
海辺で季節限定の営業をしていると、昨年の写真を見て来店を考える方や、次の季節の予定を早めに知りたい方から問い合わせが届くことがあります。ホームページに営業時間だけが載っていると、今は店を開けているのか、休業中でも相談できるのかが分かりにくくなります。
営業する季節の範囲と、その期間の営業日をまとめ、期間外の案内も同じ場所に用意してみてください。「今、利用できるか」と「次に何を確認すればよいか」が分かるページにすると、来店の計画を立てやすくなります。
年を含む営業期間と、その間の営業日を一緒に示す
阪南市の西鳥取漁港内にあるぼうでのカキ小屋の公式営業案内では、2026年3月1日で今シーズンの営業を終えたことを冒頭に示しています。過去の営業日や利用案内が残っていても、まず今季の終了を確認できる掲載例です。これは同店の当該シーズンの情報で、次の営業日程を示すものではありません。
自店のページでは、「冬季営業」「土日営業」といった一言に加え、対象となる年と、営業を始める日・終える日を載せます。年をまたぐ営業なら、始まりと終わりの両方に年を入れます。その下に、期間中に営業する曜日と時間、決まっている休業日を置くと、訪れたい日を確かめやすくなります。
ここからは、冬の間だけ飲食営業する海辺の店の架空例です。週末を基本に営業し、次の冬の日程は準備が整ってから発表するお店とします。営業期間の欄と営業日の欄を分けると、「冬の期間中は毎日開いている」と読まれにくくなります。

カレンダーを載せる場合も、何年何月の予定かが分かる見出しを添えます。営業日を色で示すだけでなく、「営業」「休み」の凡例を置き、現在の月へすぐ進めるようにします。営業日が少なく、文章で十分に伝わるなら、無理に大きなカレンダーを設ける必要はありません。
天候などで当日の変更があり得る場合は、その案内をどこに出すかも決めます。店舗案内の営業日の近くから、最新のお知らせを読める形が候補です。海や周辺施設の利用期間と、自店の営業期間は別に確認し、お店で決めた予定を掲載します。
期間外に相談できることを、営業案内の近くに置く
季節の営業を終えたあとも、問い合わせ先が同じように使えるとは限りません。店の電話には出られないがメールは確認できる場合や、次の営業に向けた相談だけ受ける場合など、期間外の対応に合わせて案内します。
例のお店では、飲食営業を休んでいる間、次の冬の団体利用についてメールで相談を受けることにします。営業案内には、次のような文章を置けます。
今季の飲食営業は終了しました。期間外は、次の冬の団体利用についてメールでご相談いただけます。営業日程と予約受付の開始日は、決まり次第このページでお知らせします。
この文の近くには、実際に確認するメール窓口を置きます。返信までの目安も、期間外に担当者が確認できる頻度に合わせて添えましょう。営業中の「当日中に返信」という案内を残すより、休業中の対応に合う見通しを伝える方が、返事を待つ方にも親切です。
相談を受けることと、日付や席を予約できることは、掲載する言葉を分けます。日程がまだ決まっていない例のお店では、「団体利用について相談する」とし、確定した席を選ぶ予約ボタンは出しません。希望を伺ってから、営業日程が決まった時点で具体的な案内をする形です。
期間外の相談を受けられないお店なら、無理に窓口を開けておく必要はありません。「期間外はお問い合わせへの対応もお休みしています。次回の営業案内はこちらのページでお知らせします」と、実際の対応を伝えられます。窓口を残すかどうかを、ホームページの見た目だけで決めず、誰が確認するかから考えます。
次回が未定でも、今の状態を伝えられる
次の営業開始日が決まるまで、ページを更新できないわけではありません。今季が終了したこと、次回の日程は未定であること、今後の案内先が分かれば、現時点の案内として役立ちます。
昨年と同じ頃に営業するつもりでも、まだ日付が決まっていなければ、前年の開始日を次回予定として残さないようにします。見通しを伝えられる段階なら「冬の営業に向けて準備しています」とし、確定した日程とは分けて書けます。発表予定の時期まで決められる場合は、それを添えると再確認の目安になります。

再開日が決まったら、期間と営業日を現在の案内に切り替えます。予約を受ける店では、営業開始日と予約受付開始日が異なることもあるため、両方を示します。予約を受けない店なら、来店時の利用案内へ進めばよく、すべてのお店に受付開始日の欄が必要なわけではありません。
営業終了時のお知らせを残す場合も、いまの営業案内へのリンクを近くに置きます。前年のお知らせから読みに来た方が、そのまま次回の状態を確かめられるようにします。過去の写真をすべて削除するのではなく、どの季節の様子かを短く添えると、お店の雰囲気を伝える資料として使えます。
営業中と期間外の二つの表示を用意する
ホームページの制作や見直しを相談するときは、営業中の案内だけでなく、期間外に見せたい文章も用意します。今季の期間と営業日、休業中の相談対象、連絡方法、次回の告知先が分かれば、どの欄を入れ替えるかを具体的に話せます。
トップページには現在の営業状態を短く示し、詳しい日程と期間外の案内は店舗の営業ページにまとめる方法があります。メニューやアクセスのページにも、その営業案内への入口があると、最初に開くページが違っても確認できます。スマートフォンの電話や予約ボタンが、休業中も営業中と同じ説明になっていないかも見ておきましょう。
季節に一度、文章とリンクを切り替える程度なら、今ある更新欄で対応できる場合があります。日々の営業変更が多いなら、短いお知らせを営業案内に表示できる形を相談します。日付による自動切替を使う場合も、実際に営業を終えたか、再開できるかを確認する担当は決めておきます。
仕上げには、営業期間中の週末に訪れたい方と、期間外に次の冬の相談をしたい方の順でページをたどります。営業する日が読めるか、期間外に何を相談できるか、日程が未定のときにどこで次の知らせを確認できるか。この二つの場面で見ると、足りない文章やリンクを見つけやすくなります。
Bämでは、お話とお手元の資料から、ページ構成や原稿を整理する制作をご案内しています。季節が替わっても来店前の案内を分かりやすく保ちたい場合は、阪南市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。現在の営業ページをもとに、期間外にも使いやすい掲載内容を一緒に考えます。
参考資料
- 株式会社漁師鮮度:ぼうでのカキ小屋 営業案内(2026年3月1日の今季営業終了の掲載例)
- Bäm:コーポレートサイト制作(資料から構成・原稿を整理する制作範囲)
