道の駅に並べている商品を、自社の通販でも販売している。ホームページで紹介するとき、商品の魅力は同じでも、売場によって選べる種類や組合せが違うことがあります。お客様が写真を見て気に入った品を、どのように買えるかまで分かる案内にしたいところです。
整理の出発点は、商品の共通紹介と、販売先ごとの品揃え・販売状況を分けて置くことです。一つの「在庫あり」「売り切れ」で商品全体を表すより、道の駅では何を、自社販売では何を選べるのかが伝わる構成を考えましょう。
商品の紹介は共通に、買い方は販売先ごとに見せる
岬町には、道の駅みさき内の産直市場よってって道の駅みさき店があります。店舗の公式ページは、場所や店への確認先を案内する入口になります。一方、個々の商品の紹介と、どの形で販売しているかは、出品する側のホームページで補えます。
商品側の掲載例として、紀州あかもくの販売店紹介では、道の駅みさき店と特定の商品を結び付けて案内しています。2022年の掲載ですが、「何の商品を、どのお店で扱うか」を示す構成が参考になります。現在の販売状況を調べる際は、お店への確認が必要です。
ここからは、果実のジャムを道の駅では一瓶ずつ、自社通販では二種類の詰め合わせにして販売する、架空の工房の例で考えます。通販用の販売分と、道の駅へ納めた販売分は、それぞれ別に用意している設定です。
この工房なら、ジャムの味わいや素材、食べ方は共通の商品紹介にまとめられます。その下に「道の駅で一瓶ずつ選ぶ」「工房の通販で詰め合わせを買う」という二つの案内を置きます。同じ商品の説明を売場の数だけ書き直さず、買い方が変わるところを分ける構成です。

販売先を先に選んでもらう一覧でも構いません。ただし、お店の名前だけでは、その先で同じ単品を買えるのか、別のセットになるのかは分かりません。リンクの近くに、そこで扱う形を短く添えると、購入を考える方が選びやすくなります。
単品と詰め合わせは、写真とリンク名をそろえる
道の駅の案内には、一瓶の商品写真と、取扱いのある種類を載せます。自社通販の案内には、箱に入る瓶の組合せが分かる写真と、セットの内容を載せます。味の説明は共通でも、お客様が実際に持ち帰るもの、受け取るものの違いを写真で伝えます。
たとえば単品の写真のすぐ下に「購入する」とだけ書かれたボタンがあり、押すと詰め合わせのページが開く場合は、その手前を直せます。「このジャムを含む詰め合わせを見る」と書き、セット写真も添えれば、進む先をイメージしやすくなります。
セットに入る種類が季節で変わるなら、共通の商品紹介の写真と、現在販売しているセットの写真を見分けられるようにします。過去に作ったジャムも紹介したい場合は、商品紹介として残し、販売中の組合せは通販の商品ページで案内します。写真を全部差し替えるより、どの写真が今の購入内容を表すかを整える方法です。
価格も販売する単位の近くに置きます。一瓶の価格と箱入りセットの価格が離れていると、写真だけを見て読み違えることがあります。道の駅の価格を自社サイトへ載せるかは、お店との確認や更新のしやすさに合わせて決めます。載せる場合は「一瓶」「詰め合わせ」など、価格が指す内容をそろえます。
売り切れの表示は、該当する販売先へ置く
例の工房で、通販の詰め合わせが売り切れたとします。このとき、共通の商品紹介の見出し全体に「販売終了」と表示すると、道の駅での単品販売まで終わったように見えることがあります。通販の欄に「詰め合わせはただいま売り切れです」と置けば、表示の対象が分かります。
道の駅の単品について現在の在庫を確認していない場合は、引き続き取扱店の案内を示せます。「一瓶ずつのお買い求めは道の駅の売場へ。ご希望の種類の販売状況は、ご来店前にお店へお確かめください」と添える形です。通販の在庫から、別の売場の状況まで判断する必要はありません。

反対に、道の駅の販売分がなくなっても、自社通販のセットを用意できる場合があります。その際は、道の駅の案内から「通販の詰め合わせを見る」へつなぎ、同じ一瓶を注文する入口ではないことを伝えます。お客様が希望する買い方に合うかを選べる案内にします。
納品のお知らせを掲載する場合は、日付と納めた品を記録として伝えます。「本日納品しました」という記事は、工房の近況として役立ちますが、読んだ時点の店頭在庫までは示しません。記事の末尾から、現在の取扱店案内と確認先へ進めるようにしておくと、後日読んだ方も迷いにくくなります。
自社の在庫数をサイトに出している場合は、その数字の近くに「通販の販売分」と表示できるかを確認します。在庫連携をしていない道の駅の販売分まで含むように見せず、今把握している範囲を分かりやすく載せることが先です。
今のページで直す場所を、一商品から決める
まずは、道の駅と自社販売の両方で扱う商品を一つ選び、今のページを開いてみてください。商品説明の下に、各販売先で買える内容があるか。写真とリンクの行き先が合っているか。売り切れの表示がどこまでに掛かっているか。この三つを見ると、修正する場所を絞れます。
例の工房なら、制作会社へ「ジャムの紹介は共通にし、道の駅の単品と通販の詰め合わせを分けて載せたい。売り切れは通販の欄だけで表示したい」と伝えられます。単品とセットの写真、現在の販売先ページ、通販の商品ページがあれば、具体的な配置を相談できます。
既存ページに二つの買い方を並べ、リンク名と写真を直すだけで整う場合もあります。商品全体にしか販売状態を付けられない仕組みなら、通販の欄にだけ状態を表示できるようにする修正を検討します。全売場の在庫を集める仕組みまで、最初から一緒に導入する必要はありません。
Bämの通販・ECサイト制作では、商品や今の販売方法を伺い、商品情報と購入までの構成を整理します。道の駅の品揃え案内と自社通販の見せ方を整えたい方は、岬町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。今ある一つの商品ページをもとに、買う方に伝わりやすい構成を相談していただけます。