
飲食店から魚の仕入れについて相談を受けるとき、魚種が決まっているとは限りません。「週末の定食に使いたい」「その時期に合う魚を提案してほしい」という相談も、料理や必要量が分かれば、候補を考える出発点になります。
こうした相談に応じているなら、ホームページにも魚の名前が決まる前から相談できることと、最初に教えてほしい内容を載せましょう。料理の用途、必要な量、受け取りたい日、返答が必要な時点を伝えられるページにすると、飲食店の方が仕入れの話を始めやすくなります。
魚種が決まっていなくても相談できる入口にする
岬町や深日漁港との関わりを紹介する粂徳の会社案内には、取り扱う水産物と、飲食店などへの卸販売が掲載されています。産地や取り扱いの紹介に加えて、飲食店がどのように相談できるかも伝えると、仕事の内容が具体的になります。
魚種から選べる商品一覧は、欲しい魚が決まっている方に役立ちます。一方、料理に合わせて相談したい方には、「焼き物に使う魚を相談したい」など、使い方から話せる入口があると親切です。対応している料理や取引の範囲に合わせて、相談例を短く添えます。
実際に、サンウッドのおまかせ鮮魚BOXの案内では、飲食店の規模や業態、季節・天候などを考慮した魚種選びと、内容や加工方法の相談を紹介しています。このように、魚の名前以外にも提案の手掛かりがあります。自社のページでは、普段の取引で伺っている内容をもとに案内を作れます。
例えば、料理に合う魚を相談して選べる事業者なら、次のような文章を置けます。
魚種がお決まりでない場合も、作りたい料理からご相談いただけます。用途と必要な食数、受け取りたい日をお知らせください。入荷状況を確認し、候補をご案内します。
この文章の近くに、実際に使っている電話や問い合わせ先を置きます。加工や配送について相談できる範囲がある場合は、その説明へも進めるようにします。最初から選び切る必要のないことが伝わる、短い入口に整えます。
料理と必要量から、提案に使う条件を伺う
ここからは、飲食店が週末の焼き魚定食に使う白身魚を相談する架空の例で考えます。魚種は未定でも、「焼き魚定食で20食分、切身で受け取りたい」と分かれば、用途と量、希望する状態について話を進められます。
相談ページには、書き方の例として、この程度の一文を添えられます。数量を重量で伝えることに慣れているお店もあれば、料理の食数から相談したいお店もあります。普段の応対に合わせて、「食数やおおよその重量でお知らせください」と示すと、分かっている情報から連絡できます。

切身での受け取りと、丸魚を仕入れて店内でさばく場合では、提案時に確認することが変わります。加工に対応しているなら、希望の状態を伝えられるようにします。詳しい寸法や一切れの重さまで初回に決められない場合は、提案の際に相談する流れにできます。
予算を伺うときは、金額の単位も一緒に伝えてもらいます。「魚一食分の目安」か「今回の仕入れ全体」かが分かれば、希望に沿う候補を考えやすくなります。ページの案内も「ご予算が決まっていれば、一食分または全体の目安をお知らせください」とすると自然です。
使う日と受け取りたい日も、料理の準備に関わります。例のお店なら「土曜日の定食に使うため、前日に受け取りたい」と伝えられます。来店で受け取るのか、対応範囲内で配送を希望するのかも添えてもらうと、その条件で用意できるかを確認できます。
こうした情報は、短い記入例として問い合わせ先の近くにまとめても構いません。既存の自由記入欄を使う場合なら、用途、量、受取希望の順に例を見せるだけでも、相談文を考える助けになります。
仕入れを決めたい時刻と、連絡できる時間を分ける
料理と量に加えて確かめたいのが、いつまでに返答が必要かです。飲食店では、献立や別の仕入れ先を決める都合がある一方、営業中は電話を取れない時間もあります。「連絡希望時間」だけでは、この二つが伝わりにくいことがあります。
例のお店が木曜の夕方までに魚を決めたい場合、電話に出やすいのは同じ日の仕込み前かもしれません。相談の案内には、「いつまでに仕入れを決めたいか」と「電話がつながりやすい時間帯」を分けて添えると、お互いに連絡の段取りを考えられます。

ページに載せる文章は、「お返事が必要な日時があればお知らせください。お電話をご希望の場合は、つながりやすい時間帯もお書き添えください」とまとめられます。希望を伺ったうえで、その時点までに候補を確認できるかを返答する流れです。
魚種の提案まで時間がかかるときも、次に連絡する目安を相談できると、飲食店の方がその後の仕入れを考えやすくなります。自社が普段どのタイミングで入荷を確認し、連絡しているかを振り返り、その応対に合う説明を載せましょう。
普段の仕入れ相談を、ページの言葉にする
ページを整えるときは、実際に受けた相談から、魚を提案するために役立った情報を拾ってみます。「料理名が分かって候補を絞れた」「食数を聞いて量の話ができた」など、いつもの会話が案内文の材料になります。
最初に魚種未定でも相談できることを伝え、その下に料理と必要量の短い例を置き、受取希望や連絡について添える構成なら、読みながら自分のお店の相談内容を考えられます。掲載前には、仕入れを初めて相談するつもりでページを読み、何を伝えて連絡すればよいかが分かるかを確かめます。
制作を相談する際は、よく受ける料理の用途、数量の伺い方、加工・受取方法、普段の連絡の流れを共有してください。Bämでは、お手元の資料やお話から原稿と構成を整理しています。岬町のホームページ制作・改善のご案内から、現在の仕入れ相談に合うページづくりをご相談いただけます。
参考資料
- 粂徳:粂徳について(地域との関わり・取扱商品・卸販売の紹介)
- サンウッド:おまかせ鮮魚BOX(飲食店の用途に応じた魚種選びと相談の掲載例)
- Bäm:コーポレートサイト制作
資料確認日:2026年9月14日
