会社案内に、お客様の装置で使われる部品の写真を載せている。けれども、初めて連絡をくださる方には「装置一式を作る会社」と受け取られてしまう。製造会社のホームページでは、製品の用途が伝わっていても、自社が担当する工程までは読み取れないことがあります。
この場合は、工程名を増やす前に、何を受け取り、どこまで担当し、何を次の工程へ渡す会社なのかを一続きで見せます。完成した装置の説明と、自社が納めるものの説明を分けると、発注を検討されている方が、ご自身の仕事のどこを相談できるか判断しやすくなります。
枚方市で製造会社の案内を担当されている方へ、支給部品を組み立てる会社の例から、工程図、写真、ページの修正依頼をまとめる方法をご紹介します。設備を詳しく載せ直すより、小さな工程図と説明文の追加で伝わる場合もあります。
地域の企業紹介から来た方へ、自社の担当をもう一段詳しく伝える
枚方市の産業ガイドブックの案内では、技術を持つ市内企業や、七つの企業団地の集積が紹介されています。2025年7月2日更新の案内ページです。企業の得意分野を知る入口と、自社のホームページで具体的な依頼範囲を確かめる場面をつなげて考えられます。
例えば、紹介資料で「機械部品の組立」と知った方は、ホームページで、部品の設計も頼めるのか、手配済みの部品を持ち込むのか、組立後に何が戻ってくるのかを確かめたいはずです。地域の産業紹介だけでは決まらない、会社ごとの仕事の分担を補います。
会社案内の最初には「お客様から支給された部品を、組立図に基づいてユニットへまとめる仕事です」といった一文を置きます。ここでいうユニットは、装置の一部として組み込む、組み上がった部品のまとまりです。専門用語を残しながら、初めて読む方も納品される姿を想像できる説明を添えます。
市の紹介に載ることと、特定の工程を引き受けられることは別の確認です。掲載文を考える際は、営業資料だけでなく、実際の注文内容、組立の指示、納品書類を社内で見比べます。どの会社から依頼されたかより、何を預かり、何を返しているかが、今回の会社案内の材料になります。
受け取る部品と、引き渡すユニットを一件で結ぶ
以下は、架空の組立会社A05が、搬送装置に使うローラーユニットU05を10台組み立てる例です。お客様が装置とユニットを設計し、必要な部品を手配して支給します。A05は部品表L05との照合、組立図D05・改訂Aに基づく組立、事前に合意した検査、梱包と出荷を担当します。
引渡物は、組立後のU05が10台と、合意した項目の結果を記した検査記録R05です。その後、お客様が搬送装置へ組み込み、装置全体を確認します。A05が組立を終えることと、搬送装置全体が完成することを、同じ「完成」の言葉でまとめないのがポイントです。

工程図の中央にはA05の担当を置き、その前後に「お客様の設計・部品支給」「お客様の装置への組込み」を添えます。全体を一色で囲うと、図のすべてを自社で行うように見えるため、短い担当名と線で区別します。色が見分けにくい場合でも、言葉だけで担当を読めるようにします。
部品が届いた段階で、L05にある部品が一つ足りなければ、営業からお客様へ確認する設定です。不足を自動的に自社調達へ切り替えたことにはしません。ページには細かな受入手順を並べず、「支給内容を確認し、不足や相違がある場合はご連絡します」と、相談される方が知りたい流れを示します。
検査の説明も、今回受け持つ範囲に合わせます。R05はU05の合意済み項目の記録であり、組込み後の搬送装置の性能試験を代わりに済ませた書類ではありません。会社案内では、組立後の確認と装置全体の確認を分け、具体的な検査項目や提出形式は、注文前にすり合わせる案内へつなぎます。
お客様が次の工程へ進むために記録を必要とするなら、現物の出荷だけで納品説明を終えないことも大切です。U05の数量とR05の対象が対応しているか、記録を品物に同梱するのか別途渡すのかを、営業と品質担当で確かめます。公開ページには提出する記録の種類を、個別のやり取りには対象と渡し方を残します。
受託工程図を、ページ改修の依頼表へ変える
担当の範囲が見えたら、工程ごとに作業ページを増やすのではなく、今の会社案内に何が足りないかを対応させます。A05は、会社案内、製品紹介、品質、問い合わせがすでにある設定です。次の表を一枚用意すれば、制作会社に変更箇所と確認者をまとめて伝えられます。
| 整理する項目 | A05の記入例と、ホームページへの反映 |
|---|---|
| 前工程 | お客様が設計・部品手配を行い、L05の部品とD05・改訂Aを支給。会社案内の工程図に「お客様の担当」と記載。営業が確認する。 |
| 自社担当 | A05が支給内容の照合、U05の組立、合意項目の検査、梱包・出荷を担当。会社案内の中央にまとめ、製造担当と品質担当が説明を確認する。 |
| 引渡物 | 組立済みU05が10台と検査記録R05。製品紹介ではユニットの写真、品質ページでは記録の説明を掲載。部品単品や装置一式の販売と区別する。 |
| 後工程 | お客様が装置へ組み込み、装置全体を確認。工程図の末尾に担当を明記。用途を示す装置の図にも、A05が担当するU05の位置を添える。 |
| 必要な機能 | 初回は説明文、工程図、写真説明、既存ページへのリンクを修正。問い合わせの自由記入欄を使い、新しい自動見積もりや部品管理は追加しない。 |
| 更新担当 | 営業が相談範囲、製造が組立範囲、品質が検査と記録を確認。Web担当が承認済みの内容を会社案内・製品紹介・品質へ反映する。 |
部品表や組立図は、担当範囲を確かめるための社内資料です。そのまま公開する資料とは分けます。ホームページに使うのは、公開できる言葉へ整えた工程図と写真です。実際のお客様の図面を加工して流用する前に、会社として公開できる内容を確かめます。
表の台数は、一件の説明に使う条件です。会社全体の最小受注数を10台と決める根拠にはなりません。一般の案内へ書く数量条件は営業が別に確認し、まだ一定の範囲を示せない場合は、希望数量を伺って回答する形にします。一件の工程図から、会社全体の条件まで広げすぎないようにします。
製品の用途と、自社が納めるものを写真でも分ける
A05の製品紹介に搬送装置の全体写真だけがあると、装置を購入できるページと受け取られるかもしれません。最初に見せるのは、自社が組み立てて納めるユニットです。「ローラーユニットの組立」と見出しを付け、その下へ、支給部品を組立図に沿ってまとめる仕事だと短く添えます。
装置全体は、ユニットの用途を説明するために後から見せます。公開できる装置図がある場合は、U05が使われる位置を示し、「装置への組込みはお客様が担当」と添えます。装置の全体像を出せない場合も、ユニットが何を支える部品のまとまりかを文章や簡略図で説明できます。

写真の準備は「完成写真をください」だけで頼まず、支給部品のまとまり、組立後のユニット、確認の場面に分けます。A05でいう完成はU05の組立完了です。撮影を担当する方にも、この境目が伝わる工程図を渡すと、装置全体を撮ることが必須だという行き違いを避けられます。
現在のページ名が「製品販売」で、実際には受託組立を紹介しているなら、説明文だけでなくページ名と入口の表示も見直します。「組立例」など仕事に合う名前に変え、トップのリンクや画像下の説明もそろえます。一方、自社商品の販売もある会社では、販売商品と受託組立を別の見出しで案内します。
検索結果に使うタイトルや説明文も同じ確認対象です。本文を受託組立の説明へ直しても、検索用の説明に「搬送装置の設計から販売まで」と残っていれば、最初の期待がずれてしまいます。ページの表題、検索用の説明、一覧に出る写真説明を、一緒に修正する項目として依頼表へ追記します。
図と文章の修正で始め、必要な機能は分けて相談する
まず会社案内に短い工程図を置き、「組立例」と「品質・検査」の既存ページへ進めるようにします。組立例には引渡物、品質には検査と提出記録の範囲を載せます。図だけに情報を閉じ込めず、近くの本文にも前工程、自社担当、引渡物、後工程を同じ順番で書きます。
問い合わせには「組み立てたいもの、部品支給の予定、図面の有無、希望数量を、分かる範囲でお知らせください」と案内できます。現在の自由記入欄で受け付けられ、営業が確認できるなら、まず説明の追加で進められます。U05の部品一覧を入力しないと相談できない画面にする必要はありません。
相談の種類が増え、担当の振り分けに支障が出るようなら、組立相談を選ぶ欄の追加を別に検討します。その際は、画面に項目を置くだけでなく、営業への通知や返信に選択内容が伝わるかまで含めて依頼します。案件別の部品在庫や製造進捗を管理する機能は、公開用の工程紹介とは別の制作範囲です。
Bämのコーポレートサイト制作の案内では、お話や資料からページ構成と文章を整え、更新機能などの作業量を確認する進め方をご案内しています。原稿が完成していなくても、今回の担当表と現在のページを基に相談できます。撮影や特別な機能が必要な場合は、その作業を分けて確認します。
自社の工程は整理できても、会社案内と製品紹介をどう直すか迷われたら、枚方市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。担当と引渡物を記した表、現在のページ、公開できる写真を基に、文章・構成・機能のどこを変えるか一緒に整理できます。
装置を頼みたい方と、組立を頼みたい方の両方で確認する
公開前は、会社案内を直接開き、図面と部品を用意して組立を相談する方として読みます。何を支給し、A05がどこを担当し、何が納品されるかが分かるでしょうか。次に、搬送装置一式を依頼したい方として読み直し、装置設計や全体の組込みを担当する会社と取り違えないか確認します。
品質ページへ直接来た方にも、R05がどの仕事の記録なのか分かるかを見ます。記録の説明だけを切り出して「装置の検査に対応」と読める状態なら、「組立ユニットの検査記録」と対象を補い、組立例へ戻れるリンクを置きます。別ページから読み始めても、依頼範囲が広がって見えないことを確かめます。
スマートフォンでは、横長の工程図を小さくしたときに「お客様」「A05」の担当名が読めるかを見ます。長い工程説明を大きな画像へ詰めるより、図は関係だけに絞り、詳細を本文で読めるようにします。会社案内から組立例へ進んだ後も、同じ担当範囲が分かることを確認します。

公開後、ある案件で部品の一部をA05が手配することになった場合も、その一件だけで「設計から部品調達まで一貫対応」と会社案内を変えません。営業と製造担当が、継続して相談を受けられる範囲を確認します。部品手配を追加できても、装置設計や組込み後の確認まで担当が変わったわけではないからです。
検査記録の提出方法が変わったときは、品質ページだけでなく、組立例の納品説明と会社案内の引渡物も確認します。Web担当だけで意味を判断せず、品質担当が承認した説明へそろえます。お客様とすでに合意した個別案件の提出条件は、ホームページを更新しただけで変更した扱いにしません。
依頼表を保管する際は、確認日と担当者、修正したページを残します。「組立を説明したい」という大きな依頼を、何を受け取り、何を渡すかという一件へ落とし込むことで、写真の選び方からページの変更まで、社内でも制作会社とも同じ内容を確かめられるようになります。
参考資料
- 枚方市「枚方市産業ガイドブック-にぎわいの枚方-が新しくなりました!」(案内ページ:2025年7月2日更新)
- Bäm「コーポレートサイト制作」