加工品の種類や詰め合わせが増えるにつれ、同じ商品の説明をあちこちへ書き足してきた。ECサイトをリニューアルしようと旧ページを見直すと、単品とセットで内容量が違ったり、以前のラベル写真が残っていたりすることがあります。

移行の前に、一つひとつの商品の確定情報と、セットに何をいくつ入れるかを分けて整理しましょう。古いページの文章をそのまま運ぶのではなく、現在の商品資料をもとに登録する単位を決めると、リニューアル後に商品を増やすときも、直す場所を考えやすくなります。

旧ページより先に、現在の商品資料をそろえる

河南町の道の駅かなんについての案内では、米粉パンや漬け物、果実を生かしたジャムなどの加工品を紹介しています。種類の異なる加工品を通販で扱う際は、それぞれの商品の情報を確かめてから、新しいページへ移すことが大切です。

道の駅かなんのオンラインショップにも、いちご、いちじく、みかんのジャムが個別の商品として掲載され、原材料や内容量が示されています。同じジャムでも、果実が違えば原材料の説明も変わります。似ている商品の文を共通化する前に、何が同じで何が違うかを見ます。

ここからは、いちごジャムといちじくジャムを単品で販売し、各一瓶を入れた二瓶セットも扱う架空の工房を例に考えます。現行の瓶はどちらも150g入りですが、旧セットページの説明には、以前の120gという表記が残っている設定です。

この場合、単品ページとセットページのどちらの文章を採用するかで迷うより、今販売する瓶のラベルや規格書を確認します。新サイトへ移す内容を確定してから、単品にもセットにも反映する順番です。

制作会社へ渡す資料は、商品名、原材料、内容量などが確認できる現行の資料と、その商品の写真を一緒にします。すでに商品一覧表があるなら、使う資料の名前や確認日を添えられます。旧ページだけを渡すより、どの情報を採用するかが分かる引継ぎになります。

一瓶の情報と、箱の組合せを分けて整理する

例の工房では、いちごジャム一瓶といちじくジャム一瓶について、原材料や内容量、商品写真をそれぞれまとめます。そのうえで、二瓶セットには「いちご一瓶、いちじく一瓶」という組合せと、箱の写真やセット価格を整理します。

いちごジャム150gといちじくジャム150gの個別情報を、各一瓶入りセットの構成と関連付け、箱写真と価格をセット側で整理する図
同じ瓶の情報と、セットだけに必要な情報を分けてまとめます。

セットの説明に単品の文章を丸ごと複写すると、同じ瓶の内容が複数箇所に分かれます。一方、単品へのリンクだけにすると、セットを買う方が中身を確かめるたびに別ページを開くことになります。新しい構成では、セットページでも中身を読めるようにしながら、元の商品情報との関係を保つ方法を考えます。

例えば、単品として登録した情報を、該当するセットの中身として表示する作り方を相談できます。使う仕組みによっては、商品説明を自動で共有できず、セット側にも入力が必要なことがあります。その場合は、どの単品がどのセットに入るかを一覧にして、修正する先が分かるようにします。

「一度直せば全部変わるはず」と考える前に、試しに一商品の情報を変更し、どこまで反映されるかを制作会社と確かめましょう。商品の情報を共有する機能と、セットの在庫を連動する機能は別の話なので、今回必要な更新の範囲を具体的に伝えます。

同じ果実でも容量の違う瓶があるなら、容量まで含めて区別します。大瓶の単品情報を、小瓶入りセットの説明へ使わないようにするためです。独自の複雑な番号を新しく作るより、今の管理方法で「いちごジャム150g」など、担当者が特定できる名前から整理できます。

一商品の変更が、どのセットへ関わるかを確認する

内容量を150gへそろえたら、旧セットページの文章だけでなく、写真に写る瓶も確かめます。以前のラベルのままなら、現在の写真へ差し替える素材を用意します。新サイトの画面だけが整っていても、写真と説明で違う内容が伝わらないようにします。

現行の商品資料の原材料・内容量・写真を、単品ページと該当するセットの中身で照合する図
一商品の変更が関わるセットまで、反映先を確認します。

次に、いちごジャムを使う別のセットがないかを見ます。三瓶の詰め合わせや季節の贈り物にも入っているなら、そのページも確認先です。セットごとに文章を一から読み直す前に、含まれる単品と本数が分かる一覧があると、変更の影響を絞れます。

商品の種類を増やすときも、この関係を使えます。新しい果実のジャムなら、その一瓶の情報を追加し、どのセットへ入れるかを決めます。すべてのセットが自動で新商品へ入れ替わる構成にはせず、実際に販売する中身を選んで登録する形を考えます。

反対に、ある単品の販売を終えるときは、その単品を含むセットをどうするかも確認します。セットごと販売を終えるのか、中身を変更して新たに案内するのか。その判断に沿って、説明と写真、選べる商品を更新します。まず販売する内容を決め、それから登録を直す順序です。

代表商品で移行し、更新操作まで試す

全商品を移す前に、例の単品二種類と二瓶セットを、新サイトの試作へ登録してもらいます。これで、一瓶の情報、セット構成、写真、価格をどの場所に入れるかが見えます。同じ内容を何度も入力する箇所があれば、商品を増やす前に相談できます。

確認は、お客様が見る画面と、担当者が更新する画面の両方で行います。セットの中身が一目で分かるか、原材料などの商品情報をセット側でも読めるか、担当者が一商品の修正先を見つけられるかを確かめます。

移行する商品の数も、古いページ数だけで数えないようにします。同じ商品を重複して紹介しているページ、容量違い、セット専用の商品などが混ざっている場合があるためです。「現在販売する単品」「現在販売するセット」「販売を終えたページ」を分けて渡すと、今回の登録と整理の範囲を話せます。

旧ページから新しいページへ進む案内も、対応表に残します。販売中の同じ商品へ移すのか、販売終了の案内を残すのかを決めておけば、以前のリンクを保存していた方にも、新しいサイトで必要な情報を伝えられます。

制作の相談には、現在の商品資料、単品とセットの写真、セットごとの中身、旧ページの一覧を用意すると進めやすくなります。「一瓶の情報を直すときに、どのセットを確認すればよいか分かるようにしたい」と目的を添えれば、見た目の変更に加えて、更新しやすい登録方法まで検討できます。

Bämの通販・ECサイト制作では、現在の商品と販売方法を伺い、商品情報や購入までの構成を整理します。加工品の商品情報をまとめ直してリニューアルしたい方は、河南町のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。今ある資料とページをもとに、何を移し、どこを直せる形にするかを相談していただけます。

参考資料

資料確認日:2026年9月14日