新しい設備を導入したとき、写真を添えてお知らせを出すと、会社の動きを伝えられます。そのあと、加工案内やお問い合わせの説明も同じ内容になっているでしょうか。以前からのページを見ているお客様には、相談できる仕事が増えたことが届いていないかもしれません。

設備の追加をホームページへ反映するときは、従来の対応範囲、追加する条件、相談を受け始める時点を整理します。お知らせから現在の加工案内へ進めるようにし、受付や更新の担当までそろえると、導入後の変化を具体的に伝えられます。

設備が増えたことを、お客様が相談できる内容へつなぐ

門真市が2024年3月に策定したものづくり産業振興計画の紹介では、製造業を市の基幹産業と位置づけています。設備や技術を持つ企業の仕事を、お取引先が検討できる情報へ整えることは、地域のものづくりを紹介するうえでも大切な視点です。門真市ものづくり産業振興計画の案内

設備名や型式は、技術を知る方に必要な情報です。一方、購買や開発を担当されている方は、「以前相談した部品より大きいものを頼めるか」「いつから図面を送ってよいか」を知りたいこともあります。設備一覧に加えて、加工案内にどんな条件が増えたかを示すと、それぞれの立場から検討しやすくなります。

新設備で何が変わるかは、会社によって異なります。扱う寸法が広がる場合、社内で行える工程が増える場合、従来の仕事を安定して進めるための増設もあります。導入したという事実から、対応材質、精度、数量、納期のすべてが改善したと広げず、今回確認した変化を選んで掲載しましょう。

搬入と試運転と、相談受付の開始を分けて伝える

以下は、門真市の部品加工会社E06の架空例です。従来はA5052の取付板について、外形200×150mm以内、板厚5〜10mm、試作1〜3枚の面削りと通し穴の相談を受けています。新設備を加え、同じ材質・板厚・数量で外形300×200mm以内まで相談範囲を広げる計画とします。

E06の予定は、2026年10月1日に設備を搬入し、10月2日から試運転、追加条件の相談受付は10月15日からです。三つの日付は別の意味を持ちます。搬入した日に、新しい条件での加工相談も始まったと受け取られる書き方を避け、現時点の状況を添えます。

10月1日に新設備を搬入しました。現在は試運転と加工条件の確認を進めています。外形300×200mm以内の取付板に関する追加条件のご相談は、10月15日の受付開始を予定しています。従来の条件でのご相談は引き続き承っています。

この文章から現在の加工案内へリンクし、材質、板厚、数量などの条件を確認できるようにします。お知らせは搬入という出来事を伝え、加工案内は今受けられる相談を伝える役割です。どちらか一方を読む方にも、予定と開始済みの違いが分かるようにします。

設備搬入、試運転と条件確認、追加条件の相談受付開始を別の段階として示す図

開始日がまだ決まっていない段階なら、無理に日付を置かず、「条件の確認後に、こちらの加工案内で受付開始をお知らせします」と伝える方法もあります。その場合も従来の相談窓口を残し、お客様が会社全体の受付を休止していると受け取らないようにします。

新しい機械の仕様と、自社の受付条件を混同しない

E06の300×200mmという数字は、この例で会社が決める相談範囲です。設備メーカーの仕様表にある移動量やテーブル寸法を、そのまま加工できる製品寸法として移すものではありません。掲載する範囲は、製造担当が実際の仕事の条件を確認してから決めます。

たとえば、お客様から「250×180mm、板厚8mm、A5052、試作2枚」と伺った場合は、追加する相談範囲の例に当てはまります。ただし、図面の形状、固定方法、必要な仕上がりなどを確認して正式に返答します。範囲内の寸法であればどの形状でも同じ納期で作れる、と約束する表示にはしません。

加工案内では従来の行を消さず、「従来の相談」と「今回追加する相談」を分けると、何が変わったかが分かります。材質や板厚まで変わったように見せないため、新しい寸法だけを大きく載せるより、一緒に確認する条件を近くに置きます。試作30枚など、今回定めた数量と異なるご希望は個別に確認する旨も伝えられます。

設備の写真には、設備名と導入時点を添え、現在の状態が分かる説明にします。試運転中の写真を、すでにお客様の新規案件を量産している実績として紹介しないことも大切です。加工例を追加する場合は、自社の説明用見本か、お客様から掲載を認められた実績かを整理して、適切な欄へ置きます。

加工案内で従来条件の相談を継続し、新たに追加する条件には受付開始の状態を別に表示する図

更新対照表で、条件と直す場所を対応させる

依頼前には、四つの項目で条件の変更をまとめます。次の表は10月1日時点の整理です。設備のカタログだけを送るより、自社として何を受けるかを決めた資料と、現在のページを一緒に用意すると、原稿や表の修正を具体的に相談できます。

確認項目 E06の記入例
従来範囲 A5052、外形200×150mm以内、板厚5〜10mm、試作1〜3枚。面削りと通し穴の相談を継続
追加条件 同じ材質・板厚・数量で外形300×200mm以内へ。個別の図面と加工条件を確認
開始時点 10月1日搬入、2日から試運転。追加条件の相談受付は15日予定で、開始前に確認
対象ページ 導入のお知らせ、加工案内の対応表、設備一覧、FAQ、問い合わせの入力前説明

対象ページはURLだけでなく、「加工案内の対応表の寸法欄」のように変更箇所まで書きます。同じ数字がトップページの紹介文やダウンロード資料にもあれば、その場所を加えます。本文を直したのに、古い寸法入りの画像や資料が残っていないかを探すためです。

この表には、新設備によって変わらない条件も含めます。既存のお客様が200×150mm以内の相談を続ける際に、受付方法や数量まで変更されたと迷わないようにするためです。初めての方と、以前の条件を知っている方の両方で文章を確かめると、必要な補足が見つかります。

開始予定が延びたときは、過去のお知らせにも案内を足す

E06が10月12日に、条件の検証を続けるため追加受付の開始予定を10月15日から22日へ変更したとします。新しいお知らせを一件出すだけでは、古い記事を保存している方や、加工案内へ直接訪れた方に変更が届かないことがあります。

10月1日の記事は、搬入の事実を残しつつ、冒頭に「10月12日追記:追加条件の相談受付は10月22日開始予定に変更しました。現在の案内はこちら」と加えます。元の文中にある15日予定の記述にも変更が分かる補足を置き、最新の加工案内へつなぎます。実際に搬入した日まで22日に書き換える必要はありません。

加工案内では、従来条件は引き続き受付中、追加条件は22日開始予定として示します。問い合わせの入力前説明、FAQ、営業が送る案内文も確認します。15日公開予定で用意していた「受付を開始しました」という原稿があれば、予約を見直す作業も必要です。

変更依頼には「第2版・10月12日確認。追加条件の開始予定を22日へ変更。従来条件と搬入日は変更なし」と添えます。確認した原稿を関係する担当へそろえて渡し、公開前に他の方が直した部分がないかも照合します。予定の変更だけで、別の担当が整えた加工説明まで古い文へ戻さないためです。

追加条件の受付開始予定を10月15日から22日へ変更し、お知らせ、加工案内、受付案内をそろえて更新する図

22日になったら、製造担当が条件確認の結果を共有し、営業担当が新しい条件の相談を受けられる体制かを確認します。その結果をもとに「予定」から「受付開始」へ表示を切り替えます。カレンダー上の日付だけで、試運転や社内確認が終わったことにはしません。

その間に追加寸法の問い合わせが届いた場合は、受付開始前であることと、現時点で案内できる内容をお伝えします。希望納期に対応できるかは別に確認し、開始予定日をそのまま納品可能日として返答しないよう、ページと窓口の案内をそろえましょう。

文章・構成の修正と、更新機能の追加を分けて依頼する

現在のページを編集できるなら、最初は原稿、対応表、写真の説明、関連リンクの修正で始められます。新設備用のページを必ず増やすのではなく、従来と同じ加工を寸法の違いで案内するなら、既存の加工案内に追加する方が比較しやすいこともあります。

新しい工程が増え、用途や確認資料も異なる場合は、その仕事を説明するページの追加を検討します。その場合も、お知らせには出来事、設備一覧には型式や台数、加工案内には条件と相談方法を置く役割を決めておくと、同じ長文を各ページへ複製せずに済みます。

改修項目 制作会社への依頼例
変更するページ 加工案内に従来と追加の条件を表示。お知らせ・設備一覧・FAQ・受付から同じ案内へつなぐ
必要な機能 まず既存の編集欄と自由記入欄を使用。条件や開始状態を共通で更新する欄、公開予約の運用は別に検討
更新担当 製造担当が追加条件、営業担当が受付開始、掲載担当が関連ページと予約原稿を確認

同じ条件を多くのページで繰り返す場合は、共通の情報を一か所から更新する仕組みも候補になります。ただし、搬入日、試運転の状態、相談受付の開始予定を一つの欄にまとめると、今回のような違いを表せません。更新画面でも別の項目として扱うことを依頼します。

問い合わせフォームに寸法の選択肢がある場合は、古い上限で追加条件の相談が止まらないかを確認します。数値によって加工可否を自動判定する機能まで必要とは限りません。自由欄で寸法と希望を伝え、担当者が図面を確認する方法と、自動入力・判定を追加する方法を分けて検討できます。

受付開始前の案内には、追加条件に関する質問を送れるかも明記します。E06で事前の質問は受けるなら、「開始予定についてのご質問はお問い合わせから承ります。加工の正式なご相談は受付開始後にご案内します」と区別できます。送信できたことと、新条件で加工を引き受けたことが同じ意味にならない説明です。

更新後は、二つの入口から条件を確かめる

公開後の確認では、まず10月1日のお知らせから加工案内、問い合わせへ進みます。次に、検索や保存したURLから加工案内へ直接入り、同じ条件と受付状態が読めるかを確認します。最新ニュースを経由しなくても、新しい予定を理解できることが大切です。

E06なら、従来寸法の試作相談は引き続き可能か、250×180mmの追加条件は現在どの段階か、希望する数量や納期をどこへ伝えるかを確認します。フォームを変更した場合は、入力内容が確認画面や通知に残るところまで試します。試験の問い合わせは社内で分かる内容にし、実際のお客様の依頼と混同しないようにします。

その後に同じ質問が続く場合は、寸法、材質、数量、開始予定のどこが分かりにくかったかを営業担当と共有します。「新設備を見た」という反応だけでなく、お客様が自社の条件と照らして相談できたかを見ながら、対応表や説明文を直していきます。

Bämでは、事業の対応範囲を伝えるページ構成や原稿、相談への入口、公開後の更新方法を含めてホームページ制作をご案内しています。更新対照表、現在のURL、確認できた設備情報と写真をそろえて、門真市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。条件を決める方と掲載を担当する方の分担も伺い、必要な修正や更新機能を具体化できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月8日