いちじくやぶどうなど、旬の農産物を使ったジャムやソースを紹介するとき、収穫の様子は商品の魅力を伝える大切な材料になります。一方で、収穫が終わったあとにページを読んだ方が、「この商品は今も買えるのかな」と迷うこともあります。
加工品のページでは、原料が採れる季節と、商品を販売する期間を別々に伝え、現在の購入案内を見つけやすくすることが大切です。原料の物語を残しながら、今の商品を選べるページに整えましょう。
羽曳野市で農産加工品のブランドを育てている方へ、いちじくのジャムを例に、説明文と写真の置き方、収穫終了後の案内を考えます。
原料の旬と、加工品を買える時期を分ける
羽曳野市のハッピーファームは、旬の実りを四季を通じて楽しんでもらうという思いで、ジャムブランドを紹介しています。同じ農園の生のいちじくの案内では、限られた旬の果実を、収穫した日に発送・販売することが説明されています。生の果実と加工品で、伝えている楽しみ方や時間の捉え方が異なる例です。
ハッピーファーム「幸せ印のジャム」/「しあわせ無花果」の紹介
ここからは、収穫期のいちじくをジャムに加工し、生の果実の収穫が終わった後も販売する、架空のブランドを例にします。お客様へ伝えたいのは、「いちじくが実る時期」と「このジャムを購入できる時期」の二つです。
原料の説明には、どこで育てた果実を使い、どんな特徴を生かしているかを載せます。商品としての案内には、販売する期間、今の受付状況、購入できる場所を載せます。同じページで扱っても、それぞれに見出しを付けると、何についての時期かが分かります。
この例なら、「原料のいちじくは収穫期に採れたものを使用しています」という紹介と、「ジャムは現在販売しています」という案内を分けられます。「旬のいちじくを販売中」という一文だけにまとめると、生の果実が届くのか、ジャムを案内しているのかが読み取りにくくなります。

加工品の販売も、実際に用意できる量や製造の予定によって変わります。通年で扱う商品であっても、一時的に品切れになることはあるでしょう。ブランドとして通年で扱う方針と、今日注文できる状態を分けて示すと、現在の案内を伝えやすくなります。
商品の写真の近くで「今買えるか」を伝える
商品ページを開いた方が最初に確かめたいのは、紹介されているジャムが現在購入できるかどうかです。瓶の写真と商品名の近くに、販売状況と購入先を置きます。原料の畑や収穫の詳しい話は、その下でゆっくり読めるまとまりにすると、買い物と読み物の両方を活かせます。
たとえば、同じページを次のように分けて掲載できます。実際の販売状態を確認したうえで使う、短い案内の例です。
- 商品名・瓶の写真の近く:いちじくジャムは販売中です。内容量やお届けについては、購入ページでご確認いただけます。
- 原料を紹介する部分:いちじくの収穫期に採れた果実を、ジャムに仕立てています。生の果実の収穫が終わったあとも、加工品としてお楽しみいただけます。
購入ページが外部のオンラインショップにある場合は、「ジャムの購入ページへ」と行き先を具体的に書きます。生の果実とジャムを両方扱うショップなら、可能な範囲で該当するジャムの商品ページへ直接案内します。果実の一覧に着いてから、もう一度探していただく手間を減らせます。

販売期間が決まっている商品では、期間の近くに対象の商品名も添えます。「秋まで」という写真内の文字だけで案内すると、収穫の季節なのか、注文できる期限なのかが伝わりにくいためです。変更する可能性がある日付は、画像へ焼き込まず、ページ上の文字として置くと直しやすくなります。
収穫写真には、「原料のいちじくを収穫する様子」など、写っている内容を短く添えます。過去の写真に「本日収穫」と書いたままにするより、原料を知る写真として役割を定めると、季節を越えて使いやすくなります。その年の収穫情報を紹介したい場合は、年や日付を付けた農園のお知らせへ案内する方法もあります。
収穫が終わったときは、案内の対象を具体的にする
農園のお知らせを更新するときは、「今季終了」の対象を明記しましょう。生のいちじくの収穫と直売が終わり、ジャムは引き続き販売しているなら、次のように伝えられます。
生のいちじくの今季の直売は終了しました。いちじくジャムは引き続き販売しています。商品の内容と現在の販売状況は、ジャムのページをご覧ください。
生の果実を探していた方にも、加工品に関心のある方にも、次に見る場所が伝わります。トップページに収穫終了のお知らせを大きく出す場合も、ジャムの入口がその下に埋もれないか確認します。「農園の販売はすべて終了した」という印象にならないよう、販売を続けている商品を近くに案内します。
反対に、ジャムも売り切れた場合は、ジャムの販売状況を更新します。次回の製造や販売時期が決まっていれば、その予定を案内できます。未定なら「次回の販売については、決まり次第このページでお知らせします」とするなど、確かめられる内容で伝えましょう。原料の収穫開始日を、そのままジャムの販売再開日にする必要はありません。
商品ページに原料の収穫年や加工した時期を載せている場合は、いま販売する商品の資料と対応しているかも確かめます。「今年のいちじく」という紹介を翌年まで残すより、確認できる年を明記したり、商品に共通する原料の説明へ整えたりする方が、案内を保ちやすくなります。
また、販売する期間と、購入後の保存方法や期限の案内は別に確認します。長い期間販売する商品でも、一瓶ごとの期限は商品資料に基づいて案内します。収穫期や販売期間から、保存できる日数を推測して書くことは避けましょう。
今あるページの文章と配置から見直す
見直しは、現在の商品ページにある季節の言葉を拾うところから始められます。「旬」「収穫中」「今季終了」「販売中」が、原料、生の果実、加工品のどれを指しているかを読み直します。曖昧な箇所へ商品名を添え、現在の購入案内と離れている部分を近づけます。
瓶の写真、販売状況、購入先を同じまとまりへ移せるなら、ページの文章と配置の修正で対応できる場合があります。収穫の紹介と商品情報が一枚の画像になっている場合は、写真は活かし、変わる案内を文字として編集できる形にすることを相談します。
複数の味を扱うブランドなら、一つの味の売り切れをジャム全体の終了として表示していないかも見ておきます。味ごとの販売状態は各商品ページへまとめ、ブランド紹介からそれぞれへ進めるようにすると、同じ文章を何か所も書き直す負担を抑えられます。
制作会社へは、現在の商品ページ、収穫終了時に出すお知らせ、購入先のページを一緒に見せます。「原料の季節感は残しながら、収穫後も買えるジャムを見つけやすくしたい」と伝えると、直す目的を共有できます。商品の写真と紹介文を活かしながら、季節の変わり目に直す箇所を整理していきましょう。
Bämでは、ページの順番、文章、写真の見せ方を一緒に整理します。Bämのホームページ制作では、掲載する内容が固まる前からご相談いただけます。
原料の魅力と現在の販売案内を両立するページへ整えたい方は、羽曳野市のホームページ制作・改善のご案内もご覧ください。季節の変わり目に使うお知らせを手がかりに、写真と文章のどこを整えるか考えていきましょう。
参考資料
資料確認日:2026年9月10日