ワインを選ぶとき、味わいや料理との相性に加えて、どんな人が造った一本なのかを楽しみにしている方もいます。販売ページでは、造り手の思いと、お店がそのワインを選んだ理由の両方を伝えられると、商品への理解が深まります。

そのために見直したいのが、ぶどうを育てた方、ワインを醸造した方、販売するお店を、具体的な主語で紹介することです。「私たちのワイン」「生産者のこだわり」といった言葉を、商品ごとの仕事と結び付けてみましょう。

羽曳野市でワインを販売している方へ、自社で造る商品と仕入れて紹介する商品がある場合も含めて、商品ページの文章と写真を整理する方法をご紹介します。

「生産者」を、どの仕事をしている方か分かる言葉にする

商品資料に「生産者」と書かれているときは、その名前がぶどうを育てる農園を指すのか、ワインを造るワイナリーを指すのかを確かめます。同じ事業者が両方を担う場合もあります。ページを読む方には、名前に加えて「ぶどうの栽培」「ワインの醸造」と仕事を添えると、背景が伝わります。

羽曳野市の飛鳥ワインは、ワイナリー紹介で、ぶどうの苗からワインの製造まで自社で一貫して行う考え方を説明しています。栽培と醸造を具体的な仕事として伝え、土地への思いにつなげている公開例です。飛鳥ワインのワイナリー紹介

こうした紹介を自社の商品ページへ生かすときは、今販売する一本の資料と照らし合わせます。ワイナリー全体の紹介文だけで済ませず、その商品の原料や醸造について、どこまで案内できるかを確認しましょう。畑の名前や栽培者が分かるなら、ワインとの関係が伝わる一文を添えられます。

たとえば、資料で確認できた内容を「ぶどうは○○農園が栽培し、△△ワイナリーが醸造しています」と書く方法です。栽培と醸造を同じ会社が行う商品なら、「自社の畑で育てたぶどうを、自社ワイナリーで醸造しています」とまとめられます。記載例の名前や工程は、実際の商品に合わせて置き換えます。

販売店が確認する資料には、販売中のボトルの表示、仕入先の商品案内、造り手から届いた説明などがあります。年によって内容が変わるワインでは、以前の年の資料をそのまま使わず、今扱う商品との対応を確かめてから紹介します。分からない部分は仕入先へ尋ね、確認できた説明から整えると進めやすくなります。

ぶどうと栽培、醸造タンクと醸造、瓶と販売を並べて三つの仕事を示す図
同じ事業者が栽培と醸造を担う場合も、仕事が分かる言葉で紹介します。

造り手の説明と、お店が選んだ理由を書き分ける

仕入れたワインを紹介するときも、お店自身の言葉を十分に生かせます。醸造の方法や畑の説明は造り手の情報として伝え、飲んで感じた特徴や、どのような場面に勧めたいかは販売店の言葉として添えます。

次は、あるワイナリーから仕入れた白ワインを、お店の方が試飲して紹介する架空の記載例です。

醸造元:△△ワイナリー
販売:当店
当店では、すっきりした飲み口を楽しめる一本として選びました。普段の食事に合わせるワインをお探しの方へご紹介しています。

実際には、試飲した方が確かめた味わいを使って書きます。造り手の資料をもとにした特徴なら、「ワイナリーでは、軽やかな味わいを特徴として紹介しています」のように、誰の説明かを示せます。仕入先の紹介文をそのまま「私たちは」と書き始めるより、造り手とお店、それぞれの良さを伝えやすくなります。

自社で醸造するワインには、栽培や仕込みで大切にしていることを自社の言葉で書けます。自社商品と仕入商品を同じ一覧へ載せる場合は、一覧の冒頭を「私たちが造るワイン」だけでまとめず、「自社のワインと、私たちが選んだワインをご紹介します」など、実際の品揃えが伝わる案内にします。

商品ごとに「自社醸造」「○○ワイナリーから選んだ一本」と短く添えるだけでも、一覧から違いを読み取れます。味や色で選びやすい現在の分類は生かしながら、造り手を知りたい方にも手がかりを渡しましょう。

お店の名前を入れたラベルには、関わった内容を添える

お店の名前や記念のデザインを入れたワインは、その企画自体が魅力になります。商品ページでは「オリジナル」の一言にまとめるより、何を企画したのかを伝えると、お客様が楽しめる背景になります。

飛鳥ワインの「マイラベル」では、同社の商品を選び、写真やデザインを送ってオリジナルラベルを作る方法が案内されています。ワインを選ぶことと、ラベルを用意することを分けて示した公開例です。飛鳥ワインのマイラベル案内

自社でラベルを企画して販売している商品の記載例なら、「当店がラベルを企画した記念ボトルです。ワインは△△ワイナリーが醸造しています」と書けます。商品情報には醸造元を、紹介文には図柄を選んだ理由や記念した出来事を載せると、それぞれの役割が自然につながります。

味わいの検討から関わった商品なら、その協力内容も確認したうえで紹介できます。「共同開発」「当店限定」といった言葉は、実際にどの部分で協力し、どこで販売している商品かに合わせて選びます。ラベルの写真と短い企画紹介があれば、そのお店ならではの一本として伝えられます。

商品ごとの情報と、共通の造り手紹介をつなぐ

醸造元の名前は、長い読み物を最後まで探さなくても分かる位置へ置きます。商品詳細の写真・特徴に続く情報欄に、商品名や容量と一緒に載せる方法があります。販売するお店の名前と、購入についての案内へ進めるリンクも、ページの中で見つけられるようにします。

同じワイナリーの商品をいくつも扱う場合は、歴史や土地への思いを共通の造り手紹介へまとめられます。各商品には、その一本の醸造元と確認済みの特徴を残し、「このワインの造り手を知る」から詳しい紹介へつなぎます。共通ページから、紹介したワインへ戻れる入口もあると選び続けやすくなります。

商品詳細には醸造元とその一本の特徴を置き、共通の造り手紹介へつなぐ画面構成図
商品詳細にも醸造元を残し、造り手紹介から商品へ戻れるようにつなぎます。

写真にも誰の場所や仕事かを添えます。醸造元から提供された畑や設備の写真なら、許可された使い方に沿って「○○ワイナリーの醸造風景」などと紹介します。販売店の棚や接客の写真は、お店の品揃えや選ぶ楽しさを伝える場所へ置きましょう。

ぶどう畑の写真をその商品に使う場合は、そのワインとの関係を確認します。造り手全体の紹介に適した写真と、その一本の原料となった畑の写真を使い分けることで、写真が語る内容と本文を揃えられます。画像の小さな文字だけに名前を任せず、写真の近くに読み取れる説明を添えるのが実用的です。

代表する商品を見ながら、直す箇所を相談する

見直しは、自社のワイン、仕入れたワイン、独自ラベルの商品など、実際に扱っている種類から代表するページを選んで始めます。それぞれを開き、造り手の名前、お店が関わった内容、写真の説明を続けて読んでみましょう。

情報は揃っているのに「当社」の指す相手が混ざっているなら、紹介文の主語を整える作業が中心です。醸造元が写真のラベルにしか写っていないなら、商品情報欄へ文字で追記します。同じ長い歴史を何商品にも載せているなら、共通の造り手紹介へまとめる構成が候補になります。

制作会社へは、現在の商品ページと、今販売している商品の資料、掲載に使える造り手の写真を見せると相談しやすくなります。商品数が多く、醸造元を繰り返し入力している場合には、共通情報をまとめて更新できるようにするかも相談できます。まずは文章と配置の整理で、どこまで読みやすくなるかを確かめましょう。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品の違いや写真・説明文の役割を整理し、一覧と商品詳細へ載せる内容を考えます。造り手とお店の魅力がそれぞれ伝わる構成をお考えの方は、羽曳野市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。手元の資料を生かしながら、どの紹介をどこへ置くか、一緒に整理できます。

参考資料

資料確認日:2026年9月10日