内があり、次の記事は別の過去展示です。記録を続けて読む入口として活かしつつ、来場の案内には「開催中・開催予定の展示を見る」と目的が分かるリンクを別に設けましょう。

案内先では、これから訪れる展示の日程と来場方法を確かめられるようにします。展示替えなどで休廊する期間がある場合も、現在の開催案内で伝えます。今の予定が未定なら、決まり次第掲載する場所を案内し、過去の会期を新しい予定の代わりに使わない形にします。

一つの終了ページから見直す

まずは、作品や作家の紹介を残したい終了ページを一つ選びましょう。年を含む会期と終了表示、作品の記録、開催中・開催予定へのリンクがあるかを、ページを初めて開く順番で確かめます。今ある文章と写真を活かしながら、冒頭と記録の末尾に必要な案内を置くところから始められます。

終了ページから現在の展示一覧へリンクしておけば、新しい展示を一覧に追加するたびに、過去のすべてのページへ展示名を書き足す必要はありません。同じ作家の次回展へ直接つないでいる箇所は、その会期が終わったときに案内先を見直します。長く使う一覧への入口と、期間がある個別の案内を使い分ける考え方です。

制作会社へは、残したい終了ページと現在の展示案内、使える作品写真を見せてください。「過去の作品を読みに来た方へ、今見に行ける展示を案内したい」と目的を伝えると、文章やリンクの追加で進められるか、一覧や表示する位置の調整が必要かを相談できます。

Bämのホームページ制作では、お話と資料をもとに原稿やページ構成を整理します。富田林市でホームページの制作・改善をご検討の方へ、展示の記録を大切に残しながら、次の来場を考えやすい案内を一緒に整えます。

参考資料

資料確認日:2026年9月10日