タオル販売サイトをリニューアルするとき、写真を新しくして商品を移せば終わり、とは限りません。日常使いと贈り物のページに同じ品が載っていたり、販売を終えた商品の写真が残っていたりすると、何を登録し直すかを先に整理する必要があります。
泉佐野市でタオルを販売している方へ、製品写真と商品登録をまとめて見直す方法を紹介します。現在の商品を品番で確かめ、用途・寸法・名入れ条件をそろえたうえで、再利用する写真、新しく撮る写真、旧サイトから移す情報を決めていきます。
旧ページの数と、いま販売する商品の数を分ける
泉佐野市は、泉州タオル館の概要・業務案内で、タオルをはじめとする繊維製品の産業振興・支援と、地域ブランド商品の情報発信を施設の役割として紹介しています。つくり手や産地を知った方が商品を選ぶ販売サイトでも、紹介の背景と、個々の製品の違いをつなげたいところです。
ここからは、泉佐野市のタオル販売店S03の架空例です。継続して販売するT03は、白いフェイスタオル、34×80cm、綿100%、一枚販売。旧サイトでは「日常使い」と「贈り物」の二つの商品ページに載っていますが、どちらから買っても同じ無加工のT03一枚が届き、箱や包装、名入れは付きません。
ほかに、白いバスタオルB03、60×120cmのページがありましたが、こちらは販売終了です。リニューアルでは別品番のB04を新しく販売します。B04は白、70×140cm、綿100%、一枚販売という設定です。見た目が似ていても、B03の寸法や写真をそのまま引き継げる商品ではありません。
この例では、旧商品ページは三つ、載っている品番は二つです。新サイトで購入できる商品はT03とB04の二つになり、B03には販売終了の案内を残します。「三商品をそのまま移行」と依頼すると、同じT03を二度登録したり、B03を販売中のまま移したりする可能性があります。
最初に、旧ページのURL、品番、現行の商品資料、販売状態を対応させます。旧サイトの表示だけで決めず、商品を管理する方が継続・終了・新規を確認します。原稿や写真を整理する作業は、その確認後に進めると手戻りを減らせます。
用途は入口に、寸法と名入れ条件は商品情報にする
T03は日常使いの一覧からも、贈り物を探す方への紹介からも案内できます。ただし、この例では用途が違っても同じ商品です。二つの売り場に置くために、T03の価格や在庫を別々に登録する必要があるかを見直します。共通の商品詳細へつなぐ構成なら、説明や販売条件もそろえやすくなります。
一方、箱入りや複数枚セットを実際に販売するなら、届く内容が変わります。その場合は、無包装一枚のT03と同じ扱いにせず、内容と販売単位を確認してから登録方法を決めます。「贈り物」という分類名だけで、包装が付くような写真や説明を補わないことが大切です。
寸法欄は「フェイス」「バス」だけで済ませず、縦と横、単位を統一して記載します。T03は34×80cm、B04は70×140cmという数値を商品資料から登録し、写真は全体の形と大きさの違いを理解する補助に使います。写真の縦横を引き伸ばして別サイズの商品に見せる扱いにはしません。
名入れの条件も、商品ごとに持たせます。S03ではT03のみ別途名入れの相談を受け、B04は名入れを受けない設定とします。T03の通常価格に加工が含まれる表示にはせず、数量、加工場所、料金、日程などは相談時に確認する案内にします。未設定の条件を、旧ページの文章から推測して埋めないようにします。
登録欄には、品番、表示名、用途、寸法、素材、色、販売単位、名入れ条件、販売状態、採用写真をそろえます。価格や在庫など変わる情報は、更新元と担当も決めます。B04を登録するときにT03の画面を複製する場合も、名入れ相談の表示まで残っていないかを確かめます。

古い写真を、使える品番と確認状態で整理する
撮り直しを依頼する前に、手元の元画像を確認します。見栄えがよい写真でも、どの商品を撮ったか分からなければ、現在販売する品の写真として使えるとは判断できません。ファイル名、撮影時期、現物、当時の商品資料を照合します。
S03には旧写真が四枚あるとします。T03の全体と生地の寄りの二枚は、現在の品と仕様が同じで、引き続き掲載できることを確認済みです。B03の全体写真一枚は販売終了品を写したもの。残る「white-01」という一枚は、T03とB03のどちらかも確認できない状態です。
T03の二枚は再利用の候補にします。B03の写真は、旧品を識別するための終了案内に使い、B04の販売写真にはしません。品番不明の一枚は採用を保留し、照合しても特定できなければ新しい商品写真の一覧から外します。元ファイルを消すことと、掲載対象にしないことは分けて扱います。
写真管理のメモには、品番、写っている箇所、使うページ、再利用・旧品専用・要確認の状態を記録します。たとえばT03の全体と寄りが、両方とも同じ品の説明だと確認できる形です。担当者が変わっても、白い布の見た目だけで別商品へ割り当てなくて済みます。
古い写真の解像度や切り抜きにも注意します。全体を見せたいのに縁が切れている、寄りの写真だけで形が分からない場合は、用途に合う写真を追加します。背景を整えることはできても、現在の商品と違う縫製や風合いを画像編集で作り替えて、同じ製品として載せる進め方にはしません。

新しい撮影は、既存写真で答えられない点を補う
B04には、新たに全体写真と縁の寄りを各一枚、T03とB04の大きさを比べる写真を一枚用意する計画にします。T03の再利用二枚と合わせて、現行の販売ページで使う固有の写真は五枚です。B03の終了案内用写真は、この五枚に含めません。
全体写真ではB04の四辺が分かるように広げ、寄りではどの部分の仕上げかが分かる構図にします。寸法比較は、二枚を同じ平面に置き、撮影距離や向きの違いで大きさが逆転しないようにします。広げる場所を確保できない場合は、撮影場所や見せ方を相談します。
写真に添える数値は商品資料と一致させます。比較写真の見た目から寸法を算出したり、厚みがありそうだから吸水性の数値を補ったりはしません。手触りや縁の形が分かる写真と、資料で確認する仕様は役割が違います。
撮影当日は、商品担当が品番と現物をそろえ、撮影担当が構図・光・背景を整えます。白いタオルは輪郭と生地の凹凸が見える明るさで確認し、実物との違いを見ながら調整します。包装や名入れの見本を追加したい場合も、無加工品の写真と混同しない掲載先を決めてから撮ります。
新撮影三枚という計画は、三回シャッターを切れば終わる意味ではありません。現物の準備、撮影場所、候補選定、明るさの調整、掲載用の書き出し、元画像の受け渡しをどこまで頼むかで作業が変わります。同じ比較写真をT03とB04の両ページで使っても、固有の採用写真が二枚増えるわけではありません。
商品移行の制作票に、残す情報と作る情報を書く
写真と登録情報の対応が見えてきたら、用途分類、登録項目、必要写真、移行対象の四項目にまとめます。次は、T03の重複掲載を整理し、B04を追加する場合の記入例です。
| 項目 | S03の商品移行の制作票 |
|---|---|
| 用途分類 | T03は日常使い・贈り物の両方から一つの商品詳細へ。無包装一枚で、用途ごとに別商品へ増やさない |
| 登録項目 | 品番、表示名、用途、寸法、素材、色、一枚という販売単位、名入れ条件、販売状態、写真。T03は34×80cmで名入れ相談可、B04は70×140cmで名入れ不可 |
| 必要写真 | T03の確認済み二枚を再利用。B04全体・縁の寄り・二サイズ比較の三枚を新撮影。現行販売用は計五枚。B03写真は終了案内だけに使用 |
| 移行対象 | 旧T03二ページを整理し、一つの商品情報へ。B03は販売終了案内として残す。B04を新規登録。旧注文・会員情報などは別に範囲を確認 |
旧URLの扱いも、品番の対応と一緒に決めます。S03では日常使いのT03ページを共通の商品詳細として残し、重複していた贈り物のページは、同じ内容を案内するT03へまとめる計画にできます。変更する入口から来た方が、目的の商品へ進めるかを制作会社に確認してもらいます。
B03のページは、販売終了と旧仕様を確認する案内にします。B04を紹介する場合は「70×140cmの別商品」と分かるリンクを添え、B03を再購入したつもりでB04を注文する流れにしません。旧品を探している方の判断を残し、購入先だけを黙って入れ替えない構成です。
旧T03の二ページに異なる価格や説明が残っていたら、新しい方を機械的に採用するのではなく、商品担当が現行資料と照合します。確認した正しい内容と確認日を記録してから移行します。修正前の情報も内部の移行資料として保存しておけば、後から違いを調べられます。

撮影と商品登録、通販データの移行を分けて見積もる
制作相談では「タオル二点」と伝えるだけでなく、既存情報の整理、新規撮影、登録、旧ページの案内を分けます。新しい販売品が二つでも、旧三ページを調べる作業や、終了案内を作る作業がなくなるわけではありません。
| 依頼する作業 | S03で確認する範囲 |
|---|---|
| 情報の整理 | 旧三ページと品番の照合、現行資料の確認、用途と登録項目の統一、B03の販売終了案内 |
| 写真の準備 | 旧四枚の使用先と確認状態を整理。新三枚の撮影・選定・調整・書き出しを担当別に決める |
| 登録と画面 | T03の共通商品詳細、B04の新規商品、用途別の入口、商品別の名入れ案内、旧ページからの行き先を設定 |
| 通販の移行 | 商品以外に移す注文・会員・在庫・決済等の情報や設定を確認。切替時の更新と確認担当を別途決める |
Bämの通販・ECサイト制作では、商品の選び方や写真・説明を整理し、商品登録に加えて、撮影や現在の通販データの移行も作業範囲として確認します。写真と商品情報を整える依頼に、注文履歴や会員情報の移行まで当然に含まれるとは考えず、必要な対象を伝えて相談できます。
商品担当は仕様と販売状態、販売担当は価格や在庫、制作担当は登録先と表示・リンクを確認します。リニューアル中も旧サイトで販売を続ける場合は、最初に渡した在庫数をそのまま公開せず、切替前に最新の状態を受け取る手順を決めます。写真の移行が終わったことと、通販全体を切り替えられることは分けて判断します。
現在の登録項目が文章の中に埋まっている場合は、寸法や名入れ条件を個別に更新できる欄へ整理するかも検討できます。全商品に同じ選択機能を追加する前に、必要なのは情報欄の統一なのか、購入時の選択や受付の仕組みなのかを確かめます。
公開前は、旧ページから来た方の順番で確認する
最初に、旧サイトの贈り物の入口からT03へ進みます。34×80cmの同じ商品写真が表示され、一枚販売で包装は付かず、名入れは別の相談だと分かるかを確認します。カートと注文の控えでもT03一枚という内容が残り、重複した別の在庫から購入する状態になっていないかを見ます。
次にB03の旧ページを開き、販売終了が分かり、B03として新規購入できないことを確かめます。そこからB04へ進む場合は、別品番、70×140cm、新しく撮った写真、名入れ不可がそろっているかを確認します。旧B03の写真が商品一覧の小さな画像だけに残っていないかも見ておきます。
制作相談には、商品移行の制作票、旧ページ一覧、現行の商品資料、元写真と確認メモ、撮影できる現物を用意すると進めやすくなります。何を残して撮り直すか、商品登録をどこまで依頼するか迷われたら、泉佐野市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。現在の販売サイトと品番の対応から、写真・ページ・移行作業を整理してご相談いただけます。
参考資料
- 泉佐野市:泉州タオル館の概要・業務案内(繊維産業の支援と情報発信の背景)
- Bäm:通販・ECサイト制作(商品情報・撮影・データ移行の相談範囲)