会社で使うタオルを六枚買いたい方と、記念品として名入れしたタオルを二百四十枚用意したい方。どちらも会社からのご依頼ですが、購入前に確認する内容は違います。ホームページでは「法人か個人か」だけで入口を決めず、そのまま買える品なのか、仕様や数量の相談が必要なのかを伝えると、次の行動を選びやすくなります。
泉佐野市でタオル事業のホームページを制作・見直しする方へ、会社紹介、商品情報、通販、名入れやまとめ買いの相談をどう組み合わせるかを紹介します。一つの商品の例を使い、制作会社へ渡す構成表と、運営する方が準備する条件を整理します。
購入する方の所属より、注文したい内容を確かめる
泉佐野市は産業特産品の紹介でタオルを取り上げています。産地やつくり手の背景に関心を持って訪れる方にも、商品を決めて買いに来る方にも、会社として何を扱い、どのような注文を受けられるかが伝わるページを用意したいところです。
ここでは、泉佐野市の架空のタオルメーカーS01を例にします。T01は白無地のフェイスタオルで、綿100%、33×80cmという設定です。無加工の既製品は一回に一〜二十枚まで通常の通販で販売し、二十一枚以上のまとめ買い、または枚数を問わず名入れなどの加工希望は、担当者が相談を受けます。実在製品の仕様や、業界共通の受付条件ではありません。
会社の備品として無加工のT01を六枚購入する場合も、表示された価格、支払い、配送などの通常条件に合えば、通販を利用できる設定です。会社名を入力しただけで見積りの返事を待つ画面へ進む必要はありません。
反対に、個人の方から記念の文字を入れたい相談があれば、少量でも加工内容の確認が必要です。この例では会社名の有無で相談を断らず、希望の内容から対応できるかを確認します。相談を受けられる相手や取引条件に制約がある事業では、その条件を別に明示します。
入口には「既製品を購入する」「枚数・名入れについて相談する」のように、進んだ先でできることを書きます。「法人のお客様」「個人のお客様」という二つの入口を使う場合も、それぞれの中に購入と相談の案内を補い、所属だけで行き先を限定しない構成にします。
会社の紹介と、T01の商品情報を共通の土台にする
最初に会社のトップページで、タオルの製造・販売を行っていることと、受けられる注文を短く伝えます。生地や仕上げを見たい方は商品紹介へ、購入を決めている方は通販へ、数量や加工を相談したい方は条件の案内へ進める形です。
T01の商品紹介では、品番、寸法、素材、色、無加工の状態が分かる写真をそろえます。ふくらみや縁の仕上げなどは、現物と資料を照合して説明します。産地の紹介に書かれた特徴を、そのまま個々の商品の試験結果や性能保証へ置き換えないようにします。
通販と相談で同じT01を扱うなら、品番や基本仕様の元になる資料は共通にします。ただし、無加工品の通販価格を、名入れを含む一枚の価格として相談ページへ載せることはできません。共通にする商品情報と、注文内容によって決まる条件を分けます。
商品ページには二つの案内を置けます。一つは「無加工のT01を購入する」、もう一つは「T01のまとめ買い・名入れを相談する」です。相談フォームへ進んだときもT01という品番が残れば、選んだ商品を最初から説明し直さずに済みます。
スマートフォンでは、長い会社紹介を読み終わるまで購入方法が出てこない形にしないことも大切です。商品の基本情報と注文方法が分かる位置に入口を置き、つくり手の考えや作業の紹介は、関心に応じて詳しく読めるようにつなぎます。

法人通販の構成表に、買える条件と相談する条件を書く
制作前に、注文目的、確認条件、購入相談方式、必要機能の四項目を一枚にまとめます。次の表は、S01が会社の備品購入と周年記念の名入れ相談を受ける場合の記入例です。
| 項目 | S01の法人通販の構成表 |
|---|---|
| 注文目的 | 備品:無加工のT01を六枚購入 周年記念:T01へ名入れして二百四十枚用意したい |
| 確認条件 | 備品:通常の価格・在庫・支払い・配送条件 周年記念:数量、文字や図柄、加工位置、希望日、納品先、見積り条件 |
| 購入相談方式 | 備品:通常条件に合えば通販で購入 周年記念:担当者が加工・数量・日程を確認して案内。送信時点では注文未確定 |
| 必要機能 | 共通:品番と仕様が分かる商品紹介 通販:数量選択と購入手続き 相談:品番を引き継ぐフォームと、希望の変更が分かる対応記録 |
相談の段階で、原稿が完成しているとは限りません。「会社名を入れたいが、位置は相談したい」という状態でも、分かる範囲で連絡できる入口にします。最初から印刷用データを必須にするかは、実際にその資料がないと相談を始められないかで判断します。
担当者は、加工できる素材や位置、数量、準備に必要な期間を確認して返答します。フォームが送信できたことだけで「名入れ二百四十枚を受注しました」と知らせたり、無加工品の単価を掛けた金額で支払いを求めたりしないようにします。
名入れの方法や料金を公開できる場合は、その条件を案内して構いません。商品や原稿によって確認が必要なら、何を見て返答するのかと、返信の目安を示します。原稿作成、加工、納品のすべてをサイト制作会社が判断するような依頼にはせず、自社の確認担当を決めます。
二百四十枚から六枚になっても、名入れ希望を残す
周年記念の相談をした方が、まず試用したいので六枚に減らしたいと連絡した場面を考えます。数量だけを見ると通常通販の上限内ですが、名入れした状態を確かめたい希望が残っていれば、無加工品六枚の注文とは違います。
この場合は同じ相談の中で、数量を二百四十枚から六枚へ変更し、名入れの希望も一緒に確認します。六枚の加工を受けられるか、見本としての対応があるか、費用と日程がどう変わるかを担当者が回答します。少量にしたから加工できる、安くなる、早く届くと自動判断しません。
フォームを作る際も、二十枚以下を選ぶと相談内容が消えてカートへ移るような分岐は避けたいところです。枚数に加えて加工希望を確認し、希望が残る場合は相談として受け付けます。自動で行き先を変えない案内ページとフォームから始める方法もあります。
お客様が「今回は名入れをせず、生地を確かめるために六枚買いたい」と希望を変えたなら、通常のT01の購入条件を案内できます。担当者が変更の意向を確認し、名入れ相談の扱いを記録してから、無加工品の通販へつなぎます。
その際も、問い合わせの連絡先を使って担当者が勝手に通販注文を作ることはしません。商品、数量、価格、配送条件をお客様が確認し、購入手続きを行う流れにします。相談を終えたことと、通販の注文が完了したことは、別の記録です。

入口を分けることと、サイトを二つ作ることを分けて考える
S01の基本案は、会社紹介と共通の商品案内に、通常通販と個別相談の入口をつなぐ構成です。同じ会社、同じ品番の情報を扱うため、入口の違いだけを理由に会社サイトを二つ作る必要はありません。
すでに通販を運営している場合は、購入機能をそのまま使い、会社側の商品紹介や相談ページを整える方法があります。別のサービスで運営する通販へ移るときは、同じ会社の売り場であること、T01のどの商品を買うのかが続けて分かるようにします。新しいカートの導入を先に決めず、現在の受付で足りない点を確認します。
反対に、商品仕様を複数の場所へ転記して間違いが起きているなら、元の商品情報から表示する方法を相談します。基本仕様は共通でも、通常通販の在庫、個別加工の対応可否、見積り中の数量を一つの項目にまとめない設計が必要です。表示の共通化だけで、在庫や受注が自動的に連動するわけではありません。
取引先ごとの条件で繰り返し注文を受けることが増えた場合は、会員ごとの表示や見積り管理なども検討対象になります。その機能が必要になる注文の例、利用する担当者、更新する条件を示して相談します。初めての制作で、法人取引があるという理由だけで専用の会員通販を必須にしない考え方です。

ページ・購入機能・相談対応を分けて制作を依頼する
構成表ができたら、今回依頼する作業を分けます。新しく会社サイトを作る場合と、既存通販に相談の入口を足す場合では、必要な作業が変わります。見積りを依頼する前に、残すページや購入機能も伝えます。
| 依頼する範囲 | S01で確認する作業 |
|---|---|
| 会社・商品案内 | 事業と商品を紹介し、T01の共通仕様と二つの注文方法を示す。現物写真と原稿を用意する |
| 通常の購入 | 既存通販を使うかを決める。会社の備品六枚も通常条件で購入できるか確認する |
| 個別の相談 | 品番・数量・加工希望・希望日を受け取り、変更後も同じ相談として確認できる形にする |
| 更新と確認 | 商品仕様、通販条件、加工相談の条件を担当者別に確認し、公開前に両方の流れを試す |
商品担当はT01の仕様と写真、通販担当は価格・在庫・配送などの条件、加工担当は対応範囲と相談後の手順を用意します。問い合わせを受ける方と、返答を判断する方が違う場合は、誰へ渡して、回答をどこに残すかも決めます。
件数が少ない間は、相談番号を付けたメールと対応表で、数量や希望の変更を管理する方法もあります。専用画面を作る場合は、担当の変更、未回答の相談、過去の希望との差を扱う範囲を伝えます。単にフォーム項目を増やす作業と、相談後の管理を改修する作業は分けて確認できます。
Bämの通販・ECサイト制作では、商品や販売方法から必要なページと仕組みを考え、注文を受けた後の通知・管理・出荷も確認します。S01の構成表を自社の条件へ置き換えて相談したい方は、泉佐野市のホームページ制作のご案内をご覧ください。現在の通販URL、商品資料、相談の記録があれば、既存の仕組みを生かす範囲も検討できます。
公開前は、会社の少量購入と希望変更を続けて確かめる
確認する場面は、家庭用に無加工品を二枚買う場合、会社の備品として六枚買う場合、名入れ二百四十枚を相談する場合の三つです。会社名を入れた途端に不要な見積りへ移らないか、加工希望を入力したのに通常品の購入完了と表示されないかを確かめます。
さらに、名入れ希望を残したまま六枚へ変更し、相談内容が担当者へ正しく届くかを試します。名入れを外した六枚の購入へ進む場合は、変更の説明、相談の終了、本人の購入操作を順番に確認します。実際のお客様の注文を使わず、検証用の条件と注文で行う確認です。
公開後は、相談フォームの送信数だけでなく、商品や希望が分からず聞き直した内容、通販へ案内し直した理由も記録します。同じ迷いが続くなら、入口の言葉や条件の掲載場所を見直す材料になります。相談件数をそのまま受注件数にはせず、購入と相談それぞれの進み方を確かめます。
タオルを買いたい方が、自分の希望をどこへ伝えればよいか分かること。その後、運営する方も同じ条件で案内できること。この二つを構成表にしてから、必要なページと機能を決めていきます。
参考資料
- 泉佐野市:産業特産品(タオル、地酒)(地域の産業背景)
- Bäm:通販・ECサイト制作(商品・販売方法・運営から構成を決める範囲)