紀の川市でホームページや通販サイトをつくる費用は、ページ数だけでは決まりません。会社案内なのか、果物や加工品を販売するのか、製造業の技術を取引先へ伝えるのかで、必要な取材、撮影、商品登録、販売の仕組みが変わるからです。まず基本の制作と、商品・撮影・発送など会社ごとに増える仕事を分けると、見積りを比べやすくなります。
この記事では、紀の川市の農園、加工会社、製造会社が、見積書のどこを確認すればよいかを順番に説明します。総額だけで決めず、「何をつくる費用か」「自社で用意するものは何か」「公開後も続く料金はあるか」を同じ条件で比べるためにお使いください。
最初に、販売・問い合わせ・採用のどれを増やすか決める
ホームページの費用を考える前に、増やしたい行動を一つ決めます。果物や加工品を個人のお客様へ売りたいなら、商品を選び、送料を確認し、決済してもらう通販の仕組みが必要です。製造業で新しい取引先から相談を受けたいなら、設備の数より、対応できる加工、材料、寸法、数量、納期、品質確認を伝えるページが先です。採用が目的なら、仕事内容、職場、条件、応募方法を整理します。
紀の川市の企業誘致施策では、果樹を中心とする農業に加え、立地企業や地元の製造業も地域経済を支えていると説明されています。農産物の販売と企業間取引では、相手が確かめたいことも、問い合わせ後の仕事も違います。一つのホームページへ全部を詰め込むのではなく、目的に合うページと仕組みを選ぶことが、無駄な費用を減らす第一歩です。
| つくるもの | 開始価格(税別) | 主な目的 |
|---|---|---|
| コーポレートサイト | 95万円〜 | 会社、事業、技術、実績を伝えて相談につなぐ |
| サービス紹介サイト | 95万円〜 | 一つの商品群やサービスを詳しく説明する |
| 求人・採用サイト | 120万円〜 | 仕事、職場、条件を応募前に伝える |
| 通販・ECサイト | 150万円〜 | 商品選びから決済、受注、出荷まで整える |
この金額は完成金額を固定する定額プランではなく、制作を始める価格です。コーポレートサイトとサービス紹介サイトは、ページ数や取材内容によって120〜140万円ほどになるご相談が多くあります。通販サイトは、主要8〜12画面、初期の商品登録10点、国内販売、発送元1か所、通常の都度購入を150万円からの基本例としています。
見積りは、基本の制作と会社ごとの仕事に分ける
基本の制作には、目的の整理、地域・競合・検索の調査、ページ構成、原稿の整理、オリジナルデザイン、WordPressまたは通販の仕組みの構築、基本的な検索設定、アクセス計測、公開前の確認が含まれます。WordPressは、お知らせ、商品、実績、募集要項などを管理画面から更新するための仕組みです。

会社ごとの仕事として増えやすいのは、商品登録、写真・動画撮影、複数の農園や工場への訪問、社員への取材、送料や決済の設定、予約販売、定期購入、既存データの移行です。同じ10ページでも、原稿と写真がそろっている場合と、現地で話を聞き、商品や工程を確認して一からつくる場合では作業量が違います。
見積書に「ホームページ制作一式」としか書かれていないと、何が含まれるか分かりません。調査、原稿、デザイン、撮影、商品登録、初期設定、テスト注文、公開作業を分けて書いてもらいます。自社で用意する写真や商品情報がある場合も、どの形式で、いつまでに、誰が確認するかまで決めます。
通販は、商品を載せた後の仕事まで確認する
通販サイトの費用は、商品点数だけでなく、選び方と注文後の仕事で変わります。桃、柿、いちじく、八朔などは、販売時期、規格、内容量、家庭用・贈答用、発送できる日が同じではありません。複数の品種を一つの商品として扱うのか、品種ごとに分けるのか。予約を受けるのか、収穫できた分だけ販売するのか。最初に決めておくと、必要な商品画面と在庫の持ち方が見えます。

紀の川市認定ブランド「ISSEKI」の2026年度プログラムでは、加工品のBtoC販売実践とBtoB商談準備を別の段階として扱っています。個人のお客様へ売るページには、味、用途、内容量、保存、送料、届く日が必要です。小売店や飲食店との商談では、取引単位、卸条件、納品方法、継続供給の相談先が必要です。同じ商品でも、相手に合わせて説明を分けると、登録する項目と見積りの範囲を決めやすくなります。
決済方法、配送地域、常温・冷蔵・冷凍、箱の組み合わせ、離島料金、返品条件も確認します。外部の通販サービスを使う場合は、月額料金、決済手数料、有料機能の料金が制作費とは別にかかります。公開前には、実際に注文し、確認メール、在庫、送料、管理画面、出荷の記録まで試します。ここが見積りに含まれるかを確かめてください。
商品登録と撮影は、点数だけでなく準備の範囲を見る
Bämの通販サイト制作では、初期の商品登録10点を基本例に含めています。ただし、10点分の情報が完成した状態で支給されるのか、品種、規格、内容量、価格、在庫、保存、発送条件を一緒に整理するのかで作業は変わります。加工品なら、原材料や表示内容の最終確認も必要です。法律や許認可に関わる表示は、事業者または専門家が確認します。
撮影では、商品だけを白い背景で撮るのか、農園、収穫、選別、加工、梱包、働く人まで撮るのかを決めます。旬が短い果物は、制作日程と収穫時期が合わないことがあります。すべての商品を同じ日に撮れない場合は、初回公開に必要な商品を決め、次の収穫時期に写真を追加する計画も考えます。
撮影費を見るときは、下見、撮影場所、日数、商品準備、人物撮影、納品点数、雨天時の扱いを確認します。農園では天候と収穫時間、加工場では衛生、工場では安全と顧客品の写り込みを確かめます。「一日撮影」という言葉だけでなく、何を撮り、どのページに使い、誰が掲載可否を確認するかまで見積書へ残します。
製造業の会社案内は、設備写真の枚数で決めない
紀の川市は2026年版の立地企業ガイドブックを公開し、市内企業の事業や仕事を紹介しています。自社のホームページでは、さらに「どんな相談なら対応できるか」を具体的にします。設備名と写真だけでは、初めて見る取引先が自社の依頼に合うか判断できません。材料、加工範囲、寸法、数量、試作、品質確認、納期、配送、問い合わせ時に必要な資料を整理します。
そのため、製造業の見積りでは、技術ページの数より、現場を理解する取材、工程撮影、担当者への確認に時間がかかることがあります。公開できない図面、顧客名、製品、数値があれば、撮影前に範囲を決めます。会社案内と採用を同時につくる場合は、取引先向けの技術説明と、求職者向けの仕事内容を同じ文章で済ませません。
通販機能が不要な会社へ、商品管理や決済の仕組みを加える必要はありません。反対に、問い合わせ後に見積りが始まる会社では、フォームで図面を受け取るか、まず電話や相談を受けるかを決めます。目的に関係しない機能を外し、取材と原稿へ予算を使うほうが伝わりやすい場合があります。
複数の見積りは、同じ条件で比べる
| 確認項目 | 制作会社へ聞くこと |
|---|---|
| 目的 | 販売、問い合わせ、採用のどれを優先する設計ですか |
| 商品登録 | 何点、どの項目を誰が整理し、追加登録はいくらですか |
| 取材・原稿 | 誰が現地で話を聞き、文章を書き、事実を確認しますか |
| 撮影 | 農園・加工場・工場のどこを、何日、何点撮りますか |
| 通販設定 | 決済、送料、在庫、メール、テスト注文は含まれますか |
| 外部料金 | 月額料金、決済手数料、有料機能は別にありますか |
| 公開後 | 商品追加、安全管理、集客改善は誰が担当しますか |
複数社へ頼む場合は、希望する公開時期、商品数、箱の種類、販売地域、撮影場所、必要なページを同じ資料で渡します。一方だけに原稿、撮影、商品登録、テスト注文が含まれていれば、総額だけでは比べられません。安い見積りが悪いのではなく、省いた仕事を自社で無理なく行えるかを判断します。
高い見積りも、理由を確認します。撮影場所が多いのか、商品説明を一からつくるのか、複雑な送料や予約販売があるのか、既存の注文・会員データを移すのか。必要な仕事なら残し、目的と関係のないページや機能なら外します。追加費用になりやすい条件を契約前に説明できる制作会社なら、予算を相談しやすくなります。
期間・支払い・公開後の費用も一緒に確認する
Bämの標準的な制作期間は約3〜4か月です。構成、デザイン、公開前の画面という三つの時期に大きな確認を行い、大きな修正は全体で3回までです。果物の撮影時期や商品表示の確認に時間が必要なら、収穫と販売開始から逆算します。確認する担当者と返答日も最初に決めます。
支払いは着手時50%、完成確認後50%です。譲渡できる制作物の権利は全額支払い後にお渡しします。途中で制作を止める場合は、着手金と、その時点までに進んだ作業分が必要です。写真素材、書体、決済や通販サービスなど、譲渡ではなく利用契約となるものは別に確認します。
公開後の保守・管理は月額20,000円です。月3時間までの軽い修正、バックアップ、ドメイン、サーバー、WordPressの更新支援を含みます。使わなかった時間は翌月へ持ち越しません。3時間を超える作業は1時間11,000円、緊急対応は1回33,000円から、解約は希望日の6か月前までの連絡が必要です。
商品を大量に追加する、価格を一括変更する、撮影を追加する、複雑な送料や新機能をつくる、広告や継続的なSEOを行う仕事は別の見積りです。商品情報の更新と、WordPress・サーバーを安全に保つ仕事も分けます。公開後に社内で変える情報と、Bämへ頼む仕事を契約前に確認してください。
商品数やページ数が決まっていなくても相談できます
相談前に、全商品の説明や完成原稿を用意する必要はありません。今ある会社案内、商品一覧、価格表、箱、送り状、求人票、写真、利用中の通販サービスをご用意ください。増やしたい売上や相談、販売したい時期、今困っている作業を伺い、最初に必要な商品とページを整理します。
紀の川市で制作費を比べるときは、基本の制作、商品登録と撮影、通販の設定、製造業の取材、公開後の料金を分けてください。総額だけでなく、依頼後に誰が何を行うかが分かる見積りなら、社内で準備する範囲も判断できます。
紀の川市のホームページ制作について、Bämの制作費と支払い条件、通販・ECサイト制作の内容もあわせてご覧ください。依頼先を比べる段階なら、農産物・製造業の制作会社を選ぶ確認点、通販を始める段階なら、果樹農家が通販前に決めたいことが参考になります。内容が決まっていない場合は、無料相談で今の状況をお聞かせください。
参考資料
- 紀の川市「企業誘致施策」(2023年11月21日更新、2026年8月24日確認)
- 紀の川市「立地企業ガイドブック(2026)」(2026年版、2026年8月24日確認)
- 紀の川市「認定ブランドISSEKI 2026年度プログラム」(2026年5月11日更新、2026年8月24日確認)