同じ食品を、ご家庭で使う方にも、飲食店で仕入れる方にも届けたい。松原市で食品事業のサイトを制作するときは、商品の魅力を一緒に伝えながら、規格や納品方法に合う入口を用意すると、必要なページを整理しやすくなります。

例えば、同じソースでも200gの小袋と1kgの大袋では、受け取る包装や注文単位が違います。味の紹介を共通にできても、在庫や発送条件まで同じとは限りません。ここでは、共通の商品紹介、個人販売の通販、業務用取引の相談を、一件の構成比較表から考えます。

食品の紹介から、それぞれの買い方へつなぐ

大阪府の松原市における基本計画の概要では、金属製品やプラスチック製品とともに、食料品製造業が市の基幹産業として挙げられています。計画期間は2024年12月26日の同意から令和11年度末まで。食品をつくる事業を紹介する地域背景として参照できます。

ホームページでは、その背景に加えて「どんな食品を、どのような形で届けているか」を自社の仕事から伝えます。商品に興味を持った方がご家庭で試すこともあれば、飲食店のメニューに使いたいと考えることもあります。最初の紹介に両方の細かな取引条件を詰め込むより、特徴を読んだ後に、希望する規格と買い方を選べる順番にします。

制作前に集めたいのは、現在の商品一覧、包装した現物、規格書、通販の画面、営業が使う取引案内です。同じ名前の商品を並べ、内容量だけが違うのか、配合や調理方法も違うのかを製造担当と確かめます。サイトの見出しを先に作るより、この違いが分かると共通にできる説明を選びやすくなります。

同じソースでも、包装済みの規格を分ける

ここからは、松原市の食品会社F02を想定した架空例です。同じ配合の冷凍トマトソースを、小袋と大袋に分けて販売する設定にします。商品記号、容量、入り数、受付方法は、制作の整理に使うための条件です。

R02は200g入りの小袋を4袋まとめた通販セット。既存の通販で、セット数を選んで購入できます。B02は1kg入りの大袋を6袋入れた1ケースで、飲食店で使うための取引相談を受けます。B02の希望数量と納品先、希望日を伺い、担当者が用意できる条件を確認して回答する流れです。

二つに共通するのは、製造担当が同じ配合だと確認したソースの特徴です。一方、R02とB02は、別々に包装された販売規格として扱います。商品名に同じ「トマトソース」とあるだけで、小袋の価格、期限、在庫、発送条件を大袋へコピーすることはしません。

案内には「ご家庭で使いやすい200g・4袋セット」と「飲食店でのご利用を相談できる1kg・6袋ケース」のように、用途と実際の単位を一緒に示します。法人か個人かを最初に選ばせるだけでは、買いたい規格が分かりません。お店を営む方がR02を通常の条件で購入する場合も、その買い方へ進めるようにします。

共通のトマトソース紹介から、R02の200g4袋セットの通販とB02の1kg6袋ケースの取引相談へ分かれる図
商品の特徴を一緒に伝え、包装規格と受付方法を分けます。

写真も二つの規格で用意します。R02は小袋と4袋をまとめた状態、B02は大袋とケースの中身が分かる状態です。同じ料理の使用写真は共通紹介に使えても、購入する包装の確認には、それぞれの現物が分かる素材を選びます。

四つの項目で、食品販売の構成を比べる

F02の販売方法を、取引区分、商品規格、納品方法、受付方法の四つへ分けます。二つのサイトを丸ごと別々に作ると決める前に、何が共通で、どこから条件が変わるかを一枚にまとめます。

比較する項目 F02での構成例
取引区分 R02は表示された通常条件での通販購入。B02は飲食店で使う規格と初回納品の相談。商品紹介から、それぞれの条件を読める案内へ進む。
商品規格 R02は200gの小袋4袋で1セット。B02は1kgの大袋6袋で1ケース。味の共通説明とは別に、品番・包装・入り数・規格書・写真を対応させる。
納品方法 R02は既存通販にある冷凍便の送料・発送条件を確認して購入。B02は納品先、希望日、荷受けの条件を伺い、出荷担当が冷凍便での対応を確認して回答。
受付方法 R02はセット数を選ぶ購入画面。B02は希望ケース数、用途、納品先、希望日を受ける相談画面。相談を送った時点では注文や出荷日は確定しない。

表の内容は、公開する説明と社内で確認する資料をつなぐものです。取引先ごとの価格や契約条件を全部公開する必要はありません。B02のページには相談できる規格と必要な情報を示し、個別の条件は営業担当から案内します。

また、通販の商品登録数を数えるときは、料理名だけで判断しないようにします。この例では、共通のソース紹介は一つでも、R02とB02の規格情報は二つあります。B02は今回カート販売しないので、「二規格の案内」と「通販へ登録する購入商品」を分けて制作会社へ伝えます。

新しいサイトなら、共通の商品紹介を一ページ用意し、そこからR02の既存通販と、B02の規格・取引相談の案内へつなぐ構成が考えられます。すでに会社サイトに商品の紹介があるなら、そのページを整える方法もあります。会社案内や通販をすべて作り直す必要があるかは、現在の画面を見て決めます。

同じ総量でも、小袋へ自動で置き換えない

B02を1ケース希望するご相談が届いたとします。内容は1kgの大袋6袋で、総量は6kgです。小袋200gで計算すれば30袋になりますが、総量が同じだから同じ注文として扱えるわけではありません。

飲食店では、一度に使う量、袋を開ける回数、厨房での保管、納品時の数え方などを考えて大袋を選ぶことがあります。小袋のほうが使いやすい場合もありますが、それはお客様の使い方を伺って検討する内容です。サイト側でB02の希望をR02へ変え、そのまま通販の決済へ進める構成にはしません。

大袋1kg6袋と小袋200g30袋は総量6kgでも別の包装規格であり、小袋の通常販売は4袋セットであることを示す図
総量の換算だけでは、包装や注文単位まで同じにはなりません。

R02は4袋セットなので、小袋30袋は通常のセット数では割り切れません。代わりに8セット・32袋へ丸めてしまうと、希望していた数量も変わります。小袋での代替を希望される場合は、包装と必要数、受けられる注文単位、総額、納品条件を確認し、別の提案としてお返事します。

在庫の表示も、規格別に考えます。B02の用意できる数が未確認のとき、R02に在庫があることだけで「6kg分を出荷できます」と表示することはできません。包装済みの大袋と小袋を、ソース全体の重量だけで共通在庫にまとめる機能が必要かどうかも、実際の製造・出荷方法を確認して判断します。

今回の構成では、R02は既存通販の販売状況を表示し、B02は担当者が数量を確認する取引相談として案内します。大袋の確認が必要という理由で、小袋の通常購入まで止める必要はありません。規格ごとに今できることを伝えることで、お客様が次の手続きを選べます。

共通の商品説明と、規格別の情報を管理する

F02では、味の特徴や基本の使用例を共通の商品紹介へまとめます。容量、包装、入り数、価格の案内、納品条件は、R02とB02それぞれの原票から反映します。「同じ配合だから全部共通」とせず、どの項目を共通にできるかを製造担当が確認します。

消費者庁の食品表示情報の入手方法と管理方法をまとめたガイドブック別冊は、掲載前の確認体制と、仕様変更に合わせた情報更新を取り上げています。食品のページでは、元の情報を受け取る方、画面へ反映する方、内容を確認する方のつながりも、制作時に決めておきたいところです。

共通の味や使用例の紹介とは別にR02とB02の原票を持ち、それぞれの規格、納品、受付へ反映する図
共通にする説明と、規格ごとに確認する情報を分けて持ちます。

例えばB02だけ包装を変更した場合は、B02の現行原票、写真、規格案内、営業が送る資料を確認します。R02の袋まで変わったと見せないよう、品番ごとに反映先を残します。反対に、共通の配合や使用方法を変更する場合は、どちらの規格に、いつの製造分から適用されるかを確かめます。

原材料、保存方法、期限などは、各規格の確定した情報と照合します。制作担当が袋の大きさや写真だけから補う項目ではありません。個々の期限や保存温度をこの例で決めず、実際の表示資料を確認する方と、変更があった際の連絡方法を用意します。

サイトで説明を共通利用する場合も、元の情報を一度直せばすべての場所が自動で変わるとは限りません。会社サイト、外部の通販、営業用の資料で管理方法が違えば、それぞれへの反映が必要です。手作業で更新する範囲と、情報を連携させたい範囲を分けて依頼します。

原稿・写真と、受付の機能を分けて相談する

構成比較表ができたら、制作会社へ渡すものを整理します。共通紹介と二規格の資料、現在の通販、相談への返信例があれば、どのページを作り、どの仕組みをそのまま使うかを検討できます。

制作の範囲 F02で依頼する内容
構成・原稿 共通の商品紹介から、R02の通販とB02の規格・相談案内へつなぐ。四項目の比較表と、製造・営業・出荷担当が確認した説明を用意する。
写真・情報登録 小袋と4袋セット、大袋と6袋ケースが分かる素材を選ぶ。料理の使用写真は共通紹介へ。二規格の写真と原票、通販への登録対象を照合する。
受付・通知 R02は既存通販を利用。B02は品番と希望ケース数、納品条件を残す相談へ。総量からR02に置換せず、確認画面と担当者通知にもB02の希望として届くよう整える。

現在のフォームで品番と希望数量、納品先を自由に書け、通知にも残るなら、まず説明と記入例を整える方法があります。品番が消える、数量が袋なのかケースなのか分からない場合は、項目と通知の変更も依頼します。「B02・1ケース・初回納品を相談」という入力例を使うと、確認したい動作が伝わります。

会員ごとの卸価格、卸専用カート、在庫や規格書との自動連携は、取引相談のページとは別の検討です。今は営業が条件を回答する運用で続けられるなら、その入口を先に整えられます。受注が増えた際に何を自動化したいかは、実際の転記や確認作業を見て決めます。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品と売り方、購入画面、受注・出荷の仕事を整理し、写真や商品説明、追加する販売方法の作業を確認しています。共通の商品紹介から規格別の受付まで、自社に合う構成を相談したい方は、松原市のホームページ制作・改善のご案内もご活用ください。今の通販を使う範囲と、新しく用意する規格案内・相談の入口を一緒に検討できます。

二つの規格から、最後の案内まで確かめる

公開前は、R02を1セット買いたい方と、B02を1ケース相談したい方の二通りで、商品紹介から進みます。R02では、200gの4袋が購入内容として伝わり、既存通販の価格・送料・発送条件を確認できるかを見ます。会社名や業務用の納品条件を、通常購入の必須項目に加えていないかも確認します。

B02では、1kg・6袋・1ケースという規格が相談画面と通知まで残るかを確かめます。完了画面が「ご注文ありがとうございました」になっていないか、小袋30袋への換算が購入明細に入っていないかも見る点です。大袋の条件を担当者が確認して回答する流れと、画面の案内をそろえます。

次に、検索や営業資料からB02の規格ページを直接開きます。共通紹介を先に読まなくても、中身の特徴、袋の大きさ、ケースの入り数、納品を相談する方法が分かるでしょうか。必要なら共通の使用例へ戻れるリンクを置き、個別の取引条件を探すために会社トップへ戻る負担を減らします。

公開後は、規格や受付方法について聞き直した内容を営業と出荷担当で振り返ります。小袋と大袋の取り違えがあれば規格の見せ方、ケース数が分からなければ数量欄、希望日が確約と受け取られたら納品の説明を見直します。商品を選ぶ楽しさと、取引を始める際の分かりやすさを、同じサイトの中で育てていきましょう。

参考資料

資料確認日:2026年9月9日。